またまた台車のお話です。こんどはパーツボックスの中から発掘されたものではなく、新規に買ったものです。
その正体はDT200。日本が誇るシンカンセン0系で採用された台車ですね。プレーン1両分(車輪なし)とピボット5両分(車輪付き)の計6両分を、カツミのオンラインショップでプチ衝動買いしてしまいました(汗) ということは・・・?
着工時期未定ながら、名車0系を作っちゃおうかなーなんて考えてます。その昔、鉄道模型少年の家には必ずあったカツミの0系。今ではレアアイテムとしてオークションでも瞬く間に高値取引されているようですが、とても完成品には手が出ませんので、6両編成程度を自作してみようかという夢プロジェクトです。テッパクの社会科見学がいまだに尾を引いています(笑)
でも「夢」っていつかは覚めるんだよなぁ~
プレーン軸の表裏をみてみましょう。ダイキャスト製で表面はグレー塗装済み。軸箱を前後から薄板で支えるミンデンドイツ式(厳密にはその改良版のIS式)ですが、製品では内寄りの支持板が省略される一方、外寄りが2枚板のように厚く表現されるなどの特徴がみられます。スカートに隠れてしまうボルスタ周辺はかなり簡略な表現です。
裏面をみると「KTM」のロゴとともに「90-B」の文字が浮き出しています。普通なら「DT200」と書かれるところなのでちょっと気になります。一応軸受けはメタル入りですが、上の写真のようにボルスタはMP対応ではありません。MP動力化後の再生産というのも聞いたことがないので、そこそこ古い製品なのでしょう。
さて、カツミの初代0系は驚くべきことに実車と並行して設計・製造され、1964(昭和39)年の実車デビューと同時に発売されたそうです(※)。東海道新幹線がいかに国民的な期待を背負っていたかがわかりますが、とすると正式な台車形式が決まる(公表される)前にカツミの台車も製造が始まっていて、「90-B」などという仮コードがついたのかも知れません。ただし初期製品ではドロップ製だったといいますから、ダイキャストに移行してからも修正せずに引き継がれていることになります。さらには「90-A」が存在したのかも気になるところです。ちなみにピボット軸のも「90-B」なので、軸受け構造による違いではなさそうです。
WBは28.5mm。さすがにこのスペックのインサイドギヤは手持ちではないので、製作の暁には潔くMPギヤを導入することになると思います。
最大の難関は走らせる場所。1/87でも全長280mm、全幅38.5mmにもなるので、わがレイアウト(ああ休眠中)の最小610R、在来線向け建築限界では無理があります。お座敷運転専用車として割り切るか、デフォルメするか。在来線で最大級のキハ181系列に近づけるには1/93程度にする必要がありますが、これではシンカンセンとしての威厳がなくなってしまうので、1/90ではどうかと考えています。「新幹線は1/87」というお約束には反するものの、「1/76~1/90」と定められた「16番鉄道模型」の範疇には納まります。もっとも今では満鉄型も1/87で作るそうなので1/90というのは死文化しているそうですが・・・
あとは資料の問題でしょうか。なにせ「新幹線なんてフン!」と思っていたクチなので、103系以上に(笑)自分で撮った写真がありません。浜松駅を通過してる写真1枚くらいかな? しばらくは「0系本」探しが続きそうです。
(※)Special Thanks
以下のHPを参考にさせていただきました。有難うございます。
新幹線アトラス(翁さま)
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その正体はDT200。日本が誇るシンカンセン0系で採用された台車ですね。プレーン1両分(車輪なし)とピボット5両分(車輪付き)の計6両分を、カツミのオンラインショップでプチ衝動買いしてしまいました(汗) ということは・・・?
