中国外交に強い小沢一郎元代表が、次期総選挙に向けて全国行脚、離党に備えて「同志」の数を票読み

2010年09月29日 23時28分47秒 | 政治
◆「対中外交 小沢氏乗り出すべきだ」の見出し。朝日新聞が9月29日付け朝刊政治面(4面)の「縦横無尽 中」欄で、森喜朗元首相とのインタビュー記事(聞き手・西山公隆記者)を掲載している。
 「小泉首相時代、靖国参拝に反発する中国との関係修復にどう動いたのですか」との質問に、森元首相は、こう答えている。
 「野中広務さん、野田毅さん、加藤紘一さんら中国首脳に太いパイプを持つ議員が動いた。官僚OBのもよい助言をくれた。当時の福田康夫官房長官にも頻繁に連絡し、必ず最後にどう収めるかを考えた。民主党の小沢一郎元代表は約140人の議員を連れて訪中し、胡錦濤国家主席と会談するなど中国との関係は深いはず。外交に『脱小沢』はない。小沢さんが乗り出すべきだ」
 確かに、森元首相の言うとおりである。だが、朝日新聞の社説がさんざん、「もう小沢一郎元代表の時代ではない」などとコケにし、9月25日の社説で「何より民主党政権に欠けているのは事態がこじれる前に率直な意思疎通ができるような政治家同士のパイプ。急いで構築しなければならない」と書いている。この立場で、論説委員が、いまさら「小沢さんが乗り出すべきだ」とは論じられないであろう。辻褄が合わなくなるからである。
◆しかし、朝日新聞が28日の朝刊1面トップ記事のなかで、「仙谷氏は最近、知人にこう漏らしていた。『民主党に中国とのパイプがないんだ』」と記述しているように、菅政権の外交オンチぶりをあぶり出している。いまさら何を抜かしているのかと呆れ果ててしまう。
仙谷官房長官の政治家修行ががいかに足りないかを如実に示している。暴力団や総会屋専門の弁護士風情に外交がわかろうはずはないのである。
 と考えると、森元首相とのインタビュー記事は、朝日新聞が社説で「小沢さんが乗り出すべきだ」と大きく舵を切るための伏線なのであろうかと勘ぐりたくなる。この手の宗旨替えは創刊以来、大衆迎合どころか大衆誘導が得意な朝日新聞のまさに「十八番中の十八番」であるから用心して読まなくてはならない。
◆民主党内は、菅直人・仙谷由人の「半分与党」(衆参206人)と小沢一郎の「与党内野党」(200人)の二大政党が存在しているのは、国民周知である。これに「完全野党」の自民党と合わせて三大政党政治という「三つ巴」のややこしい姿になっている。
 国会一帯は、「永田町動物園」と言われるくらい、種々雑多な動物がウヨウヨしている。狐や狸、カワウソにカラス(別名・はぐれ烏ともいう)、得体の知れない「鵺(ヌエ)」までいる。最も多いのが、蝙蝠だ。
 その代表的集団が、少数野党の公明党である。元々からして、左右の両方にくっつきやすい性質を持つ、いわば「蝙蝠政党」で、常に勝ち馬を狙う無節操政党だ。かつて、「社公民」「自公民」「自公民」などという組み合わせがあったのが、その何よりの証拠である。 いまの公明党は「太田昭宏・山口那津男(中間派)・市川雄一」の3大派閥で構成、蝙蝠中の蝙蝠が、自民党ね離れして、菅・仙谷の「半分与党」との「部分連合を模索」しているという。読売新聞が9月29日付け朝刊1面トップで報じた。衆参ねじれ国会で、参院民主党が、過半数(122議席)に16議席不足しているので、公明党との連合が成り立てば、参院公明党19議席が加わり、過半数を確保できるというわけである。だが、それでも菅・仙谷の「半分与党」は、安心できない。小沢一郎の「与党内野党」がどう動くか予断を許さないからである。
◆その小沢一郎元代表は、次期総選挙が近いと予測して、代表選で支持してくれた新人国会議員主催のパーティに出席し、激励するため全国津々浦々を精力的に回っている。新人は選挙基盤が弱く、「小泉チルドレン」がほぼ全滅した実例を念頭に置いて、早々とテコ入れしているのである。新人の3分の1が、代表選で菅支持に走ってしまっているため、その穴埋めに必要な候補者の発掘にも力を入れている。
 これは、民主党離党計画を大前提にしているからである。その準備中として、「何人がついて来てくれるか」と同志の数について、「票読み」を進めている。また、他の野党との連合工作も行っているのだが、「新党改革の舛添要一代表が裏切る」という情報もある。
 新党改革は、参院選挙で惨敗したというのに、舛添要一という政治家は、どこまで行っても、「政局オンチ」のようである。小沢一郎元代表がいま見計らっているのは、当然のことながら、「離党のタイミング」という。


