雨天の定義について気象庁は≪日降水量10mm以上の日を雨日≫としている。尚、それ未満で1mm以上の日は降水日。そして、過去30年間の年間雨天日数の全国平均は47.6日である。確率的には週に1日は雨天になる計算だ。
最も雨天日数が多いのは石川県で80.6日。冬の降雪日の多い日本海沿岸の富山県、福井県、鳥取県、新潟県各県と、梅雨や台風の影響による宮崎県、高知県、静岡県、鹿児島県といった太平洋沿岸の各県が上位に入っている。
最も雨天日数が少ないのは長野県の30.6日であり、瀬戸内海沿岸から本州中央部にかけてと、太平洋や日本海に面していない内陸部の県に於いて雨天日数が少ないそうである。
私が今回の北海道ツアーに申し込んだのは大分以前であったから、天気のいい日を狙うこともできず、期間中の天気は正に天に任せるより他はない。旅行日の1週間程前には台風の影響で、北海道の降雨量は近来にないほどに多かったようで、川は増水し些か不安であった。当日の予想も“曇り”と“雨”で安定していない。傘を持っての見学を覚悟していたが、幸いその世話にはならずに済んだ。だが、「普段の行ないがいいからだ!」などとは微塵も思っていない。