80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

おとなの遠足1・・・てっぱくは楽しい!

2010-03-20 09:25:32 | その他
このたび、遅ればせながらテッパクこと鉄道博物館に行ってきました。かつての交通博物館とは比べようもないくらい大きく、実車展示も豊富で、学ぶというよりは純粋に誰もが楽しめる博物館といった印象です。それにしてもでかいね。3日間くらい合宿しないと全館制覇はムリだわー(^^;

【ターンテーブルデモ中のC57 135】


【やっぱフル編成はいいね・・・ジオラマ模型鉄道】


訪問記や解説はすでに多くの人が書かれているので、モデラー&メカマニアの視点で「ふふーん」と思ったものをかいつまんでご紹介します。

◆釣り合い梁台車はコイルバネが軟らかい
オハ31のTR11台車を眺めていたら、車内を人が歩くたびに台車がユサユサ上下する。しかもコイルバネはよく伸び縮みするのに板バネ(枕バネ)はほとんど形を変えない。枕バネでほとんどの振動を吸収する昨今の台車とは反対ですな。
【No Image】(撮り忘れた・・・)


◆0系の抵抗器は山側吸気・海側排気
ヒストリーゾーンのとなりに新しく整備された新幹線コーナー。0系新幹線21-2号車が展示され、普段は見られないスカートの中(笑)も解説付きで見ることができます。ここでおもしろいと思ったのは、普通は線路方向に取り付けられる抵抗器や制御器が、ワイドボディだけあって枕木方向に取り付けられていること。しかも、塩害から守るため、抵抗器の冷却風は山側から取り入れて海側に排気するんだそうです。旧型国電の電気側、空気側の配置と同じ考え方ですね。

【「新幹線の誕生」コーナーに設置された21-2号車】


【0系の主抵抗器 手前が山側サイド】


◆穴場な運転シミュレーター
これを運転シミュレーターと呼べるかどうかわかりませんが、今回の訪問で一番気に入ったのが101系のブレーキ体験装置。これって交博時代にありましたっけ?ここは本格運転シミュレーターとは比較にならないくらいすいてるので穴場。
で、何がいいかって「音」ですわ。ブレーキハンドルをユルメる。すかさず電磁弁が作動してスカーっという懐かしの排気音。ノッチオン!10キロ、20キロ、30キロ・・・、注意書には「30キロになったらマスコンを戻せ」と書いてあるが無視(笑)。40キロ、50キロ・・・、目の前の台車の中でMT46が唸る。でもこれ以上は伸びないようなのでノッチオフ。ブレーキハンドルを引いて1回制動、2回ユルメで停止。画面なんかなくても十分楽しい!

【101系運転台を用いたブレーキ体験装置 排出音が懐かしい】


◆ジオラマ模型担当者はキットも作る?
さて、これがジオラマ鉄道模型の入口にある整備室です。今日は残念ながら整備中のところは見られませんでしたが、よぉく見るとホビーモデルの101系プラキットと思われる箱が! 完成品の整備だけじゃなくキットメイクもするんでしょうか。楽しそう。。

【ジオラマ整備室のようす 海底トンネル??】


【KATOの箱やらホビーモデルの箱やら・・・左端はプラレールのハイブリッド車か?】


◆この連絡線、入館者は見ることができるのか?
怪しい連絡線をふたつ見つけました。ひとつは上記ジオラマ模型の整備室と運転会場との壁に空けられた「鉄博隧道」。“海底トンネル”というにはトンネルっぽくなくて「おクスリ出てますよー」みたいな窓ですが、線路はつながっていなくて、整備車両を出し入れするときだけつながるようです。さて日中にこの「回送」はあるのでしょうか。

【うーん微妙・・・(笑) わがレイアウトにも作るか】


もうひとつは「ミニ運転列車」と「ミニシャトル」をつなぐ連絡線。通路にはフタがしてあります。で、「ミニ運転列車」側はちゃんとしたポイントになっているのですが、「ミニシャトル」側は乗り越しポイントのような、それにしては一部のレールが取り外されている変なかたちになっています。さすがにこちらは休館日しか使用しないと思われますが、どのような運転が行われるのか見てみたいものです。

