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漢字の音符

漢字の字形には発音を表す部分が含まれています。それが漢字音符です。漢字音符および漢字に関する本を取り上げます。

  漢字音符学習会

2014年10月15日 | 漢字の音符
漢字は究極の絵文字
 このブログを始めて1年10カ月経ちました。掲載した音符も600字を超え、収録漢字の総数は3000字を超えました。目標の4000字まであと一歩です。4000字というのは、日常生活で目にしたり使用する漢字が約4000字だからです。このブログを見ていただく方も少しづつ増えてきて嬉しく思っております。

 私は事あるごとに高校や大学の同級生、趣味の会であう人に、このブログを宣伝するのですが、彼らの反応は、「よくわからん」というのが一番多く、次に「古い漢字から説明してるんですね」というもの。これは、いきなり古代文字が出てくるので、とっつきにくいという事を婉曲に言ったもの。「すばらしい」と言ってくれるのは、ごく一部の人だけです。

 「よくわからん」は別にして、「古い漢字から入るので、とっつきにくい」という意見は、理解できます。しかし、私は「漢字は究極の絵文字」と考えていますので、古代文字から入らざるを得ないのです。けれども、いきなり古代文字を見せられた人は、下に説明が書いてあるとはいえ、分かりにくい文字は多いと思います。それに、手(又)や足(止)といった字はしょっちゅう出てくるので、説明を省略していますから、なおさらです。

 そこで、音符になっている漢字の古代文字(甲骨文・金文・篆文)を中心に解説し、そこから導かれる音符イメージを説明させていただく「漢字音符学習会」を企画しました。会場は私の家のすぐ近くにある市立の施設の小さな会議室です。土曜日の午前が空いている時が多いので、当面、月1回で1月までの3回を確保しました。

 ここで、音符を、「自然」「動物」「植物」「人」などの分野ごとにまとめたテキストを使って説明させていただきます。受講料は無料ですが、テキスト代(300円)のみいただきます。興味のある方はお越しください。

会 場
茨木市市民総合センター(クリエイトセンター) 会議室 201号室
 場所 大阪府茨木市駅前4丁目6-16   

開催日 (月1回)
第1回  2014年11月22日(土) 午前10時~12時
第2回  2014年12月13日(土) 午前10時~12時   
第3回  2015年 1月24日(土) 午前10時~12時
   
費 用   無 料。 ただし、テキスト代300円必要です。
      テキストは各冊、30P前後です。

問合せ先   漢字音符学習会   石沢誠司
   567-0888大阪府茨木市駅前1丁目5-8
    電話 072-627-0271
    メール seijiishizawa@yahoo.co.jp

※漢字音符学習会は、以上の3回で終了しました。


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音符 「恵ケイ」 <めぐむ> と 「穂スイ」

2014年10月15日 | 漢字の音符
[惠] ケイ・エ・めぐむ  心部

解字 金文から旧字まで「心(こころ)+叀セン(紡錘車)」の会意。叀センは糸をつむぐ道具で円盤に棒をさした紡錘車の形。これをくるくる回しながら糸を縒るのが専[專]センで、糸が常にひとつの中心をまわるので、もっぱらの意がある。叀センは専センと同じ意味と考えられ、これに心のついた惠ケイは、心をもっぱら相手にむけること。自分でなく相手にもっぱら心をつくすことから、めぐむ意となる。新字体は旧字の惠⇒恵に変化する。
意味 (1)めぐむ(恵む)。なさけをかける。いつくしむ。「恩恵オンケイ」(恩も恵も、めぐむ意) (2)めぐみ(恵)。ほどこす。「恵贈ケイゾウ」(人から物を贈っていただく)「恵方エホウ」(その年の恵のある方角) (3)かしこい。さとい。「智恵チエ」 (4)「恵存ケイソン・ケイゾン」とは、人にもの(本など)を贈るとき宛名の下に添える語。とっておいてくださいの意)

イメージ 
 「めぐみ」
(恵・穂)
 「形声字」(蟪)
音の変化  ケイ:恵・蟪  スイ:穂

めぐみ
 スイ・ほ  禾部
解字 旧字は穗スイで「禾(いね)+惠(めぐみ)」の会意。稲のなかで太陽の恵みを受けて稔った穂。新字体は、穗⇒穂に変化。
 なお穗スイは、同音の穟スイから変化した字。 穟スイは「 禾(いね)+遂スイ(とげる)」で、稔りを成し遂げた禾(いね)の穂の意。穗スイは穟スイの遂⇒惠に入れ替えてスイの発音とした会意字。
意味 (1)ほ(穂)。穀物の穂。稲や麦などの花軸の先に実が密集して付いたもの。「初穂はつほ」「穂先ほさき」「出穂期シュッスイキ」「稲穂いなほ」「麦穂バクスイ」(むぎのほ) (2)ほ(穂)。槍の先・筆の先など。「槍の穂先」

形声字
 ケイ  虫部
解字 「虫(むし)+惠(ケイ)」の形声。ケイという名の蝉(せみ)をいう。
意味 「蟪蛄ケイコ」に用いられる字。「蟪蛄ケイコ」とは、夏蝉なつぜみをいう。短命のたとえ。「蟪蛄は春秋を知らず」(『荘子』逍遙遊篇一)
<紫色は常用漢字>

<関連音符>
専[專] セン・もっぱら  寸部
解字 「寸(手)+叀(紡錘車)」の会意形声。音符「専セン」を参照。

    バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。



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音符 「乎コ」  <鳴子板>  と 「呼コ」

2014年10月15日 | 漢字の音符
 コ・か・や・かな  ノ部

解字 鳴子板の象形。柄のある板の上に数本の舌を紐でつなぎ、これを振って鳴らす。もと神事において神をよぶとき用いられたと思われる[字統]。よぶ意味をもつ。しかし、本来の意味とはなれ、語調を強める助字に用いられる。
意味 (1)状態を表わす語につけて語調を強める助字。「確乎カッコ」(たしかなさま)「断乎ダンコ」(きっぱりと) (2)か・や・かな  (3)に・ろ・よい

イメージ  (神を)「よぶ」(乎・呼)
音の変化  コ:乎・呼

 コ・よぶ  口部
解字 「口(くち)+乎(よぶ)」 の会意形声。口で声をだして呼ぶこと。
意味 (1)よぶ(呼ぶ)。よびかける。大声を出す。「呼応コオウ」「歓呼カンコ」(歓喜して声をあげる)「指呼シコ」(指さして呼ぶ)「指呼の間」(指さして呼ぶほどの近い距離) (2)名づける。となえる。「呼称コシュウ」(呼び名) (3)息をはく。「呼吸コキュウ」「呼気コキ」 (4)ああ。鳴く声。「鳴呼ああ
<紫色は常用漢字>

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※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。


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