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80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

キレンジャーが黄色くなっちゃった~

2011-07-13 01:18:25 | 新幹線
こんばんは。

キレンジャーこと4001号軌道試験車。
黄色いのは当たり前だろうって?
いやー、いろいろありまして・・・(^^;


まずは塗装へ向けて前面ガラスの枠に色をつけるための下準備から。
幅0.5mm(程度)に切ったプリンタ用シール紙をまずコーナーから貼ります。
このまま旧型国電のドアヘッダーに流用できそうなカタチ。。



続いて直線部分も貼って・・・



んー、思ったほどイケてない感じ・・・
窓の上下幅が少し狭くなりすぎだし、直線もヘロヘロぎみ。



シール紙やめ!
下地処理すれば塩ビでも塗料が乗るかも知れないので、窓枠表現の工程は飛ばすことにして、とりあえず塗り残す部分にマスキングテープを貼っておく。。



以前、タキ1000の手すり(軟質プラ)を塗るのにメタルプライマーを下地処理に使ったことを思い出し、どうなるかわからないけど、窓の周囲にチョイチョイと塗ってみました。



そして塗装。
今回は「クリームと黄色の中間」というお題なので市販のスプレー缶が使えません。長電のストロークリームやキハ55準急色あたりが流用できるかなとも思ったのですが、もっと黄色に近いような気がするので、おとなしく調色することにしました。



一応、当工場にも、シングルアクションの廉価版ですが、こんなエアブラシがあります。なかなか使いこなせないので、1、2回使っただけで仕舞い込んでおいたものですが、今さら筆塗りでもあるまいしと、意を決して使ってみることにしました。



調色といっても黄色と白を混ぜるだけ・・・とあなどったのがいけませんでした。
黄色のビンに白を混ぜていったら、いつまでたっても薄くならなーい!(~_~)
どうも、白に黄色を足していくのが正解のようです。
ついに根負けして、これでいっか、と妥協した結果がこの色。
クリームっぽさとは程遠く、十分「黄色」ですなぁ・・・orz
どこかで見た色だと思ったら、名古屋市営地下鉄のウィンザー・イエローに近い。



まあ、実車はもうこの世にいないので、これでよしとしましょう。

で、塗りあがったクルマがこちら。(速いって)
ちょっと厚塗りになった部分はあるものの、珍しく自分的には良い仕上がり♪
ちなみに帯はGMの青20号を吹いています。



ダウトかもしれない(笑)屋根も、塗装するとグンと引き立ちますね。
こちらはタミヤのアルミシルバーを使い、好みでキラキラめに仕上げています。



テールライトの真上に塗り分け線がくるのには閉口しましたが、これもなんとか一発でOK。マスキングをしたことがある方なら、この苦労おわかりかと・・・
カプラー胴受が黄色いのはご愛嬌。これから黒くします。



・・・と、一見大成功したかに見えたのですが、フロントガラスのマスキングを剥がしたとたん、ガーン!

裏側からの吹き込みです。。



あれだけ窓のフチがどうの、マスキングがどうのとウンチクを並べたあげく、「塗装前に窓ガラスつけちゃうの?」と心配するぐりれさんには「まあ見てなさい」的なコメントを返した結果がこのザマでございます。
表面はしっかりマスキングしたのに、裏側のことはすっかり忘れ、開けっ放しでシューシュー吹いてたというお粗末・・・orz


窓セルを貼る前にいろいろ試行錯誤した痕跡として、こんなふうに窓のフチが荒れてしまっている部分もあるので、もう一度下地を整えてからやり直したいと思います。どう"やり直す"かは決まってないんだけど。



しかし、塗ってみると「奇車・怪車」と言われたこのクルマの特徴が一気に出てくるような気がしますね。まったく誰が設計したんだか。



しかし、一見異端に思えるこのクルマにも、実は同期の1000形試作電車と共通するデザインが随所に見られるのです。そのひとつが屋根構造であることは製作記の中で書きましたが、この連続3枚窓(コーナーを入れると5枚)も、考えようによっては1000形試作電車の運転台デザインと相通ずるものがあります。
1000形は4両つくられた先頭車のうちの3両(1001、1002、1003)の運転台に、量産車と異なる連続カーブガラス(5枚)が採用されていました。任された任務は違えども、200km/hオーバーの未知の世界を切り拓くパイオニアとして、同じDNAを持って生まれてきたように思えます。


それはそれとして。。
せっかくいいセンいってたのになー
いったん0系製作に戻ってクールダウンしますか(^^)



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4001の製作(意外に使える食品パック)

2011-07-11 10:33:25 | 新幹線
こんにちは~
連日暑くて寝不足気味ぃ(どよーん)
工作の方も低調・・・

ですが、
何とか刻みながらでも進んでいきたいと思っとります。

前面窓の接着は、接着剤を「ボンドGPクリヤー」に変更して、再びチャレンジしました。昔ながらの「ゴム系」接着剤の透明版ですね。。

そしてそして、コーナーのパノラミックなガラスに食品パックを使ってみたところ、これがうまい具合にフィットしました♪

カーブが合いそうな部分にターゲットを絞り、幅3mm、高さ8mmに切り出します。
左が窓Rにあわせてコーナーをカットしたもの。
思いっきり細かくて目がしょぼしょぼです。



