幵 ケン・ケイ 干部
解字 干字の形を二つならべて、高さの同じものを二つならべた形を表し、たいらの意。新字体に含まれるとき、幵 ⇒ 开に変化する。
意味 たいらか。たかさがそろう。
イメージ 「たいら・高さをそろえる」 (研・姸・栞・笄)
音の変化 ケイ:笄 ケン:研・妍 カン:栞
たいら・高さをそろえる
研 ケン・とぐ・みがく 石部
解字 旧字は、「石(いし)+幵(たいら)」の会意形声。石や玉をみがいて平らにすること。とぐ・みがく意となる。転じて、自分をみがく・きわめる意となる。現代字は、研となる。
意味 (1)とぐ(研ぐ)。みがく(研く)。「研磨ケンマ」(研も磨も、みがく意)「研(と)ぎ出し」(みがいて光沢や模様を出すこと) (2)[国]刃物をとぐ。「研師とぎし」(刃物をとぐ人) (3)自分をみがく。「研修ケンシュウ」 (4)物事の道理をきわめる。「研究ケンキュウ」「研鑽ケンサン」(着実に研究する)(5)こする。すりつぶす。「薬研ヤゲン」(漢方薬を粉にすりつぶす道具)
姸[妍] ケン 女部
解字 「女(おんな)+幵(=研。みがく)」 の会意形声。化粧や教養をつけ、みがかれた女。新字体に準じた妍も使われる。
意味 うつくしい(姸しい)。なまめかしい。「姸麗ケンレイ」(うつくしくあでやか)「姸好ケンコウ」(器量がよい)
栞 カン・しおり 木部
解字 「木(き)+幵(高さがそろう)」の会意形声。山林などを歩く時、木の枝を折って(枝シ折る)道しるべとする意につかう。折った枝の高さが人の手のあたりで揃うから。
意味 しおり(栞)。①枝折(しお)り。山を歩くとき木の枝を折っておき道しるべとすること。②案内書。手引き。「旅の栞しおり」③[国]本の読みかけの所に挟んで、しるしとする紙片や紐。
笄 ケイ・こうがい 竹部
商代の骨製笄
解字 「竹(たけ)+幵(高さがそろう)」 の会意形声。高さのそろった竹製の髪に挿す用具。たばねた髪をとめたり、冠を固定するため男女とも用いた。竹は材料の象徴で、実際は骨製が多く玉製もある。本来は実用的な道具であったが、のち、髪飾りとなった。
意味 こうがい(笄)。(1)男女ともに髪をまとめ整える為の道具。形状は細長い一本の棒で、一方の端が細く反対側の端は太くなるか飾りを彫り込んである。冠をとめるため長さの同じ複数のものを使用した。「玉笄ギョクケイ」(玉製のこうがい)「笄年ケイネン」(笄をさす年齢。中国では女子が15歳になると髪を結い、笄をさす儀礼があった) (2)[国]日本髪を整える道具。挿す飾り。髪をまとめる道具だったものが、江戸時代中期頃から次第に髪に挿して飾るようになった。「笄髷こうがいわげ」(笄の周囲に髪の毛を巻きつけた結い方)
<紫色は常用漢字>
解字 干字の形を二つならべて、高さの同じものを二つならべた形を表し、たいらの意。新字体に含まれるとき、幵 ⇒ 开に変化する。
意味 たいらか。たかさがそろう。
イメージ 「たいら・高さをそろえる」 (研・姸・栞・笄)
音の変化 ケイ:笄 ケン:研・妍 カン:栞
たいら・高さをそろえる
研 ケン・とぐ・みがく 石部
解字 旧字は、「石(いし)+幵(たいら)」の会意形声。石や玉をみがいて平らにすること。とぐ・みがく意となる。転じて、自分をみがく・きわめる意となる。現代字は、研となる。
意味 (1)とぐ(研ぐ)。みがく(研く)。「研磨ケンマ」(研も磨も、みがく意)「研(と)ぎ出し」(みがいて光沢や模様を出すこと) (2)[国]刃物をとぐ。「研師とぎし」(刃物をとぐ人) (3)自分をみがく。「研修ケンシュウ」 (4)物事の道理をきわめる。「研究ケンキュウ」「研鑽ケンサン」(着実に研究する)(5)こする。すりつぶす。「薬研ヤゲン」(漢方薬を粉にすりつぶす道具)
姸[妍] ケン 女部
解字 「女(おんな)+幵(=研。みがく)」 の会意形声。化粧や教養をつけ、みがかれた女。新字体に準じた妍も使われる。
意味 うつくしい(姸しい)。なまめかしい。「姸麗ケンレイ」(うつくしくあでやか)「姸好ケンコウ」(器量がよい)
栞 カン・しおり 木部
解字 「木(き)+幵(高さがそろう)」の会意形声。山林などを歩く時、木の枝を折って(枝シ折る)道しるべとする意につかう。折った枝の高さが人の手のあたりで揃うから。
意味 しおり(栞)。①枝折(しお)り。山を歩くとき木の枝を折っておき道しるべとすること。②案内書。手引き。「旅の栞しおり」③[国]本の読みかけの所に挟んで、しるしとする紙片や紐。
笄 ケイ・こうがい 竹部
商代の骨製笄
解字 「竹(たけ)+幵(高さがそろう)」 の会意形声。高さのそろった竹製の髪に挿す用具。たばねた髪をとめたり、冠を固定するため男女とも用いた。竹は材料の象徴で、実際は骨製が多く玉製もある。本来は実用的な道具であったが、のち、髪飾りとなった。
意味 こうがい(笄)。(1)男女ともに髪をまとめ整える為の道具。形状は細長い一本の棒で、一方の端が細く反対側の端は太くなるか飾りを彫り込んである。冠をとめるため長さの同じ複数のものを使用した。「玉笄ギョクケイ」(玉製のこうがい)「笄年ケイネン」(笄をさす年齢。中国では女子が15歳になると髪を結い、笄をさす儀礼があった) (2)[国]日本髪を整える道具。挿す飾り。髪をまとめる道具だったものが、江戸時代中期頃から次第に髪に挿して飾るようになった。「笄髷こうがいわげ」(笄の周囲に髪の毛を巻きつけた結い方)
<紫色は常用漢字>