80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

こてはし鉄道様運転会

2018-05-14 13:08:09 | 運転会
このたび、恒例のこてはし鉄道様レイアウトをお借りした運転会に参加してきました。
こてはし鉄道さま、幹事のがっちゃんさま、ご参加の皆さま、ありがとうございました。
以下、簡単ですがレポートです。

いつ見ても魅了されっぱなしのがっちゃんさんの蒸機。今回も小気味良いサウンドを響かせて周回しておりました。




流し撮りに挑戦しましたが全く歯が立たなかったのでテーブル上のカマをじっくり拝見します。牽いていたのはD51 11 なめくじでした。作り込み感と染め具合がたまりません。




おなじくがっちゃんさんの49643・・・キューロクです。実はこれ、私が友人の形見として譲り受けた珊瑚の35周年記念キットを組んでいただいたものです。ウチにあっても日の目を見ることはないだろうなーと思って再譲渡させていただいたのですが感無量です。友人も喜んでいると思います。ありがとうございました。キットを素組みしてもこうはなりません。作者のオリジナリティ&バイタリティの塊であります。




客車を牽いて本線走行。残念ながらどこかショートがみられるらしく1周でリタイアとなりましたが、調整後のリベンジを期待しております。




オーナーさまはじめ参加者の視線を集めつつ、お馴染みマヤ34を準備中のととさん(中央)。帰りに聞いたところクモヤ90を忘れたとかで走行できなかったとか。確かに走ってる姿見ませんでした。残念!今回は千葉市在住のNさん(階段上)が初めてご参加されました。自宅にレイアウトを建設構想中だそうです。楽しみですね。




さて、“何が出てきてもおかしくない”こてはし鉄道ですが、オーナーさまの作品で今回印象に残ったのはこちら。終戦後によく見られた満員電車・・・満員どころかドアや窓は全開で皆しがみついて乗る電車であります。例によって本に載った1枚の写真から構想を練って模型化されたとか。




フィギュアは車内に行儀よく乗せるものかと思っていたら違いました。ドアは全開で今にも転げ落ちそうです。圧巻は後部にしがみついている人たち。駅を通過してるときはまだいいですが・・・




鉄橋!こ、これは怖すぎる((;゚Д゚))




さて、こちらはうえださんのC59が牽く20系ブルトレ。20系はどんなカマに牽かせても似合いますなぁ。




banushiさんのED16が牽く黒タキ編成。この他EF65F形に牽かれる姿もみられました。




ED16 11。ワールドのキット組みだそうで、カチッっと組み上がった姿に見惚れてしまいます。ちなみに私、仕舞っておくだけで「圧」がすごいワールドのEF13を最近手放しました。しかしEF13自体を諦めたわけではありません。足掛け10年?の紙のEF13に望みを掛けております。。




こちらはなかむらさんのTOMIXの223系。ご存知の方も多いと思いますがタダの電車ではありません。




さすがに車外にはみ出してませんがフィギュアの乗車率がすごいことになっています。とりあえず座席定員100%は達成したそうなので、あと何%増えるか興味深々。側面表示器も含めたLED照明もいい雰囲気です。ピント甘くてスミマセン。。




こちらもなかむらさんのED78+EF71が牽くカモレ。縦型モーター+インサイドギヤ方式で重厚でしたが、78の方が少しご機嫌ナナメのようでした。




私は当初、東急5200系のシェイクダウンを狙っていましたが、やはり何だかんだで作業が進まず未遂に。代わりと言うには趣が違いすぎますが181系あずさを運転させていただきました。カツミ旧製品4両+TOMIX485系からの改造4両の混成編成です。うーんヤマが似合う♪♪




調子がそれほど悪くないので2モーター方式のインサイドギヤ動力車を残し、新たにMP動力を1両追加しているのですが、ちょっと今回はこちらも旧動力がご機嫌ナナメでした。なので、元々実車より2両少ない8両なのが、さらにワンユニット抜いた6連のミニ特急となってしまいました。2M4Tで山岳線、いや、模型的にはブラス3両入り1M5Tで山岳線という過酷な運転でした。。




そしてもう1種類、道南いさりび鉄道の「ながまれ号」を入線させていただきました。ただし、話し込んでいるうちに機会を逸して無走行(汗)。記念撮影要員でした。




ターンテーブルに載ったながまれ号。外見は派手でも中身はキハ40。こういうローカルな風景には見事に溶け込みますね。




珍しい車両だけに機関区の方々も三々五々集まってきてしまいには記念撮影。お仕事中失礼しました。(笑)




最後に改めましてお世話になった皆さまありがとうございました。

なお「ながまれ号×こてはし鉄道」はまだ続きます。



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GW工作日誌(4)

