80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

山形だより2011夏(後編)

2011-08-09 10:24:03 | 実物・資料系(現在)
こんにちは。

ゆうべ山形から戻って参りました。
なんでも京王相模原線は架線切断事故があって、若葉台以遠が日中ずっと運休だったそうですが、私が乗った時は夜9時をまわってたので影響はありませんでした。

さて、山形だより後編ですが、日曜の午前中に少し時間ができたので、仙山線に乗って山寺まで往復してきました。

「閑さや 巖にしみ入る 蝉の声」
松尾芭蕉の名句で知られる立石寺、通称山寺までは、山形駅から仙山線で約15分、わずか230円で行くことができます。

山形駅7番線に停車中の仙台行普通。クハ718-28以下狭軌用719系0番代の6連です。



この系列は新製車ながら、台車は急行形の廃車発生品を再利用しているとか。
どれどれ、覗いてみましょう。。
なるほど、しっかりTR69を履いています。



出発進行!
発車後しばらくは山形新幹線と並走します。左手に見えるのは山形城址の霞城公園。



北山形で寒河江へ向かう左沢線を左に分け、次はいよいよ仙山線の分岐駅・羽前千歳です。この態勢でどうやって仙台方面(右手)へ分け入っていくのか、新幹線化で立体交差でも作ったのかと妄想していると、とんでもないものが出てきました。狭軌と標準軌の平面交差です。いやぁびっくりしました。



羽前千歳を過ぎると急に山が近付いてきて、車窓は一気に山間のローカル線気分に。それも束の間、あっという間に山寺駅に着いてしまいました。
落ち着いたデザインの駅舎は、山肌にへばりつく「見晴台」が再現されているのがポイント。



ゆっくり観光したいのはヤマヤマですが、奥の院まで山を登ると2時間はかかるとのこと。こちらは40分後の電車で戻らなければならないので本堂まで行くことにして、外国語にも堪能な和尚さんの案内にしたがって進みます。



宝珠山立石寺。駅前はそうでもないのに、たいそうな人出です。



それもそのはず「全国シシ踊フェスティバル」なるものが開かれていました。
これは山形県川西町に伝わる「小松豊年獅子踊」だそうです。



そして赤々と燃え盛る火の輪が用意されたかと思うと、こんな豪快な「火の輪くぐり」が披露されました。いやぁ、偶然たまたま行っただけなのに珍しいものを見ることができて、なにかトクした気分です。



急ぎ山寺駅へ戻り、山形行快速に乗車。
どうせまた719系だろうとタカをくくっていたら、こんな「E顏」がきましたよぉ。
フム、E721系というのですね。。



何気なく先頭でかぶりつきしようとしたら、乗務員室の床が妙に高いのに気付きました。
「段差に注意」と書いてあるので、中間に挟まれると、一応通り抜けできる構造のようですが、昨今のバリアフリー志向に逆行しているような・・・?



あとで調べてわかったのですが、このE721系(あーややこしい、E127って言っちゃう(^^;)は床面を下げてステップレスにしたんだそうです。左にちょっとだけ写っている乗務員室扉と比べると確かに低くなってますね。



車体の絞り方は「く」の字型で、台枠部分はが垂直のパターン・・・



余談ですが、このE721系を予測オプションをONにして検索すると「解体」というワードが出てくるので、何でかな?と思ったら、先の震災・津波で被災した仲間がいたのですね。新築の家を流された方もいたように、容赦なく襲いかかる自然の猛威は本当に恐ろしいと思います。


というわけで、1時間半にも満たない小旅行でしたが、珍しい郷土芸能を見て新型電車にも乗ることができ、充実した時間つぶしができました。

このあと“一応”仕事もして、夕方には前回ご紹介したみやげもの店(模型店ともいう)へ。
何か掘り出し物はないか目を皿にして探し、ご主人にも聞いたりしましたが、さすがに県庁所在地の駅前の一等地に店を構える模型屋さんゆえ、「とんでもないモノ」を発見することはできず、少々品薄感のあるこのTomixのサシ481(AU-13搭載タイプ)に落ち着きました。本当はキノコクーラーの初期型が欲しかったのですが、手持ちのクーラーもあり化かすのは簡単なので、とりあえずゲットしておいた次第。何に使うかはもうしばらくナイショ(^_^)



