気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

アヤメ・カキツバタ

2011-05-20 05:52:02 | Weblog

 

いずれ菖蒲か杜若(いずれアヤメかカキツバタ)――意味は『どちらも優れていて優劣を決めがたい」である。ところで、『菖蒲』と書いて“ショウブ”とも“アヤメ”とも読むが、読み方が異なる通りこの両者は別物である。

さて、以上で前置きを終え本題に入ろう。アヤメとカキツバタの花は似ているので見分けるのに戸惑う人も多い。この他にショウブ、花ショウブもあるから更にややこしくなるが、この両者の見分け方だけでも知っておいて欲しい。

掲載写真をじっくりと眺めて戴けば様々なことが判るはずである。出来るだけ多くの特徴を写し込んだ写真を選んだつもりである。アヤメは庭に咲いていて花弁の形はふっくらとして、その根元は黄色の網目模様になっている。そして葉は細い。他方カキツバタは、湿地に咲いていて花弁は幾分細めでスマート、根元には白の目型模様があり、葉の幅は広い。これで両者の見分けは可能になるであろう。

尚、花ショウブは花の種類が多く、紫系統の他に黄色や白、絞り等、多彩であり、“花弁の根元のところに黄色い模様があるのが特徴であるという。また「ショウブ湯」に使うショウブには美しい花は咲かないようである。