気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

CD

2011-05-26 05:57:00 | Weblog

世の中あらゆる技術が進歩している。音の記録方式もその例外ではない。戦後個人でも録音することが可能になったテープレコーダーやラジカセが発売され、それを手にすることが出来たときの喜びは今でも忘れることができない。

それ以前からレコード会社より発売されていた音楽・浪曲・落語等は、“レコード”なるメディアに収められていた。だが、このレコードはアナログ録音であり、然も1種類ではない。

初期のレコードは SP盤と呼ばれ、落とせば割れる材質で、大きいにも拘わらず1分間78回転で片面の演奏時間は2~5分程度であった。次に材質がビニールで回転数が33回転1/3LP版が発売され、更に同じビニール盤で高音質の45回転のドーナツ盤・EP盤が発売された。それぞれの表と裏はA面・B面と呼ばれ、これを引っくり返すのが大変面倒であった。そうした長い時期を経てCDの時代になった。

ところで現在のCD、何故“CD”と呼ばれるようになったかご存知であろうか? お教えしよう。――「レコードのA面B面の切り替えは一々面倒だ。ABは嫌だ。次のCDがいい!」――そしてCDと呼ばれるようになった。もちろん嘘である。