一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

990  夕立の雨宿りまづ二人出づ

2013年08月01日 | 

 「雨宿り」とは、「傘がない」のに雨が降ってきて、他人の家の軒下を借りて雨が止むのを待つこと。決して、宿屋に泊ることでも、ある地域に雨が居座っている訳でもない。

 天気予報が一日晴れであれば、大概の人は傘は持たずに出掛ける。地下鉄の駅を出たら、かなりの雨が降っている。さて、近くに傘を売る店はないし、出れば濡れるし、まあしばらく止むのを待つとするか。

 そんな時、悠然と傘をさして出て行く人を見たら、自分を恥じるだろう。それ以上に、傘がないのに平然と濡れてゆく若いカップルを見たら、羨望より嫉妬を感じるかもしれない。

さだまさしの「雨宿り」と井上陽水の「傘がない」随分雰囲気が違いますね。クリックして聞いてみて下さい。

カサブランカ

コメント (2)
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