![]() | ブラームス:ピアノ協奏曲第1番&第2番 |
グリモー(エレーヌ) | |
ユニバーサル ミュージック クラシック |
こいつをよく聴いています。
女性がこの曲を弾くのを聴くのはワタシは始めてかもしれません。
よく考えられたピアノという印象です。
緩急も強弱もよくコントロールされているし、その抑揚も合理的というか
なるほどーと感じさせるものがありますですね。
一方でほとんど破綻のない録音なので、
オケもピアノもぎりぎりのところでこぼれでるような迫力というのはないのですね。
まあそういうものがなくても十分に曲を楽しめる演奏だし
なんだかそういうところが現代的なんだろうなという感じがします。
これまで聴いていたもの(例えばポリーニのやつとか)では大概がつんと叩いていたような箇所が
ここではやわらかく弾かれていたり
オケも普通はフォルテのまま突っ込むようなところですっと落としていたり、
工夫が凝らされていて面白いです。(特に第2番のほう)
ちなみに第1番はライブ録音でオケはバイエルン放送交響楽団
第2番はセッション録音でオケはウィーンフィル
指揮はネルソンス。