2018-05-07 07:20:33 | 私鉄電車
GW終わりました。結局いじったのは5200だけという・・・

この車の送風機カバーには、側面のルーバーのところに何やら突起が2個ずつついています。詳しくはわかりませんが内部にあるであろう開閉フタの支持具ではないかと思っています。結構目立つのでこれを表現します。カバー中央には仕切板のようなものも見えますがこれはパス。

(出典:「鉄道ピクトリアル2018年2月号」p.65)



材料は使い残しの厚手のシール紙を使います。作業しやすいように黄色に着色した部分を使い、目分量で0.5×0.7mmくらいに切り出します。カッターの刃の上に乗ってるの分かります?笑




ルーバー横にピンセットで貼り付けます。貼るというよりはシールの粘着力を利用して引っかけていく感じで、ひっかかったら少しずつずらして位置修正します。3組目くらいで「やるんじゃなかった…_| ̄|○」。




貼り終わったら爪楊枝の先につけた瞬着を垂らして固定。ふぅ。。この間コーヒー何杯飲んだやら。




車体をマスキングして元の色と同じタミヤの「佐世保海軍工廠グレイ」を吹きます。現役活躍中の姿をイメージして暗めの色を選びました。塗料の残りが少なく、色乗りが不十分なところがあるので、今日もう1本買って追加吹きする予定。




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GW工作日誌(3)

2018-05-06 00:04:16 | 私鉄電車
東急5200系の続きです。パンタまわりの配管を取り付けました。

両先頭車のようすです。左が大井町向きデハ5201で、向かって左が母線(φ0.6)、右が空気作用管(φ0.3×2列)です。右は長津田向きデハ5202で、母線と空気作用管の配置が逆になります(編成に組んだ時に同じ側に揃う)。中央の小箱からのびる線はパンタ鉤はずし線かと思いますが、詳細が分かる写真がないので雰囲気で作ってあります。右側から回り込んで後方(写真上方)のヒューズ箱へのびる配管も、ネットで探したNゲージの写真などを参考に引き回しました。




中間電動車のデハ5211はどうやら先頭車とはだいぶ趣を異にしているようです。母線と空気作用管はデハ5202に準じた配置ですが、青ガエルのデハ5000系中間電動車では、配管は妻面に沿って床下まで降りるのではなく、幌の上あたりで車体内に取り込まれているので、この車もそれにならいました。また、パンタ鉤はずし線は写真で見る限り先頭車のものとは異なるようなので、写真のように適度にデフォルメしながらL字形に曲げた真鍮線で表現しました。オレンジ色の部分は碍子で、手元にあった一番細いビニールコードを輪切りにし、心線を抜いて差し込んだものです。




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GW工作日誌(2)

2018-05-05 00:10:07 | 私鉄電車
導入8年目くらいになるプリンタが不調です。慢性的な給紙トラブルに加え定期的に特定インクのノズル詰まりが発生。頻繁にプリンタヘッドを掃除をするようになったためか、ついに「廃インク吸収パッドの吸収量が限界に近づいています」なるワーニングが表示されるようになりました。腎不全ですな。




このまま放っておくと「限界に達しました」となってお逝きになるそうです。仕事でも使うプリンタなので買い替えることにしました。ほぼ同機能のEP-880Aというモデル。型紙の出力のために手差し給紙はマストの仕様なので(笑)そこは確実にチェック。ただし後方の上面から斜めに差し込む方式で、厚みも0.6mmまでということなので#400スノーマットの縦目使いは厳しいかも知れません。背面には紙詰まりした時に開けるフタがあるので、最悪、そこから手差しで送り込むという手はあります。実は、今のプリンタは手差し機能がないのでそういう使い方をしています。それが寿命を縮める原因になったかどうかは検証しませーん♪(笑)




東急5200系の進捗です。客ドア下のステップを取り付けました。青ガエルほどではないにせよ車体下部が絞られているため、クツズリでは済まない、そこそこ幅広のステップがついているので、t0.4いさみや方眼紙を幅0.5mmに切ったものを接着しました。




屋根を簡単にマスキングしてシルバーを重ね吹きします。夕方以降に塗装したので、シーズンも終わって片付ける寸前だったファンヒーターで乾燥させました。




手すり、ステップが付いて、前よりは少しだけ“見られる”顔になりました。後から作った左の方(デハ5202)が窓の高さがわずかに高い!(汗)




シルバー塗装はうまくいったのですが、手すりの差し込み部分などに白い花が咲いてしまいました。瞬着を流し込んだ部分です。化学反応でしょうか?どう対応してよいかわからないので、とりあえずこのままにしておきます。




GWは浮気し放題などと荒ぶってはみたものの、実際は牛歩どころかカタツムリの歩みで5200系を進めるのがやっとというお粗末!