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山形だより2011夏(前編)

2011-08-08 09:12:54 | 実物・資料系(現在)
こんにちは。

先週木曜日より山形市に来ています。
ホテルからネット接続はできているのですが、何せ毎晩帰還が遅いうえにアルコールも入っているのでなかなか投稿できず、ついに最終日まできてしまいました(^^;

山形は5~7日の3日間、恒例の「花笠まつり」で盛り上がりました。
ものすごい数のグループがエントリーしていて、3連夜踊る人たちもいたそうです。祭りにかける情熱が伝わってきますね。



こちらは初日に出場していた「JR東日本」のチーム。新幹線「つばさ」のプラカードを先頭にお揃いのハッピ姿で待機中。



中日には友近さんがゲストで来ていました。ゆかた姿がきれいですね。



さて、東北方面の鉄道というのは、もともとあまり乗車回数がなく、特に新幹線開業後の車両動向はほとんどノーチェックでしたので興味シンシンでした。

山形といえばE3系新幹線「つばさ」。1000番代と2000番代があるそうで、乗ってきたのは1000番代でしたが、こちらは降車後に撮った上り列車で2000番代のようです。
ミニ新幹線は先頭デザインが比較的おとなしいので、さっそく食指が伸びております(^^;



しばらく駅構内をぶらついて車両を観察。
455系とか、とっくに過去帳入りしてます。(あたりまえ・・・)
これは719系5000番代。山形線(新幹線区間のローカル列車)に使われる標準軌用ですね。実物初めて見たわ~



おお、見事なこの台車の張り出し具合!



まさにガニマタ16番的光景です。



701系の標準軌バージョンもあるんですね。
ウチのE127系100番代も足回りのプロポーション的にはこちらに近い。。
テールライトが前面窓上に配置されているのでちょっと変な顔。



こちらは仙山線に使われる狭軌用719系0番代。仙山線は一番端の7番線発着なのでうまい写真が撮れず、構内転線中の苦しい撮影・・・



0番代はホーム高さが低い区間を走るのでドアステップつきです。



左沢線には100系列気動車のキハ101形が使われています。
ど派手なフルーツライナー塗装。



車体のディティールをば観察。。車体の隅が面取りされている関係で、ドアと戸袋の部分はこんな感じで出っ張っているんですね。



あらぁ? カーブのマスキングが直線で「近似」されてますよ(^^;



ひととおり観察したところで駅を出てみます。
いまやどの都市も駅ビル化されちゃって、立派ではあるけど風情がないですね。
とこからどこまでが「駅舎」かわからない・・・(^^;



ホテルの場所だけは確認しておこうと駅前通りを進んで行ったら、いきなり模型屋さん発見! シバタモデルさんです。
当然店内をチェック。プラモ、ラジコンから鉄道模型まで何でもある、総合模型店さんでした。
鉄道はN中心ながら、16番製品もプラを中心にワンコーナーあって、天賞堂のカンタムモデルなんかもありました。ご主人によると、当地でもNと平行して一定の需要はあるそうです。



実はきのう、シバタモデルさんで山形みやげ?をお買いもの(^_^)
これについては後編にてお伝えします。


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ちょっと山形へ

2011-08-04 00:03:34 | 総務部
こんばんは。

あす8月4日(木)から8日(月)まで山形方面へ出張いたします。
一応、ホテルはネット接続可能とされていますが、なにぶん現地へ行ってみないとわかりませんので、ひょっとすると記事投稿、コメントへのお返事などができなくなる可能性があります。その節はご容赦ください。

もし無事接続できたら、何かネタをつかまえて「山形だより」をUPしたいと思います。

では、行ってきます!
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夏休みの工作

2011-08-03 01:51:29 | 中央東線周辺
こんばんは。

これは浮気じゃないですよ。。
(じゃあ本気か?って言われると辛い・・・)

軽ーい夏休みの工作ってことで(^^;

昔懐かし歌川模型の型紙。10系気動車のものです。
まだご主人がお元気だった頃、一度だけハーモニカ横丁の店に行ったときに買ってきたもので、キハ10・17とキハ11・18の2種類が各3枚、封筒に入って眠っているのを発見しました。



