またまた久々の更新になってしまいました。
そして、またまたあさっての方向に話題が飛びます。
某Tubeで箱根登山鉄道の動画を観たら次から次へとスイスの鉄道の「お勧め動画」が出てきて、マッターホルンをはじめとするスイス・アルプスの雄大な風景の中を行く赤い電車にすっかり魅了されてしまいました。
「急行アルプス」が走るレイアウトに「本場アルプスの電車」が似合わない訳がない!ということで、年内最後の仕掛品作品として着工した次第です。
新旧いろいろな車両があって目移りしますが、結局、スイス北東部に路線を広げるアッペンツェル鉄道(Appenzeller Bahnen、以下「AB」と表記)のウォルツァー(Walzer=ワルツ)と呼ばれる3車体の低床電車を題材に選びました。製造はシュタッドラー(Stadler)というメーカーで、車体は一見するとトラムのように見えますが車格的にはれっきとした郊外電車らしく、トラムと共通のデザインや技術をふんだんに盛り込んで開発された次世代車両という位置づけのようです。3車体固定ですが連節ではなく、前後両端の台車のみが駆動軸となっており、形式というのか分類というのか分かりませんが、「ABe 4/12」と表記されます。Aは1等、Bは2等、eは電車で、数字は12軸のうちの4軸が駆動軸という意味だそうです。
(Wikipedia “Stadler Westschweizer Meterspurzüge” より引用)
幸いABとシュタッドラー社の出した技術資料のPDFが見つかったので、その図面をもとに型紙を作ります。窓寸などは記載されていませんが現地取材を敢行するわけにもいかず、「形式図を測ってはいけない」の鉄則はこの際脇に置いて図面から採寸しました。一見すると高度にモジュール化された車体に見えるのですが、測ってみるとけっこう窓幅などがバラバラで凹みました。(笑)
Wordで作図して出力。車体長は先頭車が18.7m、中間車が19mあるので意外に大きいです。側板は屋上機器カバーまでを一体としました。
側板と屋上機器カバーの境目の裏側にスジを入れ、曲げ癖をつけておきます。
前面も一体で作ろうとしたのですが、ノープランの現物合わせではさすがにヤバかろうと思い直して「お頭」はカット。実車も運転室部分は別モジュールとなっているのでむしろ継ぎ目を見せていきます。
屋上機器カバーに鉄筆でスジを入れて1枚ごとのパネルを表現。脱着用のフック?の穴もポツポツと押し出して表現しておきます。ちなみに手前にある切り欠きはパンタを折り畳んだ時にシューを逃げるためのもの。数か所ある通風メッシュは表現方法を思案中なのでまだ切り抜いていません。
というわけで動画を見過ぎたため未知の海外モノに挑戦する運びとなりました。行先に「For Matsumoto」なんて入れたらかっこいいかなぁ・・・などと怪しい妄想は膨らむばかり。
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某Tubeで箱根登山鉄道の動画を観たら次から次へとスイスの鉄道の「お勧め動画」が出てきて、マッターホルンをはじめとするスイス・アルプスの雄大な風景の中を行く赤い電車にすっかり魅了されてしまいました。
「急行アルプス」が走るレイアウトに「本場アルプスの電車」が似合わない訳がない!ということで、年内最後の
新旧いろいろな車両があって目移りしますが、結局、スイス北東部に路線を広げるアッペンツェル鉄道(Appenzeller Bahnen、以下「AB」と表記)のウォルツァー(Walzer=ワルツ)と呼ばれる3車体の低床電車を題材に選びました。製造はシュタッドラー(Stadler)というメーカーで、車体は一見するとトラムのように見えますが車格的にはれっきとした郊外電車らしく、トラムと共通のデザインや技術をふんだんに盛り込んで開発された次世代車両という位置づけのようです。3車体固定ですが連節ではなく、前後両端の台車のみが駆動軸となっており、形式というのか分類というのか分かりませんが、「ABe 4/12」と表記されます。Aは1等、Bは2等、eは電車で、数字は12軸のうちの4軸が駆動軸という意味だそうです。
