然 ゼン・ネン 灬部
解字 「月犬(犬の脂肪肉)+灬(火)」の会意。犬のあぶら肉を火で焼くことを示す。天神を祀るのに犬を犠牲とし、その肉を焼いて臭いを天に昇らせた[字統]。天の神がその臭いに反応し、「しかり・そのとおり」と肯定・同意する意となる。また、そのとおりの意から転じて、他の言葉の下について、ものの様子を表わす語となる。然を音符に含む字は原義を残し、「もやす」意味を持つ。
意味 (1)しかり(然り)。そのとおり。「然諾ゼンダク」(よしとして引き受ける)「当然トウゼン」(あたりまえ) (2)そうなっている。状況を表す語のあとに添えて、そのようすを表わす。「天然テンネン」(天のとおり。人工の加わらない)「暗然アンゼン」「整然セイゼン」「雑然ザツゼン」「突然トツゼン」 (3)接続の助詞。しかるに。しかし(然し)。しかも(然も)。しかして。
イメージ
「そのとおり」(然)
犬の肉を「もやす」(燃)
「同音代替」(撚)
音の変化 ゼン:然 ネン:燃・撚
もやす
燃 ネン・もえる・もやす・もす 火部
解字 「火(ひ)+然(もやす)」の会意形声。然にもともと「もやす」意があったが、「そのとおり」という意味に使われたので、火をつけて元の意味を表わした。その証拠にこの字は火が二つ含まれている。
意味 もえる(燃える)。もやす(燃やす)。もす(燃す)。「燃料ネンリョウ」「燃焼ネンショウ」「燃費ネンピ」「内燃機関ナイネンキカン」
同音代替
撚 ネン・よる 扌部
解字 「扌(手)+然(ネン)」の形声。ネンは捻ネン(ねじる・ひねる)に通じ、手でひねること。
意味 よる(撚る)。ひねる(撚る)。「撚糸ネンシ・よりいと」(撚りをかけた糸)
類 ルイ <同じたぐいのもの三つ>
類[類] ルイ・たぐい 頁部
解字 篆文・旧字は、「米(こめ)+犬(いぬ)+頁(あたま)」の会意。米は米粒(籾米もみごめ)、犬は動物の「いぬ」、頁ケツはひざまずいた人の頭を強調した字で、人の頭を表す。植物の1種類からコメを、動物の1種類から「イヌ」を、人類を「あたま」で代表させ、この三つを合わせた字。三つの異なった種類を合わせて、それぞれが同じたぐい(なかま)であるという概念を表す字とした。新字体は旧字の、犬⇒大に変化した。
意味 (1)たぐい(類)。同族。なかま。「親類シンルイ」「同類ドウルイ」 (2)同じ種類の。「衣類イルイ」「魚類ギョルイ」「分類ブンルイ」 (3)似ている。似たもの。「類人猿ルイジンエン」「類語ルイゴ」「類型ルイケイ」 (4)いっしょに。つづいて。「類焼ルイショウ」
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
解字 「月犬(犬の脂肪肉)+灬(火)」の会意。犬のあぶら肉を火で焼くことを示す。天神を祀るのに犬を犠牲とし、その肉を焼いて臭いを天に昇らせた[字統]。天の神がその臭いに反応し、「しかり・そのとおり」と肯定・同意する意となる。また、そのとおりの意から転じて、他の言葉の下について、ものの様子を表わす語となる。然を音符に含む字は原義を残し、「もやす」意味を持つ。
意味 (1)しかり(然り)。そのとおり。「然諾ゼンダク」(よしとして引き受ける)「当然トウゼン」(あたりまえ) (2)そうなっている。状況を表す語のあとに添えて、そのようすを表わす。「天然テンネン」(天のとおり。人工の加わらない)「暗然アンゼン」「整然セイゼン」「雑然ザツゼン」「突然トツゼン」 (3)接続の助詞。しかるに。しかし(然し)。しかも(然も)。しかして。
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「そのとおり」(然)
犬の肉を「もやす」(燃)
「同音代替」(撚)
音の変化 ゼン:然 ネン:燃・撚
もやす
燃 ネン・もえる・もやす・もす 火部
解字 「火(ひ)+然(もやす)」の会意形声。然にもともと「もやす」意があったが、「そのとおり」という意味に使われたので、火をつけて元の意味を表わした。その証拠にこの字は火が二つ含まれている。
意味 もえる(燃える)。もやす(燃やす)。もす(燃す)。「燃料ネンリョウ」「燃焼ネンショウ」「燃費ネンピ」「内燃機関ナイネンキカン」
同音代替
撚 ネン・よる 扌部
解字 「扌(手)+然(ネン)」の形声。ネンは捻ネン(ねじる・ひねる)に通じ、手でひねること。
意味 よる(撚る)。ひねる(撚る)。「撚糸ネンシ・よりいと」(撚りをかけた糸)
類 ルイ <同じたぐいのもの三つ>
類[類] ルイ・たぐい 頁部
解字 篆文・旧字は、「米(こめ)+犬(いぬ)+頁(あたま)」の会意。米は米粒(籾米もみごめ)、犬は動物の「いぬ」、頁ケツはひざまずいた人の頭を強調した字で、人の頭を表す。植物の1種類からコメを、動物の1種類から「イヌ」を、人類を「あたま」で代表させ、この三つを合わせた字。三つの異なった種類を合わせて、それぞれが同じたぐい(なかま)であるという概念を表す字とした。新字体は旧字の、犬⇒大に変化した。
意味 (1)たぐい(類)。同族。なかま。「親類シンルイ」「同類ドウルイ」 (2)同じ種類の。「衣類イルイ」「魚類ギョルイ」「分類ブンルイ」 (3)似ている。似たもの。「類人猿ルイジンエン」「類語ルイゴ」「類型ルイケイ」 (4)いっしょに。つづいて。「類焼ルイショウ」
<紫色は常用漢字>
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