80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

169系「快速みすず」を仕立てる(3)

2024-04-07 03:23:38 | 中央東線方面
「快速みすず」を仕上げていきましょう。

169系は冷房準備車で登場しているので新製冷房車相当のベンチレーター配置になっています。KATO製品の改造冷房車と比べると、クモハとクハは2列目と3列目の位置が後位にズレ、モハはセンター配置ではなくサイド2列配置に変わっています。この改造はすでに何度かこのブログでもご紹介していますが、一応簡単に触れておきます。


移転するベンチレーターの台座を削ってパテを盛ったところ。左端は新製時から冷房を搭載したサハ165用でこちらは無加工です。



モハ168は「後年PS23化された」とされていて、それがいつなのか分からないので、あわよくばPS16のままでいけるかと思ったのですが、どうやら「かもしか」時代の写真や動画を見ると既にPS23化されているようなので、避雷器をパンタ前方に移設して配管も変える必要がありそうです。



下からでちょっと見にくいですが、避雷器と幕板まで伸びるアース線です。

(坂城駅のモハ168-1保存車)


避雷器取付用の突起、台座、配管をすべて削りました。



不要な穴を埋めてパテ整形し、新しい位置にベンチレーター取付用の穴を開け直したところ。



モハ168の集中クーラーの位置が微妙で、少し非パンタ側(下の写真の左側)へ移動する必要があるかのように見えますが、パンタ側(右側)の位置はだいたい合っており、要は「クーラーが小さめ」なのではないかとの疑惑があります。1、2ミリ動かすのも面倒なのでこのままにします。


(上:実車=モハ168-1 下:模型)


とりあえずモハだけベンチレーターを仮置き。これではまだ165系の新製冷房車改造でしかないので先は長い。まだまだ頑張らないと!



コメント
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