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GW工作日誌(1)

2018-05-02 09:34:05 | 機関車
皆さまGWはいかがお過ごしですか?早いもので暦は5月に入りました。GW期間中は工作時間にも余裕があるので、複数のネタが同時進行することを考えて表題のようなタイトルにしました。(これで大手を振って浮気できるぞ...)おっと心の声が。。

まずは東急5200系。なんだかんだで次の運転会が2週間後に迫ってきました。さすがにそれまでにはフィニッシュしないとヤバイので牛歩ですが進めています。乗務員室ドアの手すりに続き前面の手すりも取り付けました。すべてφ0.4mm真鍮線です。コーナー部のステップはマッハ製です。窓上の急行灯はとりあえず台座の準備工事だけ終わりました。




ということで5200の話題はこれくらいにして(笑)浮気物件の話題に。先日ちょっと中間台車の型取りコピーについて投稿したアレですが、ついに台車やMPギヤ一式を買い揃えてしまいました。何を作ろうとしているかというと磐越西線で活躍した赤電機ED77であります。貨物を牽くには重連が必要なのでトレーラー仕様と合わせた2両体制での着工。無謀以外のなにものでもないです・・・。ちなみに台車はカツミのDT129を調達。ロストの高級品は手が出ないのでダイキャストの廉価版です。




ED76に付いていた宮沢の中間台車をコピーしたTR103。バリを取ったらまあまあ見られる姿になりました。でも少し型取りが甘い部分があるので“おゆまる”からやり直そうかと思っています。




そもそものコトの発端がこのEF65をバラした真鍮前面。これをなんとか有効活用してカマをでっち上げようじゃないかというのが動機でした。結局、重連にするにはもう1両分は自作しないといけなくなって本末転倒。。




似てはいるものの直流機と交流機とでは違う部分もあります。特にED77は運転席の窓が1つ(Hゴム固定窓なし)で特殊なので切り接ぎ場所を工夫する必要があります。さらに交流機ならではの特徴として車体下部(台枠)に段差がついているので、いったん下部をカットして裏打ちしてやらねばなりません。これらをざっくりペンで記入したのがこの写真です。




この台枠の段差ですが、どうして交流機(と交直流機)だけついているのかという疑問はあるにせよ、まずは寸法的にどのくらいか気になるので調べてみました。「ぜかまし文庫(仮)」の中の「明細図」の中にEF71とED75の取扱説明書と付図が収録されています。これでみると台枠両サイドは150×75mmの溝形鋼(チャンネル)が使われており、その背中がそのまま見えていることになっています。つまり段の高さは150mmで、1/80では端数を丸めて2mmとするのが適当かと思われたのですが何かしっくりこない。もう少し薄(狭い)いように見えてしょうがないのです。

目の錯覚ということもあるし、光線状態によっては影の出来方にも差があるだろうし、そう気にすることもないかなと言い聞かせてはみたものの、一度動き出した「重箱の隅つつき虫」は収まりそうもないので大宮まで行って某機を身体検査してきました。

わざわざ人出の多いGW中に行く必要もないのですが、ライブラリーで探したい資料もあったので休日に出動。開館30前に着いたら既に大量の行列ができていて「うへっ!」となったのですが、多くがシミュレータとかそういうのを目指してたらしく、実車展示の方はガラガラだったのでひと安心。




お目当てはこちら。ED75 775であります。いやーいつ見ても美しい。。ご覧のとおり入場待ちの行列がウソのように静まりかえっていて撮り放題測り放題♪もっともほどなくして人波が押し寄せてきましたが・・・。




さっそく測ります。140mm!?。おーい1センチどこいった?? しかもさらに衝撃的事実が・・・。




車体側板は台枠にペタッと溶接されてるのかと思ったらこんな隙間があったんです!軽く指が入ります。幅、奥行きともおよそ1センチ。なーるほど、台枠の見かけの高さが1センチ足りなかった理由が判明しました。




帰ってから先述のEF71やED75の付図を見返してみるとこんな図が描かれていました。赤丸のところを見ると、確かに側板は謎の空間を挟んで台枠から“浮かせた”状態で組み立てられていますね。

(「ED75形式電気機関車(ED75301以降)」(1965年,国鉄臨時車両設計事務所 編)



別の図面でみてみます。空間の幅は10mm。深さの記述がありませんが大体10mmくらいでしょう。

(出典同上)



ということで構造や寸法はわかったのですが、果してこの段付き台枠というか“謎の空間”は何のためにあるのか?という新たな疑問が湧いてしまいました。EF81も含めて交流系電機はこうなっています。ED70~73など初期の電機にはありません。

1つだけ思いついたこと。交流電機ってD級が多いじゃないですか。再粘着特性が高いからって。でもやっぱり苦しい。特に雨が降ると空転しやすい。だからこうしておけば雨水が車体の下に回り込まずにジャージャーと外側に落ちるじゃん。名案!♡♡

え?F級のパーイチの説明がつかない?裾にRがついた電車みたいな水切りじゃダメなのか?

・・・・


み、皆さん、引き続き楽しいGW後半をお過ごしください!(笑)



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