昨日は雨模様だったので車体関係はサーフェーサーを吹いただけ。代わりにDT21C台車の改造を行いました。
DT21Cは、DT21のブレーキを両抱き式から片押し式に変更したVer.で、今回製作するクモユニ143のほかクモヤ143など143系電車と、その改造車であるクモハ123で使われたとされています。単行運転の機会が多いこれらの形式では、軌道(信号)回路の短絡不良を防止するための踏面清掃装置を台車枠に取り付けるためにこうなったということで、なーるほどと思う反面、あんなに重い電車が載っても軌道短絡しないってどんだけ~~~デリケートなの?って素人は思ってしまうわけです。
さっそく改造しましょう。ベースはPLUMの115系プラキットに入っているDT21台車枠です。TOMIXの密封コロ台車に置き換えるために余ってしまう予定の品であることは前回書いたとおり。ネットの写真を頼りに外側のブレーキシューなどをカットしていきます。ニッパー、カッターでさくさく作業できるのがプラ素材のいいところ。
切り取ったパーツは捨ててしまいますがココだけは別!ブレーキシリンダから出ている押し棒とテコのモールドは三枚おろしの要領で丁寧に剥いで・・・
内向きに貼り換えれば完了。
当初はブレーキシリンダごと切り取って向きを変えようかと思ったのですが大ごとになるのでやめました。これだけでも雰囲気は十分出たのではないかと。
軸受けの穴はカツミの軸受メタルに合わせた大きさになっているようですが、少しきつかったのとメタルをもう少し深く埋め込みたかったのでφ2.5mmドリルで軽くさらい、ゴム系接着剤で固定しました。動力化はしないのでピボット軸受です。
ボルスターは初めキットのパーツ(右)を使って仮組みしたのですが、台車枠のガタが多いというか自由度が高すぎたため、たまたまストックしていたエンドウのMPボルスターE(左)と比べてみると幅が同じとわかり交換。
右が交換後で、明らかにカチッとしているのが分かります。自由度はだいぶ小さくなったもののレールへの追随には問題ない程度です。ちなみに軸受の穴を深くし過ぎてカツミ/エンドウ車輪では抜けてしまうため、車軸の長い日光のピボット車輪を使うことにしました。
出来上がりはこんな感じで重厚なDT21がずいぶん軽快な台車に変貌してしまいました。あとはここに踏面清掃装置や排障器ステーなどが付いてくるものと思われますが、ネット写真だと構造がイマイチ不明なので識者のアドバイスを待ちたいと思います。笑
MPボルスターを使うことにしたので床板も115系用はキャンセル。手頃な床板用真鍮板があったのでこれを使うことにします。あとはボルスター上面高さが不明なので計測し、車体の補強材取付位置に反映すればオッケーですかね。
DT21Cは、DT21のブレーキを両抱き式から片押し式に変更したVer.で、今回製作するクモユニ143のほかクモヤ143など143系電車と、その改造車であるクモハ123で使われたとされています。単行運転の機会が多いこれらの形式では、軌道(信号)回路の短絡不良を防止するための踏面清掃装置を台車枠に取り付けるためにこうなったということで、なーるほどと思う反面、あんなに重い電車が載っても軌道短絡しないってどんだけ~~~デリケートなの?って素人は思ってしまうわけです。
さっそく改造しましょう。ベースはPLUMの115系プラキットに入っているDT21台車枠です。TOMIXの密封コロ台車に置き換えるために余ってしまう予定の品であることは前回書いたとおり。ネットの写真を頼りに外側のブレーキシューなどをカットしていきます。ニッパー、カッターでさくさく作業できるのがプラ素材のいいところ。
切り取ったパーツは捨ててしまいますがココだけは別!ブレーキシリンダから出ている押し棒とテコのモールドは三枚おろしの要領で丁寧に剥いで・・・
内向きに貼り換えれば完了。
当初はブレーキシリンダごと切り取って向きを変えようかと思ったのですが大ごとになるのでやめました。これだけでも雰囲気は十分出たのではないかと。
軸受けの穴はカツミの軸受メタルに合わせた大きさになっているようですが、少しきつかったのとメタルをもう少し深く埋め込みたかったのでφ2.5mmドリルで軽くさらい、ゴム系接着剤で固定しました。動力化はしないのでピボット軸受です。
ボルスターは初めキットのパーツ(右)を使って仮組みしたのですが、台車枠のガタが多いというか自由度が高すぎたため、たまたまストックしていたエンドウのMPボルスターE(左)と比べてみると幅が同じとわかり交換。
右が交換後で、明らかにカチッとしているのが分かります。自由度はだいぶ小さくなったもののレールへの追随には問題ない程度です。ちなみに軸受の穴を深くし過ぎてカツミ/エンドウ車輪では抜けてしまうため、車軸の長い日光のピボット車輪を使うことにしました。
出来上がりはこんな感じで重厚なDT21がずいぶん軽快な台車に変貌してしまいました。あとはここに踏面清掃装置や排障器ステーなどが付いてくるものと思われますが、ネット写真だと構造がイマイチ不明なので識者のアドバイスを待ちたいと思います。笑
MPボルスターを使うことにしたので床板も115系用はキャンセル。手頃な床板用真鍮板があったのでこれを使うことにします。あとはボルスター上面高さが不明なので計測し、車体の補強材取付位置に反映すればオッケーですかね。
電気というと鉄道模型の配線のように机の上で出来るものしかいじったことがないので、ビニールコードの素線1本でも触れると瞬時にショートするイメージしかなく不思議です(笑)。おっしゃる通り軸数や通過距離も関係していることと思います。
片押しで大丈夫なのは電気ブレーキを常用することや制輪子の材質向上が考えられますが、101系でも電制は使っていたので、やはり長年の研究開発が進んだ成果が大きいのではないでしょうか。
片押し式になった理由も興味深いですが、短絡不良は重さというよりも、単行で車軸数が少ないとか、高速で軌道回路を通過すると短絡する時間が少なく動作不良を起こすとか、そちらの要因が大きいのではないか、と素人なりに感じました。昔ちょこっとだけ鉄道用信号機関連の会社に居たことがありますが、このような話は聞いたことはありませんでした。