朮 ジュツ・シュツ・もちあわ・おけら 木部
解字 甲骨文字は、炊いた米粒などが手にくっついた形で、粘りけのあるモチアワを表す[字形の出典は漢語多功能字庫の朮]。篆文は手に三つの線が残った形になり、現代字の朮に変化した。秫(もちあわ)の原字。なお、朮および秫は、モチキビを指す言葉として使われることもある。広くは穀物のモチ種をいう。現在は、薬草であるオケラを表す字として使われる。
意味 (1)もちあわ(朮)。もちきび。あわやきびのもち種。 (2)おけら(朮)。薬草の名。キク科の多年草。山地に自生し、若芽は食用、根は薬用となる。「朮祭おけらまつり」(京都の八坂神社で、大晦日から元旦にかけて行われる祭り。オケラは邪気を取り去るのに用いる習わしがありオケラを加えた篝火が焚かれる。)「白朮ビャクジュツ」(オオバナオケラの根茎。健胃用などの漢方薬になる)
イメージ
「もちあわ」(朮・秫・術・述)
音の変化 ジュツ:朮・秫・術・述
もちあわ
秫 ジュツ・もちあわ
解字 「禾(こくもつ)+朮(もちあわ)」の会意形声。朮はオケラの意もあることから、禾カ(こくもつ)をつけて、モチアワを強調した字。
秫米もちあわ(粟のうち粘性のもの。漢方薬にもなる)
https://baike.sogou.com/v166068693.htm
意味 もちあわ(秫)。もちきび(コウリャンのうち、もち種のもの)。モチアワやモチキビは、中国で白酒パイチュウ(焼酒ショウチュウ)の主要な原料となる。「秫酒ジュツシュ」(もちあわや、もちきびの酒)「秫穀ジュツコク」(酒造に適したもち米)
術 ジュツ・すべ・わざ 行部
解字 「行(ゆく)+朮(もちあわ)」の会意形声。もちあわが行くとは、モチアワやモチキビが醸造・蒸留されておいしい酒になること。この酒をつくる技術・わざの意。酒以外にもいう。転じて、物のすじみちの意となる。
意味 (1)すべ(術)。てだて。方法。「忍術ニンジュツ」「処世術ショセイジュツ」(2)わざ(術)。てわざ。「技術ギジュツ」(3)物のすじみち。学問。技芸。「算術サンジュツ」「学術ガクジュツ」
述 ジュツ・のべる 之部
解字 「辶(ゆく)+朮(=術。わざ・すべ)」の会意形声。わざ(術)・すべ(術)などを、話したり、文章にすることを述という。
意味 (1)のべる(述べる)。言う。考えをのべる。「記述キジュツ」「口述コウジュツ」「述懐ジュッカイ」(心の想いを述べる)「詳述ショウジュツ」 (3)あらわす。書物にする。「著述チョジュツ」「撰述センジュツ」(書物を著わすこと)
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
解字 甲骨文字は、炊いた米粒などが手にくっついた形で、粘りけのあるモチアワを表す[字形の出典は漢語多功能字庫の朮]。篆文は手に三つの線が残った形になり、現代字の朮に変化した。秫(もちあわ)の原字。なお、朮および秫は、モチキビを指す言葉として使われることもある。広くは穀物のモチ種をいう。現在は、薬草であるオケラを表す字として使われる。
意味 (1)もちあわ(朮)。もちきび。あわやきびのもち種。 (2)おけら(朮)。薬草の名。キク科の多年草。山地に自生し、若芽は食用、根は薬用となる。「朮祭おけらまつり」(京都の八坂神社で、大晦日から元旦にかけて行われる祭り。オケラは邪気を取り去るのに用いる習わしがありオケラを加えた篝火が焚かれる。)「白朮ビャクジュツ」(オオバナオケラの根茎。健胃用などの漢方薬になる)
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「もちあわ」(朮・秫・術・述)
音の変化 ジュツ:朮・秫・術・述
もちあわ
秫 ジュツ・もちあわ
解字 「禾(こくもつ)+朮(もちあわ)」の会意形声。朮はオケラの意もあることから、禾カ(こくもつ)をつけて、モチアワを強調した字。
秫米もちあわ(粟のうち粘性のもの。漢方薬にもなる)
https://baike.sogou.com/v166068693.htm
意味 もちあわ(秫)。もちきび(コウリャンのうち、もち種のもの)。モチアワやモチキビは、中国で白酒パイチュウ(焼酒ショウチュウ)の主要な原料となる。「秫酒ジュツシュ」(もちあわや、もちきびの酒)「秫穀ジュツコク」(酒造に適したもち米)
術 ジュツ・すべ・わざ 行部
解字 「行(ゆく)+朮(もちあわ)」の会意形声。もちあわが行くとは、モチアワやモチキビが醸造・蒸留されておいしい酒になること。この酒をつくる技術・わざの意。酒以外にもいう。転じて、物のすじみちの意となる。
意味 (1)すべ(術)。てだて。方法。「忍術ニンジュツ」「処世術ショセイジュツ」(2)わざ(術)。てわざ。「技術ギジュツ」(3)物のすじみち。学問。技芸。「算術サンジュツ」「学術ガクジュツ」
述 ジュツ・のべる 之部
解字 「辶(ゆく)+朮(=術。わざ・すべ)」の会意形声。わざ(術)・すべ(術)などを、話したり、文章にすることを述という。
意味 (1)のべる(述べる)。言う。考えをのべる。「記述キジュツ」「口述コウジュツ」「述懐ジュッカイ」(心の想いを述べる)「詳述ショウジュツ」 (3)あらわす。書物にする。「著述チョジュツ」「撰述センジュツ」(書物を著わすこと)
<紫色は常用漢字>
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