窓の内側に「GPクリヤー」を塗って窓ガラスをはめ込みます。
ところがこのジーピー、「速乾」と謳ってるだけあって渇きが速い!!
紙の上に垂らして、そこからすくって使おうとしたら、サーッと表面に膜ができてしまうので閉口しました・・・

なので、大切な窓ガラスをピーンと飛ばしたら一大事。こうやって、ピンセットではなくマスキングテープの切れ端にくっつけて移動しました。



お、いい感じヨ。
なお平面窓の部分は先に貼ってあります。(写真撮り忘れ)



左右とも貼り込めば、まずは第一関門クリア。
このあとは、窓の外周にシール紙で枠を貼り、車体との間にすき間があればパテで埋め、ガラス面をマスキングして塗装、と進みます。
とっても非効率とは思うのですが、窓枠印刷済みのガラスをパチッ、みたいな精度の高い工作はできませんので(^^;



ところで、今回のパノラミックウィンドウ部分に使った食品パック。素材を確認したら「プラ PS」となっていました。ポリスチレン製ですね。
これは我々がよく使うプラ板と同じ素材で、カット面や割れた面に現れる白濁の感じが、どこかで見たことあるなーと思っていたら、透明プラ板と同じ素材だったというわけです。

今までは片っ端から捨てていましたが、デザインもさまざまなものがあって平面性もよいものが多いので、取っておけばどんな流線型の車両でも作れるかも知れませんね。
大トロみたいに本当に使える部分はひと握りですが・・・


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4001の製作(前面ガラスが難しい)

2011-07-09 02:54:02 | 新幹線
こんばんは。

今夜はまだ眠気が襲ってこないので、なんとか1本書けると思います(^^;

実は先ほどまで、スペースシャトル打ち上げの様子を動画中継で見ていました。30年の歴史に幕を閉じる最後のシャトルだそうで、苦しい台所事情がうかがえます。
それにしてもユーストリームの動画はスムースで全然ストレスを感じませんね。日本時間9日0時29分、最後のミッションへ向けて舞い上がる「アトランティス」のキャプチャをどうぞ。



一方、こちらは財政難と戦いながらも低空飛行を続ける新幹線プロジェクト♪(え、いつから「プロジェクト」に??)

4001号軌道試験車は屋根ルーバーが一応片付いたので、前面窓に作業を移しました。3連続平面窓の両サイドにパノラミックウィンドウがついた、あの独特の風貌を形作るカナメです。ココがうまく決まらないと、いくら黄色く装ったところで「キレンジャー」にはなってくれませんから・・・(^^ゞ

まずは窓セルを裏側で支える準備をします。上側はt0.5の紙をカットして天井側に貼りました。



下側にも、三つ折れにした紙を窓縁より0.5mm程度はみ出るように貼ります。



ところでこの連続窓ですが、その支持方法がクセモノで、Hゴムでもアルミサッシでもなく、スチール製の枠に充填材を詰めてガラスを挟んだような構造で、その枠はどうも車体色に塗られていたようなのです。

しかし窓セル(透明塩ビ)は塗料が乗らないため、窓枠に相当する部分にシール紙を貼って、その上から塗装することにしました。しかし、両脇のパノラミックの部分の曲げがどうもうまくいきません。
有名な「ロコモデル技法」によれば、曲げて白濁してしまった塩ビは、ドライヤーの熱を吹き付けるとたちどころに曇りがとれることになっているのですが、何度やってもうまくいかないのです。。



モノにならない試作品の山・・・(^^;



仕方がないので、両脇のパノラミックな部分は中央の平面と切り離し、食材パックの「丸っこい」部分をうまく切って使うことにしました。



まず中央の3枚の平面を貼ります。



端っこに浮き上がりが認められたので、テープを貼って乾燥を待ちます。



ところが、テープを剥がそうとしたら窓セルまで剥がれてしまいました!
接着には超多用途接着剤を使ったのですが、塩ビはどうも接着しないようです。。。orz



もう一度最初からやり直すことになりました。


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4001の製作(屋根ルーバーの表現)

2011-07-08 07:18:49 | 新幹線
こんばんは。 おはようございます。
あぁ、また書いてる途中で爆睡してしまいました・・・orz


さて4001の製作もいよいよ最終コーナーを回りました。
作り方が決まらず、ずっと温存してきた屋根肩の換気ルーバーですが、アルミテープ+スジ彫りという組み合わせで辛くも乗り切ったのでご報告。

使用したのはホームセンターで入手したアルミテープ。ツヤありであまり高くない製品です。アルミサッシの表現や、粘着力が強いので配線押さえなどにも使っていたものです。



最初、左に写っているようなエバーグリーンの波板でプレスする方法などを試行錯誤してみたものの、あまり良い結果は得られず、面倒でも鉄筆で1本1本「スジ彫る」のが一番よいとの結論に至りました。特に今回は枚数も少なく、全部足しても小指の先ほどの面積にしかならないため手作業でいくことにしました。



