◆「『日本一』」をめざす 本物の県政改革、ここにあり」「地方財政『黒字化』のカギが満載!!」「全職員をその気にさせる凄い人間力!」などの見出しが躍るチラシが、出版社「日新報道」から届けられた。書店用と一般読者用の2種類で、いずれも「これが上田流県政改革だ―数字に学び、数字を超える」「埼玉初発!日本の政治を動かす」(著者・板垣英憲)というタイトルがついて大きな表紙が掲載されている。
この著書の主人公は、埼玉県の上田清司知事である。8月9日告示・26日投開票の埼玉県知事選挙に向けて、今週中に立候補を表明する予定という。東京都内や埼玉県内の書店では、宮崎県の東国原英夫知事の著書と並んで、「これが上田流県政改革だ―数字に学び、数字を超える」が平積みされたり、表紙をこちらに向けて書棚に立てかけてあったりしている。テレビでもてはやされている東国原知事の派手さに比べて、上田知事は「地味」ではあるが、本の表紙を飾る上半身の写真は、明るさに富み、上田知事の笑顔が、東国原知事に勝っている。
◆上田知事には最近、いくつかの朗報が伝えられている。その一つが、埼玉県出資の第3セクター「埼玉高速鉄道(SR)」の2006年度の償却前黒字が、約2億700万円となる見通しとなったという知らせである。地方競馬の「浦和競馬」も赤字続きで、一時は「廃業」の危機に陥っていたが、このところ好調で黒字化してきているという。埼玉新都心にある「埼玉アリーナ」もようやく軌道に乗り、やはり黒字化しつつあるそうである。
これらの事業は、土屋義彦前知事は、経営不振をかこち、「土屋知事の失政」と厳しく批判された事業だった。それを「黒字化」させた上田知事の手腕は、賞賛すべき功績である。
◆5月2日に上田知事と面会したとき、知事はこの黒字化について話し、「県財政が黒字化すると、その分、国からの地方交付金を減額されるが、地方交付金がなくても、東京都のように自前で財政を賄えるようにしたい」と抱負を語っていた。
北海道夕張市の悪例を見るまでもなく、財政ピンチの自治体は、少なくない。東国原知事の宮崎県もやはり「1兆円」に迫る借金を抱えて、すでに「破産寸前」である。いつまでも「焼石に水」のような「観光チンドン屋」で「財政改革」に取り組んでいるフリをしている場合ではない。
◆これに比べれば、埼玉県の上田知事の「財政改革」は、「本物」であり、「黒字化」は、まさに快挙である。上田知事から「埼玉県財政黒字化の秘密」をじっくり取材して、これをテーマにして、新著を物にしようと考えている。財政ピンチの自治体に「再建の処方箋」を提供できるはずである。

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この著書の主人公は、埼玉県の上田清司知事である。8月9日告示・26日投開票の埼玉県知事選挙に向けて、今週中に立候補を表明する予定という。東京都内や埼玉県内の書店では、宮崎県の東国原英夫知事の著書と並んで、「これが上田流県政改革だ―数字に学び、数字を超える」が平積みされたり、表紙をこちらに向けて書棚に立てかけてあったりしている。テレビでもてはやされている東国原知事の派手さに比べて、上田知事は「地味」ではあるが、本の表紙を飾る上半身の写真は、明るさに富み、上田知事の笑顔が、東国原知事に勝っている。
◆上田知事には最近、いくつかの朗報が伝えられている。その一つが、埼玉県出資の第3セクター「埼玉高速鉄道(SR)」の2006年度の償却前黒字が、約2億700万円となる見通しとなったという知らせである。地方競馬の「浦和競馬」も赤字続きで、一時は「廃業」の危機に陥っていたが、このところ好調で黒字化してきているという。埼玉新都心にある「埼玉アリーナ」もようやく軌道に乗り、やはり黒字化しつつあるそうである。
これらの事業は、土屋義彦前知事は、経営不振をかこち、「土屋知事の失政」と厳しく批判された事業だった。それを「黒字化」させた上田知事の手腕は、賞賛すべき功績である。
◆5月2日に上田知事と面会したとき、知事はこの黒字化について話し、「県財政が黒字化すると、その分、国からの地方交付金を減額されるが、地方交付金がなくても、東京都のように自前で財政を賄えるようにしたい」と抱負を語っていた。
北海道夕張市の悪例を見るまでもなく、財政ピンチの自治体は、少なくない。東国原知事の宮崎県もやはり「1兆円」に迫る借金を抱えて、すでに「破産寸前」である。いつまでも「焼石に水」のような「観光チンドン屋」で「財政改革」に取り組んでいるフリをしている場合ではない。
◆これに比べれば、埼玉県の上田知事の「財政改革」は、「本物」であり、「黒字化」は、まさに快挙である。上田知事から「埼玉県財政黒字化の秘密」をじっくり取材して、これをテーマにして、新著を物にしようと考えている。財政ピンチの自治体に「再建の処方箋」を提供できるはずである。

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