80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

169系「快速みすず」を仕立てる(4)

2024-04-12 06:29:33 | 中央東線方面
パンタのPS23化に伴い避雷器と配管がパンタ前位へ移動しているので、元のモールドはすべて削除したうえで新たにエンドウの避雷器を取り付け、φ0.3真鍮線で配管を表現しました。パンタもIMON製あたりに交換したいところですが、TOMIX製のストックが1基あるので、当面はそれを使うべく取付穴を存置しています。この穴にそのままTOMIXパンタの取付ツメが入ります。



スノープラウは頂き物のモアの真鍮製パーツ(電車用No.2111[カツミ規格])があったので、ちょっと線が細めな感じですが採用。右がクモハ用のパワトラ式DT32、左がクハ用のTR69ですが、それぞれの構造に合わせて元のステーを適宜カットし、プラ板でサポートすることでうまくセットできました。ただしパワトラの方は筐体にヘタにタップを立てられないのでゴム系接着剤でベタづけです。



下回りをマットブラックで塗装。トイレタンクはTOMIX製で、これも内側を削るなどの若干の加工でカプラー脇のスリットに差し込むことができます。“カトミックス”の親和性は想像以上です。笑



塗装してからクモハのジャンパ栓を交換していないことに気付き、元の2連のモールドを削ってエンドウの3連を取り付けました。カプラーポケットが張り出しているため床板側はあまり削ることができず、硬いロストパーツを縦に横にカットするのにひと苦労。。



シートはリクライニングに改造されているため、とりあえず元のボックスシートを抜き取った状態の床上パーツをはめておきます。シートは定番?のTOMIX485系普通車用を確保してありますが、構造上シートバックの背丈が低いという難点があるのと、シートピッチが違うので1列ずつバラして取り付けないといけない・・・とハードルだらけなので使うかどうか悩み中。



前面は製作途上の写真を何回か出していますがこれが完成形。手すりは一番小さいもの4か所にオリジナルパーツを用いた以外はφ0.4真鍮線で置き換えました。



要部が出来上がってきたのでクモハ169だけ仮組み!!



165系のシールドビームは好きじゃないけど169系なら許せてしまうのなぁぜなぁぜ? ま、169系だからというよりも新長野色との親和性ということなのでしょう。つまりは「見慣れた顔」。 ちなみにデフロスターの除去にまだ踏み出せていません。どうしますかねぇ。。



発煙筒は元パーツの流用で、新たに列車無線アンテナとホイッスルカバーを取り付け。どちらもジャンクBOXからサルベージしたものでメーカー不詳。



トイレタンクはこんな感じで取り付け。ちょっと下過ぎかも知れないので完成までにチェックしておきましょう。。



スノープラウも現物合わせでアバウトに組み付けた割には、乗務員ステップにも支障せずいい感じです。



ハイ。ということで完成へ向けて引き続き進めていきたいと思います!


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169系「快速みすず」を仕立てる(3)

2024-04-07 03:23:38 | 中央東線方面
「快速みすず」を仕上げていきましょう。

169系は冷房準備車で登場しているので新製冷房車相当のベンチレーター配置になっています。KATO製品の改造冷房車と比べると、クモハとクハは2列目と3列目の位置が後位にズレ、モハはセンター配置ではなくサイド2列配置に変わっています。この改造はすでに何度かこのブログでもご紹介していますが、一応簡単に触れておきます。


移転するベンチレーターの台座を削ってパテを盛ったところ。左端は新製時から冷房を搭載したサハ165用でこちらは無加工です。



モハ168は「後年PS23化された」とされていて、それがいつなのか分からないので、あわよくばPS16のままでいけるかと思ったのですが、どうやら「かもしか」時代の写真や動画を見ると既にPS23化されているようなので、避雷器をパンタ前方に移設して配管も変える必要がありそうです。



下からでちょっと見にくいですが、避雷器と幕板まで伸びるアース線です。

(坂城駅のモハ168-1保存車)


避雷器取付用の突起、台座、配管をすべて削りました。



不要な穴を埋めてパテ整形し、新しい位置にベンチレーター取付用の穴を開け直したところ。



モハ168の集中クーラーの位置が微妙で、少し非パンタ側(下の写真の左側)へ移動する必要があるかのように見えますが、パンタ側(右側)の位置はだいたい合っており、要は「クーラーが小さめ」なのではないかとの疑惑があります。1、2ミリ動かすのも面倒なのでこのままにします。


(上:実車=モハ168-1 下:模型)


とりあえずモハだけベンチレーターを仮置き。これではまだ165系の新製冷房車改造でしかないので先は長い。まだまだ頑張らないと!



