不思議惑星キン・ザ・ザ≪デジタル・リマスター版≫ [Blu-ray] | |
クリエーター情報なし | |
キングレコード |
不思議惑星キン・ザ・ザKIN-DZA-DZA
1986ソ連
監督:ゲオルギー・ダネリア
話題のコレをようやく見ました。
これも面白いねえ^^
宣伝的にはユルいの強調な感じですけど、
結構プロットがしっかりしたSFよね。
冒頭のトリップに至るところはすごい感動したw
きた!これよ
前半はキン・ザ・ザ星雲の惑星プリュク星の不思議感を堪能する
ユルいファーストコンタクトものの風情があり、
異文化との出会いのぎこちない感じが楽しいし、
不思議なことがたくさん起きる。
後半は脱出〜振り出しに戻る的なループが始まり、
いよいよ脚本がノッテくる。
ループを積み重ねたのちに、最後に全体が大団円的な構造になってることがわかるのが
ホント素敵。
*****
人種差別とか階級社会とか
そういうものを外から見ると実に滑稽なんだというのは、
こういうシンプルな物語でも十分に表現出来るよね。
そういう社会のしきたりにどっぷり浸かっちゃう人たちは
こういうのを見て考えることはないのかしらと思うけど、
内部ではどっぷり浸かるというのが社会の成立ということなんだろうな。。
ここに出てくるおじさんとバイオリン弾きは
そういう社会の掟を飄々と乗り越えて、
根本原理にヒューマニズムを据えて行動するのが楽しい。
ヒューマニズムというのは適切かどうかわからないけど、
ひどい目に遭いつつも見捨てることはないということ。
ひょっと出てきた
「幸せかどうかは本人に聞いてみないと」
っていうセリフが基本思想かも。。
****
ということもあるけど
細部のチープな感じがほんとツボ!みたいなのが楽しすぎ。
あの宇宙船というか飛行機械?のボロい感じとか
無駄に機械部分が露出していてウニョウニョ動いてるとか
偉そうな警察みたいなエツィロップ?が持っている
安っぽいけど破壊力(切断力?)のあるヘンテコな武器とか
(破壊力の割に現象が地味w)
デタラメな歌を演ったらすごいウケるとかw
なんか知らんが空間の音響をコントロールする技術があるらしいとかw
なにあの「伴奏器」って(大笑)
。。。。。とかもういろいろ
昨年リマスター版でリバイバル上映したので
公式サイトがありますね。