キハ10(両運・トイレなし)を抜いてみました。
バス窓抜きに、沖野彫刻さんの1mm丸刀が活躍。
とりあえず3両分くらいは抜いてみますか。



DT19台車をはじめ下回り一式はエンドウ製品で揃うはずですが、結構な出費になりそう。さりとてカンモーター+インサイドギヤの旧システムでやるには、25mmという特殊なホイールベースがネックとなって手持ちパーツでは無理。
すべてトレーラーにして、KATOのキハ58系と混ぜて走らせるというのもアリかも。

その前に屋根板も探さないとね。


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新幹線0系電車の製作30(幅はOKなんだけど)

2011-08-02 10:57:29 | 新幹線
こんにちは。

ゆうべの駿河湾震源の地震は怖かった。
いや、揺れじゃなくてですね・・・
気が付かなかった自分がコワイ。。

地震が多いので慣れっこになってしまったのか、単にボケたのか。
当地は震度3なのでかなり揺れたみたいなのに、冷蔵庫の中をガサゴソしていた(時だと思うが・・・)からか、全然気づかなかったのです。

うちの息子は緊急地震速報みたいなヤツで、揺れを察知するといち早く部屋から飛び出してきて居間のテレビをつけるのですが、ゆうべもそのパターンだったので、そこで初めて知ったという・・・

生きてる間に起こるかも知れない東海地震、関東直下型地震がちゃんと感知できるか、いささか心配になってきました。


さて、平編銅線を使ったランボードの表現。
公称3mm幅のもの(断面積0.75)はやはり狭すぎて無理があるので、きのう、ワンサイズ上の断面積1.25、公称幅4mmのものを買ってきました。

実測の幅は3.5mm前後でやはり公称値より狭く、厚さは0.8mm前後といった感じでしょうか。前のものとはかなりボリューム感が違います。



並べてみると違いがよくわかります。
太さ的にはベストと思われる反面、厚みがやはり気になるところ。



試しにペンチで強く挟んでみたところ、気持ち程度ですが薄くなることが確認できたので、面倒な作業ですがとにかくやることにして、とりあえず必要な長さにカットします。

カットした端部はデリケートなので、すぐに瞬着をしみ込ませて固めてしまいます。「半田吸取線」として売られているものも素材は一緒なので、少量つけただけでもさっと1センチ以上はしみ込んでいきます。



この太さなら工作用の小型のハサミでも簡単に切ることができますが、5~6mmくらいの短い寸法を切ると編み込みがほどけて、あっという間にバラバラになってしまうので、必ず紙などを敷いて作業をしないと面倒なことになります。(1回やっちまった)



端部の処理ができたら、ひたすらペンチでつぶしていきます。小型のラジオペンチしかないためこれが大変な作業で、1日に1両分=2本が限界です。しかし副次効果というか、潰した電線はがぜん直線性がよくなり、貼り込みの際のヘロヘロ修正を気にする必要がなくなったのは幸いでした。



潰し終わった電線を点検フタの両脇に貼ります。たまたま手近にあったプラ用のGPクリアーを使いましたが特に問題ないようです。



幅はOK。厚みは本当は点検フタと同じ程度がいいのですが、0.2mm程度飛び出しています。まあこの程度ならよしとしましょう。
普段あまり使わない素材を試してみましたが、雰囲気いかがでしょうか?



ここでひとつお詫びがあります。
前回、このランボードを本来の用途すなわち電線としても使うと書いたのですが、床板との接点が増える上に配線回しも複雑になるため、今回は見送ることにしました。

造形村の0系はDCC対応とするため、26形動力車を起点とする編成全体の引き通し回路を持っていて、非DCC運転の時でも26形から給電してやらないと先頭車のヘッド/テールライトがつかない構造となっています。
今回製作する4両は26形と22形(東京向き先頭車)の間に挿入するため、この"ランボード電線"を使って給電してやろうと考えたのですが、先述のような理由から単純に床下に配線することにしました。

当鉄道ではDCC化の予定はないので、或いは22形だけ自車単独で集電するように改造することも考えられますが、RMMの0系インタビュー&解説記事を読むと、先頭車は分解できない、ぜったい分解しちゃダメ・・・ということのようですので、この際引き通し回路には手を加えないことにしました。


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