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キンメざんまい

2024-04-01 17:15:29 | 実物・資料系(現在)
昨日、予定通り伊豆半島の付け根まで行ってキンメ電車を調べ、キンメの煮付け食して参りました。

伊豆急行のHPでは「リゾート21」(R-3編成キンメ電車・R-4編成黒船電車)の運用ダイヤが公開されています。これを参考にして、当初は熱海駅13:10発のキンメ電車(到着は12:41なので30分も撮影時間がある)を狙っていたのですが、どうせなら1本前の12:24発の黒船電車も見ておこうと思い、新宿10:00発の「スーパーはこね3号」に乗りました。ホームはものすごい人で半分以上は外国人観光客のようです。



小田原で東海道線に乗り換えると、方々から「シキシマ・・・シキシマ・・・」と聞こえてきます。んん?と思いつつも熱海駅へ向かい、ホームで黒船電車を撮っていると、来宮方から突然やってきました四季島ぁぁ!



どうやら昨日が1泊2日の「冬の旅」の今季最後のクルーズだったようで、「また来年お会いしましょう」の文字や・・・



最後尾には「ありがとう」の文字も。今回のコースでは根府川駅で朝日を拝み、小田原で朝食と市内散策を楽しんだようです。列車だけか実車だったのかは分かりませんが来宮の引き上げ線で折り返してきたようです。JR東の賞品だから東海の211系とのツーショットは珍しいのでしょうか?模型オタクさんにはさっぱり分かりません。笑



ツーショットとは言えませんが、辛うじて伊豆急車・黒船電車との並びも見られました。



211系は最近三岐鉄道で目撃されているそうですが(笑)、とりあえず静岡地区での活躍も先が見えてきたので撮っておきましょう。



ということで本題に入る前にだいぶ時間を使ってしまいましたが「キンメ電車」こと2100系3次車(R-3編成)の取材です。取材といっても次の3点さえ確認できればいいのでラクなもの。
1)どこの貫通路が片側に寄っているのか、偏移量は何センチか(これがメイン)
2)クハの出入口周辺の窓寸法が初期車の図面と違う感じがするが、実際のところどうよ(これもまあまあメイン)
3)サハのトイレは1か所か2か所か、通路はまん中か(片側しかない写真を見た記憶があるので)



2番線に東海道線が停まっていて側面写真が撮れないので、まず編成内をひと通り歩いて1)〜3)をチェックします。編成表とともに、まずは1)の結果を示すと次の編成表で示すように1-2号車間、3-4号車間、6-7号車間の貫通路が山側にシフトしており、シフト量は恐らく400mmではないか、との結論となりました。ちなみに初期車のシフト量は100mmで貫通路の両側に窓がありますが、この3次車の場合、狭い側の妻面に窓はありません。

( =:中央 ▲:山側へ偏移)
←伊豆急下田方                        熱海方→
①クハ2156▲②モハ2111=③(WC)サハ2173▲④モハ2110=⑤モハ2112=⑥モハ2109▲⑦クハ2155


貫通路が中央にある4-5号車間です。4号車(左)の妻面にも窓はありますが黒いシールが貼られていました。キンメ改造前は普通に外が見えていたものと思われます。



貫通路が山側に偏移している3-4号車間です。広い側にかなり大きな窓があり、狭い側に窓はありません。3号車(左)の窓は黒いシールこそ貼ってありませんが、半分はキンメダイとワサビが描かれた額がはめこまれ、「酒の肴に」というタイトルがつけられていました。



あと、各デッキの天井には降り注ぐ太陽光を採り入れられるよう、2か所ずつ窓が設置されているのですが、これも改造時の措置と思われるフタで塞がれていました。その大きさは思っていたより大きく、30センチ角ぐらいかと思ったら50〜60センチ角ぐらいありました。これは大きな発見です。



