草津市は5月29日、病気回復期の保育園児を医療機関で一時的に預かる病後児保育事業を、病気中でも預かる「病児保育」にまで拡大する、と発表した。
市内在住で市内外の認可保育園に通う幼児約2300人が対象。これまでは病気回復期だが通園が難しい園児のみを預かっていたが、保護者の子育てと就労の両立を支援しようと、受け入れ枠を広げた。
市は7月のサービス開始を視野に、市内の小児科医院を委託先として契約を進めている。
園児を受け入れる保育室と静養室は、医院内の一部を改修して整備し、新規に採用する保育士2人と看護師1人で業務に当たる。平日のみ預かり、1日当たり3人程度の利用を見込んでいる。
委託料と医院の施設整備補助費計1100万円を本年度の一般会計補正予算に盛り込み、市議会6月定例会に提案する。
病後児保育事業は、前年度まで栗東市とともに同市内の医療センターで展開。年間500人前後を預かっていたが、センターの全面改修で中断していた。 (添田隆典)
(5月30日付け中日新聞・電子版:同日付け毎日・電子版も報道)
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20090530/CK2009053002000003.html