これは公式側(海側)につく縦スリットのルーバーです。まず油性ペンで四角く範囲をケガき、いつもどおりコンパスの針先でスジを引いていきました。ケガいたのはあくまで「範囲」だけで、実は正確なピッチは測っていないのですが、たぶん0.75mmピッチくらいにはなっていると思います(^^;



屋根のRに合わせるため、丸棒に載せて指で軽く押さえてからカットします。これに気づいたのは1枚めを貼ってしまってからでした。いくら薄いアルミとはいえ金属は金属。しかも縦波をつけるということは、Rと直角方向に補強しているようなものなので、あらかじめ屋根Rより強めのカーブをつけておかないと、貼ってからではうまく馴染んでくれません。。



これは反対側(山側)につく横スリットのタイプです。実車写真では判然としなかったのですが、1000形や0系に倣えば3セクションに分割されているはずなので、そのようにスジをつけました。
同じように曲げぐせをつけてから貼りますが、こちらは波と曲げの方向が一緒なので、縦スリットよりは素直に曲がってくれます。



屋根に貼った縦スリット型のルーバーです。スジのピッチはそうでもないですが、幅が一定しておらず、いささかヘロヘロ感が漂っているので、今後は幅を固定できるテンプレートのようなものをあてて、スジ彫りした方がよさそうです。



そしてこちらが横スリット型。立体感には欠けますが、まあなんとか実用にはなるかなぁといったレベル。



ということで0系の屋根にもひと筋の光明が見えました。この方法ならエッチングよりも簡単で安く(といってもエッチング液と真鍮板買っちゃってるよぉー)できそうです。
ただ相当注意してやらないと、すぐスジがヘロヘロになっちゃうので、クーラーをガンガンに効かせ、精神統一してからとりかかるようにしたいと思います。


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4001の製作(ディティールの追加)

2011-07-05 11:56:30 | 新幹線
こんにちは。
今日も蒸し暑い1日になりそうです。

ゆうべUPしようと思っていたのですが、みごと睡魔の餌食となって、PCとデスクライトをつけっ放しで朝を迎えてしまいました。節電もなにもあったもんじゃぁない・・・orz

さて4001の方ですが、塗装二歩手前までたどり着きました。
なぜ一歩前じゃないかはのちほど(^^;

細かいディティールをつけていきます。
これは非公式側側面にある、発電用ディーゼルエンジンのラジエータ。スジ彫りしておいた部分の外周に、「ロ」の字型に切り出したシール紙を貼って枠を表現しました。



続いて、φ0.4真鍮線で手すり類をつけていきます。これは乗務員ドアの部分で、外板とツライチになるように埋め込んだところです。



そしてこれは屋根肩につくもの。側面の昇降ステップはなく、ここに2本だけぽつんとついているのが不思議ですが、ハシゴでもかけたのでしょうか。あるいは検修庫の作業用通路から飛び移るためのものだったりして?


このほか正面にも手すりを植えていますが、写真を撮り忘れたので、他のカットでご覧下さい。

続いて床下まわり。といってもトレーラー車なのでたいしたものはついていません。
その代わり、前後オーバーハング部につくレール面確認用の潜望鏡?と、1位の隅につく汚物タンクが目立っています。
潜望鏡ライクな装置は、ヒノキ材から三角と四角のパーツを切り出し接着しただけの簡単なものです。



汚物タンクは独特の形をしていて、昨今の循環式の余りパーツが使えないので、これも木材から作ることにしました。
ちょうど手元にあったのがφ10mm丸棒を1/2カットしたもの(材質不詳)。切りシロが1mmくらいあるとみえて、2つ合わせても楕円の断面にしかならないのですが、タンクにするには返って好都合♪
まずは長さの違う2枚を切り出して・・・



貼り合せ・・・



目止めと成形をして、取付台とバンド状の帯を貼り・・・



本体が完成。排出口や若干のパイピングはこれから追加します。



カプラーはエンドウの密連。突起を円錐状にヤスって新幹線タイプに似せています。
TNカプラーにしなかったのは、この車が「半流」で、将来コイツを牽かせることになるであろう相手も1000形試作電車ということならば、もはや伸縮機能は必要なしと判断したからです。



パーツ一式を取り付けるとこうなります。カプラー胴受はエコーの新型電車用Aです。
潜望鏡が小さすぎるようなので作り直しかな~



1エンド側より眺める。。
汚物タンクは逆に大きすぎ?? でもコイツのチャームポイントでもあるので、このままにしておきましょう。
車体が白いのは、いつも使っているグレータイプのサーフェーサーが切れたので買いに行ったら、近所の家電量販店にはホワイトタイプしか残ってなかったから。黄色がベースの本車では発色上この方が有利なので、結果オーライってとこでしょうか。



反対側から眺める。。
冒頭に書いたとおり塗装までもうひと手間必要なのですが、わかりますか?
屋根肩の換気ルーバーがまだできていないんです!
苦手意識があると、結局最後まで引きずっちゃうんだなぁ・・・
48時間以内に何とかします。(言い切っちゃったよ)



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