2)については、前回の投稿で「展望室が広がったのではないか」と書きましたが、どうやら広がったのはデッキで、初期車では1000mm幅のドアとほぼ同じぐらいの幅しかなかったものが、プラス500mmぐらい広がったのではないかと思われます。海側は車端部にあったデッドスペース?的な部分が無くなったらしいことは図面から分かるのですが、ボックスシートが並ぶ山側がどうなったかが不思議でした。実車を見て、黄色い丸で示したところのシートが向い合せでなく片側のみになっていたので合点がいきました。1脚分客室が短くなったということですね。



両サイドが見えていないのでちょっとわかりづらいですが、側ドアと仕切壁との間に余裕があるようすが分かるでしょうか。



そして3)ですが、トイレは通路を挟んで両側にありました。片側の写真はどうやらR-4編成の黒船電車のものだったようです。ちなみに黒船電車についてはそれ以外も誤解していた部分があって、「パンタが削減されて下枠交差型になった」「前面が1枚窓になった」程度の違いかと思っていたら、「サハは無くて中間車5両がすべて電動車」という事実にクラッと来ました。笑



そんなこんなでひと通りのチェックが終わったので、このキンメ電車にそのまま乗って伊東へ向かいます。伊東に行くならハ・ト・ヤ!



ではありません。前回もおじゃまして美味しかった駅から徒歩2分の「まるたか」さんで昼食をいただきます。昼時間を外したのに並んでますね〜。帰りのキンメ電車まで1時間と15分。。。ちょっと黄信号が灯ります。。



結局20分ぐらい待って入店。生ビールとキンメ煮付け定食で取材疲れを癒します。



帰りは伊東発14:55に乗車。伊豆高原で折り返してきたR-3キンメ号です。予定では下りのアロハ電車(元209系)を撮ってから乗車・・・という段取りだったのですが、遅れていたようでなかなか来ないので車内からのこんな撮影になりましたw。こちらは焦って撮る必要もないので、またいつかってことで。



海側シートでTDK806シリーズの子守歌を聴きながら(いわゆるMT46ですよ皆さん!!!)うとうとしていたらあっという間に熱海に到着。結局、伊東線で伊豆急に乗ろう・・・みたいな中途半端なミニトリップになってしまいましたが、必要な情報が手に入った上に美味しい料理もいただけて満足な1日でした。



この伊豆急行2100系「リゾート21」、R-5編成はクルーズ列車になってしまったので、実質我々がふらっと乗れるのはR-3「キンメ電車」とR-4「黒船電車」の2本だけ。首都圏でTDK806シリーズの軽快なモーターと強制通風式抵抗器のブロワーサウンドを聴ける貴重な存在です。

2100系というネーミングは、本来は1000系に続く形式で2000系となるところ、21世紀にふさわしい車両ということで2100系となった経緯があるそうですが、実は伊豆急の代名詞たる「100系」の響きを残したかったのではないか、と個人的に想像しています。2000系+100系・・・。

実際、1次、2次車両の一部には100系の廃車発生品が使われていますし、よくよく考えてみれば、運転室こそ持っていませんが電動車は1両単位で走れる1M電車なんですね。R-3編成まではパンタも各車積んでいました。末っ子で、今ではお洒落にクルーズトレインをこなしているR-5編成でさえ1M電車です。

クハが50番台、サハが70番台、サロが80番台という付番ルールも100系そのものです。今回見たように、編成中のところどころに貫通路が偏移しておらず中央にある車両が混じっているのは100系との混結を考慮したそうです。さすがに回送時の話でしょ?と思う反面、貫通路の位置を合わせるぐらいなので幌を渡してちゃんと連結することも視野に入れたのでしょう。

「各駅停車のスーパーカー」との触れ込みで、スタイル面では時代をリードした「リゾート21」シリーズですが、その根底には100系のDNAが深く深く刻み込まれていたんですね。

しばらくは安泰ではとの観測がある一方、経年を考えればいつ引退を迎えてもおかしくないのがキンメと黒船です。年内には改めて温泉とセットで撮り録りツアーをやりたいなーなんて考えてるので、もし気になる〜!って方はぜひご一緒に。


コメント (6)
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