本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
創価学会の池田大作名誉会長「死亡説」フリーメーソン情報ではすでに定説

◆創価学会(本部・東京都新宿区信濃町32、原田稔会長、正木正明理事長、会員数・827万世帯)の池田大作名誉会長の姿や肉声が、このところ、パッタリ消えて、聞こえなくなって久しい。実は、フリーメーソンのなかでは、「池田大作名誉会長は、すでに死亡している」と言うのが、定説になっているという。
確かに池田大作名誉会長は2008年5月8日に来日した中国の胡錦濤国家主席と東京・紀尾井町のホテルニューオータニで面会したという報道が写真つきで行われた後は、姿を見せていないという。この写真について「影武者」「ダミー」説があり、むしろ、「死亡説」を力づけている。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)

こちらも連載↓
「小沢一郎という男の野望」1992年初版 板垣英憲著 NO.13(第三章 受け継がれた政治家の血)
四王天延孝陸軍中将の名著「猶太思想及運動」~板垣英憲が解説~No.12

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「小沢一郎という男の野望」1992年初版 板垣英憲著 NO.13(第3章 受け継がれた政治家の血)

2010年09月29日 22時51分58秒 | 小沢一郎「15年戦争」
目次

前回
小沢一郎という男の野望」板垣英憲著 NO.13

第三章 受け継がれた政治家の血
父の遺を継ぐ

「敬天愛人」
「至誠通天」
 小沢の好きな言葉である。政治家になる前からこの言葉を座右の銘にしている。いずれも、明治維新の功労者である西郷隆盛が好んだ言葉だ。
「人を愛し、誠意を尽くす。とくに誠意は、政治の世界だけでなく、人生全般に通じる人の道」
 と小沢は心得ている。ライバルである橋本龍太郎が、「政治は弱者のためにある」
 と説いた亡父の政治信条を座右の銘として守り続けているのに対比すると、両者の政治姿勢の違いが、より鮮明になる。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)

昨日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*本日分は後ほどエントリーいたします。
断末魔の北朝鮮、金正日急死で金王朝崩壊、内戦勃発でハゲタカ米国、中国、ロシア3国が、北朝鮮を貪り食う

◆東アジアに対する世界の最大の関心事は、断末魔の最高指導者・金正日総書記(軍事委員会委員長)と第2金王朝の命運についてである。金正日総書記の最期の時が確実に迫っていると感じているからである。 従って、「北朝鮮崩壊のシュミレーション」について、これまで以下のような以下のような「八つのシナリオ」が想定されている。
 ①金正日突然死(暗殺型)-糖尿病=高級メロンの食いすぎから不摂生・不健康が高じて、ひどい糖尿病に悩まされ、脳梗塞になり、さらにこれが再発の危険に苛まれており、そのドサクサに紛れて毒殺。
 ②金正日公開処刑(ルーマニア型)-軍の裏切り。反乱。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)

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