着工時期未定ながら、名車0系を作っちゃおうかなーなんて考えてます。その昔、鉄道模型少年の家には必ずあったカツミの0系。今ではレアアイテムとしてオークションでも瞬く間に高値取引されているようですが、とても完成品には手が出ませんので、6両編成程度を自作してみようかという夢プロジェクトです。テッパクの社会科見学がいまだに尾を引いています(笑)
でも「夢」っていつかは覚めるんだよなぁ~
プレーン軸の表裏をみてみましょう。ダイキャスト製で表面はグレー塗装済み。軸箱を前後から薄板で支えるミンデンドイツ式(厳密にはその改良版のIS式)ですが、製品では内寄りの支持板が省略される一方、外寄りが2枚板のように厚く表現されるなどの特徴がみられます。スカートに隠れてしまうボルスタ周辺はかなり簡略な表現です。
裏面をみると「KTM」のロゴとともに「90-B」の文字が浮き出しています。普通なら「DT200」と書かれるところなのでちょっと気になります。一応軸受けはメタル入りですが、上の写真のようにボルスタはMP対応ではありません。MP動力化後の再生産というのも聞いたことがないので、そこそこ古い製品なのでしょう。
さて、カツミの初代0系は驚くべきことに実車と並行して設計・製造され、1964(昭和39)年の実車デビューと同時に発売されたそうです(※)。東海道新幹線がいかに国民的な期待を背負っていたかがわかりますが、とすると正式な台車形式が決まる(公表される)前にカツミの台車も製造が始まっていて、「90-B」などという仮コードがついたのかも知れません。ただし初期製品ではドロップ製だったといいますから、ダイキャストに移行してからも修正せずに引き継がれていることになります。さらには「90-A」が存在したのかも気になるところです。ちなみにピボット軸のも「90-B」なので、軸受け構造による違いではなさそうです。
WBは28.5mm。さすがにこのスペックのインサイドギヤは手持ちではないので、製作の暁には潔くMPギヤを導入することになると思います。
最大の難関は走らせる場所。1/87でも全長280mm、全幅38.5mmにもなるので、わがレイアウト(ああ休眠中)の最小610R、在来線向け建築限界では無理があります。お座敷運転専用車として割り切るか、デフォルメするか。在来線で最大級のキハ181系列に近づけるには1/93程度にする必要がありますが、これではシンカンセンとしての威厳がなくなってしまうので、1/90ではどうかと考えています。「新幹線は1/87」というお約束には反するものの、「1/76~1/90」と定められた「16番鉄道模型」の範疇には納まります。もっとも今では満鉄型も1/87で作るそうなので1/90というのは死文化しているそうですが・・・
あとは資料の問題でしょうか。なにせ「新幹線なんてフン!」と思っていたクチなので、103系以上に(笑)自分で撮った写真がありません。浜松駅を通過してる写真1枚くらいかな? しばらくは「0系本」探しが続きそうです。
(※)Special Thanks
以下のHPを参考にさせていただきました。有難うございます。
新幹線アトラス(翁さま)
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私も欲しかったんですよ。
「YAMAHA DT200R」
失礼しました。
新幹線でしたね。
N700系とか、JR東日本のEナントカ系などの最近の新幹線車両を見ると、0系も捨てたもんじゃないな、と思いますね。
6両編成ということですが、ぜひ食堂車(ブッフェじゃなく)を加えてもらえるとうれしいな、と思っています。
昭和40年代の品物のはずですが、90-Bって刻印はやっぱりありました。
図面は「20100系文庫」様が公開されてますが、実際の雰囲気は難しいですね。
私のところの4輌、貸し出ししましょうか?
"DT200"で画像検索かけたらバイクの写真しか出てこないので面喰いましたヨ!(笑)
あとはイスとかUSBメモリなんかにもDT200というのがあるらしい・・・
> ぜひ食堂車(ブッフェじゃなく)を加えてもらえるとうれしいな
おっと、ビュッフェ車(35形)を組み込もうとしていたのに先制されてしまいましたね(笑)
食堂車(36形)でも別にいいのですが、35形のほうが半室合造車なので、編成に変化があっておもしろいかなと思った次第で。
0系は奇数、偶数でワンユニットなので、次のどちらかの編成になると思います。
←博多・新大阪 東京→
21+16+35+26+25+22
21+26+15+36+25+22
(15、16形はグリーン車)
そういえば0系お持ちでしたね。羨ましい~。
20100系文庫様の図面はさっそくDLしてプリントしてあります。前頭部ができれば9割は完成・・・と言いたいところですが、屋根上のエアコンユニットも"らしく"作ろうと思うとけっこう大変そうですよね。エッチングか何かでないと、連続したスリットをきれいに表現するのは難しそうです。
> 私のところの4輌、貸し出ししましょうか?
あは!うれしいです。でもお借りしたが最後、「移籍」になっちゃう危険性大ですので(笑)、お気持ちだけいただきます。
103系をいっぱい使っている私としてはW/B=28.5には馴染みがありまして‥‥(笑)
MPより安く作ろうと思ったらW/B=28.7のパワートラックが使えます。標準のパワートラックならば車輪径もφ10.5ですから新幹線用にはバッチリです。車体がペーパーで軽量ならばパワトラ2個でもなんとかなりそうですね。W/Bは0.2ミリの差はありますが、これは誤差範囲で実用上は問題ありません。私も日光のDT33(W/B=28.5)に付けて使ってます。特殊なパーツに見えますが最近は銀座の3階に在庫があります。パワトラは1両に2個使いして照明用の配線ラグ同士を結んでやると全輪集電になり、極めて快調な走りをしてくれます。お試しアレ!
ご助言ありがとうございます。パワトラ=非力というイメージが抜けないのですが(笑)、これなら4台(2両)組み込んでもMPより安上がりですね。考えてみます。
ところで今まで全然気にしてなかったのですが、改めて計算してみるとDT33(W/B=2,300mm)の1/80も、DT200(W/B=2,500mm)の1/87も、28.5じゃなくて28.7mmの方がより近い数字なんですね。
とすると、インサイド時代からMPまで受け継がれている28.5という寸法はナンなんでしょ???