【左がミニシャトル、右がミニ運転列車 通路の下に連絡線あり】


【ミニシャトル側の乗り越しポイントらしきもの】


◆哀愁漂う「コレクションギャラリー」
交通博物館時代、鉄道少年の好奇心を大いに掻き立てたもののひとつに大型車両模型がありました。25分の1くらいで精巧に作られていて、構造がわかるように一部がカットされているものもありました。鉄博でも要所要所に展示されてはいますが、実車展示に比べてサブ的な扱いのようです。
あれだけ置いてあった車両たちはどこへ行ってしまったのかと思っていたら、こんなところにありました。2階の「コレクションギャラリー」の収納庫の中です。展示教材としての使命を終えた彼らは、今は照明も解説文もなく、「コレクション」の一員として肩寄せ合ってひっそり佇むのみ。往時を知る人間にとっては、ちょっと哀愁漂う一角でした。

【もはやコレクションとなった大型模型車両たち】


【まっ赤な丸ノ内線はひときわ目立つ! 他にも近鉄、小田急、東武など名車がズラリ】


【おいそこのボウズ、昔は国鉄バス5原則ってのがあってナ、ちゃんと鉄道の一員・・・ なんだ行っちまったか・・・】


次回は「おとなの遠足2・・・ホビセンは楽しい!」の予定です。


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マニ37 2150の製作(その2)

2010-03-17 00:56:01 | 上野口夜行急行方面
KATOオハフ33改造マニ37の進捗状況です。

プラ板による窓埋めがひと通り終わりました。車体の厚みが1.5mmくらいあるのでt0.3mm+t1.2mmの貼り重ねとしましたが、心もち浮き上がったような手触りがあるため、パテによる目止めと合わせて表面を削ってやる必要がありそうです。



この市販完成品ならではの美しいリベット。これををいかに壊さず保ったまま下地仕上げができるかが勝負ですね。



車内の両側各3ヶ所には、窓ガラスのアクリルパーツの、床板固定用の穴が開いた部分が貼ってあります。これがないと床板が固定できないうえ、正確な位置に貼らないと車体がゆがんでしまうので、
1.窓ガラスパーツを普通に車体にはめる
2.残したい部分(床板のツメが入る部分)周辺に瞬着を流し込む
3.乾燥を待ってカッターのこで不要な部分を切り取る
という面倒な方法で何とか残しました。



屋根上はベンチレーターの位置を修正しました。車体の窓がだいぶ活用できたのと裏腹に、ベンチレーターは同じ位置が1ヶ所もありません。φ1mmドリルで新たに取付穴を開けなおすとともに、ベンチレーター台座のモールドを全て削り取ってしまいました。



元の穴はパテで埋めますが、表から埋めるとヒケによってさらに修正が必要となるので、裏側からヘラで押し込むように盛り付け、乾燥後に出っ張りを削ることにしました。




床板はほぼ無加工でいきます。唯一、電暖トランスとヒューズ箱(エコーのパーツ)を取り付けました。荷物車用は乗務員室しか暖房しないのでワンサイズ小さいらしいのですが、普通の客車用をそのまま付けています。



今日はとりあえずここまで(^^;


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東武2000系のひらき

2010-03-14 10:33:36 | ひらき
編成モノのひらきです。地下鉄日比谷線乗り入れ用として活躍した東武2000系6両分で、うち3両分は箱になっています。昭和52~53年頃に製作開始したもののようです。
実車は4両編成からスタートし、需要の伸びに合わせて2両ずつユニットを挿入し、最終的に8両編成に成長しました。模型は中を取って6両としています。


箱になっていない3両分は両端先頭車(モハ2100形および2400形)と5号車(モハ2300形)です。窓上端にRのついた初期編成になっています。ドアにはエコーの真鍮プレスパーツを使っていますが、完全に表面が酸化して真っ黒になっていました。1ヶ所剥がれて紛失しています。
屋根の端部に「中」「北」と方向が書いてあります。中目黒と北千住かと思いましたが、後出の実車写真の裏に「北春日部向Mc」というメモ書きがあるので、相互乗り入れ開始当時の終点、北春日部を意識して書いたようです。



