バッハ:フーガの技法 | |
ムジカ・アンティクヮ・ケルン,ラインハルト・ゲーベル,バッハ | |
ユニバーサル ミュージック |
古楽というものの強度というか自由度を強烈に意識したのがこの盤なのですが、
(入手したのはこれとは違うジャケットでした。)
抑揚が派手で、ビブラートのない弦の和音の響きも強烈で、
いわゆるクラシックの演奏とはまるで違う響き(に当時は思えた)。
なんというか大変変わったものを聴いたという高揚感でしびれちゃったのだと思います。
こういう演奏や解釈は今はもしかしたらエキセントリックなのかもしれないですが、
(いやそうでもないか?)
ある面では現在の古楽勢の隆盛へ大きな弾みをつけた人たちだったのかも。
弦楽だけでなく、チェンバロによる演奏もありと、
なかなか面白いのであります。
フーガの技法は基本的には4声譜でありまして、
ピアノというか2手用に編集した楽譜が当時はなかなか見つからず、
ヘンレ版をやっと入手したのを記憶しています。
Bach: The Art of Fugue, BWV 1080 (Musica Antiqua Köln)
ところでこの↑動画の楽譜はなんといいますか、
非常に古楽的ではない楽譜ですね(笑)