(Wikipedia “Stadler Westschweizer Meterspurzüge” より引用)
幸いABとシュタッドラー社の出した技術資料のPDFが見つかったので、その図面をもとに型紙を作ります。窓寸などは記載されていませんが現地取材を敢行するわけにもいかず、「形式図を測ってはいけない」の鉄則はこの際脇に置いて図面から採寸しました。一見すると高度にモジュール化された車体に見えるのですが、測ってみるとけっこう窓幅などがバラバラで凹みました。(笑)
Wordで作図して出力。車体長は先頭車が18.7m、中間車が19mあるので意外に大きいです。側板は屋上機器カバーまでを一体としました。
側板と屋上機器カバーの境目の裏側にスジを入れ、曲げ癖をつけておきます。
前面も一体で作ろうとしたのですが、ノープランの現物合わせではさすがにヤバかろうと思い直して「お頭」はカット。実車も運転室部分は別モジュールとなっているのでむしろ継ぎ目を見せていきます。
屋上機器カバーに鉄筆でスジを入れて1枚ごとのパネルを表現。脱着用のフック?の穴もポツポツと押し出して表現しておきます。ちなみに手前にある切り欠きはパンタを折り畳んだ時にシューを逃げるためのもの。数か所ある通風メッシュは表現方法を思案中なのでまだ切り抜いていません。
というわけで動画を見過ぎたため未知の海外モノに挑戦する運びとなりました。行先に「For Matsumoto」なんて入れたらかっこいいかなぁ・・・などと怪しい妄想は膨らむばかり。
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動画を探して観てみましたがGゲージの「アレグラ」迫力あってかっこいいですね。お値段を聞くと卒倒しそうですが。(笑)
赤い車体は草原、雪原、山岳いずれの風景にもマッチしますね。完成品も欲しくなってきました。
私はこの電車は知りませんでした。KATOが製品化
した3車体連接の「アレグラ」は好きです。顔が
こちらの電車よりもさらにすぼまっていて作り
にくい車両だと思います。
以前運転会でLGBのGゲージの「アレグラ」を見て
気に入ってしまいましたが、LGBのはDCCサウンド
でウン十万円のお値段で諦めました。その「走る
札束」電車が目の前に2本並び、当時日本で売れた
「アレグラ」の半分が目の前にあったということ
でした。Rhbもですがスイスの電車は赤が多い
ですね。
はい。バレないように異国の地で浮気したつもりだったんですが皆さんのパパラッチぶりにびっくりしてます(爆汗)
さーてこの恋愛、成就するのかなァ( ̄▽ ̄;)
>何年か前に某RMMで募集したフリーランスの高原列車
ほほーそんなのあったんですね。日本人の目にもあまり抵抗感ないデザインなので作りやすいのかも。
どっちがマネてるのか知りませんが、最近のアノ電車やアノ電車のデザインはコイツに良く似てるなーなんて思いながら作図してました。これ作れたらK鉄「○のとり」は簡単に作れます、たぶん(笑)
浮気もついに海を越えましたか~(^^;
これじゃ体がいくつあっても足りませんね。。。
しかし的を絞らせない配球で、見ているこちらも目が離せません(笑)。
図面みたら、何年か前に某RMMで募集したフリーランスの高原列車を思い出しました。あれは、コレのパクリ、もといオマージュだったんですねf^_^;
PDF見つかりましたか。リンク張っときゃよかったですねすみません。。あれとWikiでだいたい実車の概要が分かるかと思います。
>16番で作るんですね!
車体幅2650mmのメーターゲージ車両とくれば十分地方私鉄クラスのサイズ感なので、欧州型とはいえ1/87にする必要もないのかなと。。KATOがNで1/150の「アレグラ」を作ってるのと同じ発想ですね。
同じモノを作る予定はないのですが、寸法から判断するとisaoさん16番で作るんですね!
大糸線に松本電鉄・・・いいですねぇさすがお目が高い!!
探すと「撮影:白馬~信濃森上間」とキャプションをつけてもまったく違和感がない実車写真がゴロゴロ出てきます^^
春の桃源郷もきっと似合うはず。
狭軌の“メーターゲージ”というのもポイントですね。
なんとか頑張ってみます♪