こちらが組立て見本になりまぁす(店員調)
手前から3号車(モハ2350形)、4号車(モハ2250型)で、こちらは窓Rのない増備車タイプ(だから組立てが早い!)、そして奥のモニター屋根が付いて塗装してあるっぽいのは2号車・・・。あれ?裏返したら5号車って書いてあるゾ。形は同じなので2号車(2200形)に修正しときましょう。いつ組み立て再開できるかわかりませんが(笑)



気になる塗装済み車はコレです。先行試作の意味合いでモニター屋根を作ってみたものの、少し厚過ぎたので挫折してますorz
しかもセイジクリームじゃなくて京王or小田急アイボリーだと思います。ストックが見当たらないので。



さらーに!
反対側はちゃんと塗っていません!(しかも懐かしの筆塗り)



というわけで、再着手の可能性が微妙な作品ですが、今の客車群の仕上げのメドが立ったら考えてみることにします。


お約束の実車写真も2枚だけ出しておきましょう。例によってプリントからのスキャンなので画質はお許しを。

北春日部向き先頭車2400形です。

【モハ2411/1978年1月,北千住駅】


中間車2300形です。北春日部寄りパンタと自然通風式抵抗器をもっていることがわかります(見にくくてすみません)。

【モハ2311/1978年1月,北千住駅】


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ブックマーク追加のお知らせ

2010-03-13 12:05:48 | 総務部
このたび、私が参照しているブログ/HPや、部品調達でお世話になっている模型店HPのブックマークを追加登録しましたのでご案内します。

個人ブログ/HP
急行越前の鉄の話(急行越前さま)
菓子箱電車で行こう(吉野線のシェルパさま)
サロマニア帝国(Satokawaさま)
20100系文庫(鉄道CAD製作所の奥井淳司さま)
ダマタカの鉄道模型工作(ダマタカさま)
鉄道模型おきらく研究室:レイアウトと列車のページ(はいでさま)

模型店・メーカーHP
朝倉模型さま
Models Imonさま

どうぞ宜しくお願いいたします。
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悩む、悩む。

2010-03-13 00:46:21 | その他
このお写真、何を言わんとするかおわかりですよね?
上野も金沢も行けないので、自宅で撮り鉄してみました(笑)



能登&北陸ラストラン。
さきほど報ステでは金沢駅から中継していました。どんな過激なコメントかと思ったら、意外に「汽車旅の郷愁」を前面に出したほんわかムードでしたね。
「皆さんマナー良く撮影してます」って、走り出した列車にあんなにフラッシュ浴びせちゃダメダメ・・・


さて、わが家にもEF64 1000番代とボンネット(ただし489じゃなくて485系)がおります。いずれもTOMIX完成品。でも去就が決まらず(決められず)悩ましい。
実は上の写真、少々フォトレタッチが施してあって、ロクヨンは前面帯と角ばった側面ロゴが黄色い「JR貨物試験塗装機」なのをクリーム帯に修正、クハ481は側面のJNRマークを塗りつぶしてあります。

ロクヨンは一般塗色の在庫がなく、もともと塗りなおすつもりで買ったものなので、いつ塗りなおしてもいいのですが、プレーンな国鉄時代もいいけど昨今のJRF塗装(下写真)も捨てがたいよなぁ・・・と、悶々としている次第。
でもJRFにしちゃうと本当に貨物(しかも昨今はコキかタキ)しか牽けなくなっちゃうので、登場当時の一般塗装にするのが無難かな~と思い始めています。何両も買えれば一番いいんですが、さすがにね・・・

【EF64 1015+1014/2009.6.10,八王子駅】


一方の485系は、クハ481が100番代をプロトタイプにしているので、0番代が多い好みの九州モノに使いにくいということもあって、いっそ急行能登にしてしまうか、という気にさえなっています。100番代からクハ489化は比較的簡単なんですよね?

しかーし!ボンネットといえば「国鉄」が輝いていた時代の象徴。せっかく綺麗についているJNRマークを剥がすのも気が引ける。489にするとしても、ここはやはり「白山」など北陸特急か「あさま」でいきましょうか。。


タイトルだけ見てisaoはまた何か寸法ミスをやらかしたのか!?と期待を持たれた方、しょうもないツイート記事(笑)で失礼しました。。


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