気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

誕生日

2011-05-05 05:44:12 | Weblog

 早いものである。本日、後期高齢者の2年目を迎えた。

今から“3/4世紀+1年前”、端午の節句の日の早朝、私はこの世に生を受けたと聞かされた。その日の空は抜けるように青かったとのことである。自分で言うのも変であるが、最初の子が“男の子の日”に生まれ然も男だったということで、両親・祖父母の喜びも一入であったことは充分に想像できる。

一般に、子供の頃の誕生日は親に祝ってもらうのが当然であり、受け身であった。尤も、今でも子供や孫に祝ってもらうことに変りはないが、誕生日に対しての考え方が変わってきているのは事実である。

誕生日を迎え、「また1つ歳を取った!」とウンザリしたような態度を示す人もいるが、私はそうは思わない。「この1年間、何とか無事に過ごせ、また新しい年を迎えられる!」と感謝の気持を持つようになった。

それと『法語』のお陰であろうか? 自分が存在できたための多くの先祖に思いを馳せ、この命を今日まで支えてくれた様々な生き物に感謝の気持ちも湧いてくるように変った。――そうした私の人生は既に終着駅に近づいている。