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文明史観の対立=原発ゼロVS原発推進の構図により滋賀県知事選挙で決戦、民主党の三日月大造が勢力拡大

2014年07月09日 02時13分28秒 | 政治
◆日本の中央、地方政界は、新しい大勢力と既存の大勢力(旧勢力)の対立軸が、くっきりしてきている。対立は、大きく分けて、次の「3本柱」である。
□世界統治観の対立=国連中心の平和と秩序維持派(国連平和維持軍)VS米英の多国籍派(多国籍軍)
□文明史観の対立=原発ゼロVS原発推進
□生活観の対立=国民の生活が第一VS企業利益優先
 このうち、世界統治観の対立軸は、「集団的自衛権行使容認・憲法解釈変更」の閣議決定を安倍晋三首相が強引に行った。だが、この結果、「集団的自衛権行使の意味がよくわからない」という国民有権者が、全体の40%以上もいることがわかった。つまり、賛成派、反対派が20%台でとっこいどっこいの状況で、本当の闘いがいま始まったばかりということである。それどころか、安倍晋三内閣の支持率が、50%台から40%台に下落しており、「集団的自衛権行使容認・憲法解釈変更」の閣議決定が、政権を脅かしつつあることを示している。国連中心の平和と秩序維持派(国連平和維持軍)VS米英の多国籍派(多国籍軍)の構図での対決は、これからが本番ということだ。
◆文明史観の対立=原発ゼロVS原発推進では、「原発ゼロ」を掲げている小泉純一郎首相が7月7日、東京都内で講演し、日本のエネルギー政策の中枢を成している原発再稼働について「原発推進の論理は完全に破綻している」と力説し、安倍晋三首相が「原子力規制委員会で安全が確認された原発は運転再開を決定する」との方針を示していることを改めて厳しく批判しており、対立構図がさらに鮮明になっている。つまり、「原発ゼロ派」が徐々に勢力を拡大しているということである。
◆安倍晋三首相が、最も気にしているのが、「卒原発」を標榜してきた嘉田由紀子知事の任期満了に伴う滋賀県知事選挙(6月26日告示、7月13日投開票)だ。嘉田由紀子知事が、後釜に民主党の三日月大造前衆院議員を指名、無所属で立候補しているが、実態は、言うまでもなく、「非自民」である。民主党も三日月大造候補を全面応援している。
 対する自民党は、滋賀県出身の元経済産業省官僚の小鑓(こやり)隆史候補を擁立している。石破茂幹事長や河村建夫選対委員長が4月に早々と現地入りして、懸命に態勢固めして、小鑓隆史候補優勢が伝えられてきた。ところが、「集団的自衛権行使容認・憲法解釈変更」の閣議決定(7月1日)を境に形勢が逆転、三日月大造候補が一歩リードしてきたという。この情報を聞いた安倍晋三首相が、急遽、高村正彦副総裁を呼び、「どうなっているんだ」と声を荒げたという。石破茂幹事長は7月9日の記者会見で、滋賀県知事選を、「態勢を早急に整え、勝たなければならない」と気合を入れたという。2014年内には、沖縄県と福島県の知事選があり、滋賀県知事選ともども「最重点」に挙げている。
 滋賀県は、「水瓶」である琵琶湖が原発銀座と言われる京都府と福井県にまたがる若狭湾と至近距離にあるので、原発事故が起きれば、琵琶湖が放射能汚染されて、大被害を受けるだけに、「原発ゼロ」に理解を示す県民が増えてきている。こうした状況下、東京から小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」の声が聞こえてきたので、三日月大造候補を支援している民主党は、力強い援軍を得た気分で、勢いを増している。
◆【参考引用】NHKNEWSWebが7月7日午後5時38分、「小泉元首相 原発再稼働方針を重ねて批判」というタイトルで以下のように配信した。
 小泉元総理大臣は東京都内で講演し、今後のエネルギー政策に関連して「原発推進の論理は完全に破綻している」と述べ、原子力規制委員会で安全が確認された原発は運転再開を決定するという政府の方針を重ねて批判しました。この中で小泉元総理大臣は今後のエネルギー政策に関連して、「原発は安全ではないし、コストも一番高いうえ避難路の確保やテロ対策も不十分で、推進の論理は完全に破綻している」と述べました。そのうえで小泉氏は「政府は、『世界一厳しい安全基準だから再稼働する』と言うが、再稼働できるはずがない」と述べ、原子力規制委員会で安全が確認された原発は、運転再開を決定するという政府の方針を重ねて批判しました。また小泉氏は、原発から発生する高レベル放射性廃棄物の最終処分場について、「『原発を再稼働して核のゴミが出るから処分場をつくってくれ』と言っても無理だ。『原発をゼロにするからなんとか協力してくれ』ということにしなければ住民は協力しない」と指摘しました。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」

安倍晋三首相がオーストラリアのアボット首相と潜水艦共同研究、ヘリ空母、ハープなど配備し軍事大国へ


◆〔特別情報①〕
安倍晋三首相が7月8日、日本の首相として初めてオーストラリア議会で演説した。日本の首相による豪州公式訪問は2002年以来初めて。演説のなかで、「日本と豪州が歴史の試練に耐えた信頼関係を安全保障分野での協力に生かしていくことになる」と力説し安全保障分野に拡大する両国の「特別な関係」の始まりであるとの認識を示した。アボット首相との首脳会談では、防衛装備品や技術の移転に関する協定に調印した。安倍晋三首相のオーストラリア訪問の最大の目的は、「潜水艦の共同研究」にある。言い換えれば、潜水艦技術の移転である。なぜ、オーストラリアが日本の潜水艦技術を欲しがっているのか?

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