滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【1203/172:豊島汚染土壌問題】汚染土壌の搬入、知事に中止要請

2012-03-30 22:25:18 | Weblog

 香川県の豊島(てしま)の汚染土壌が大津市内の業者で水洗浄処理される計画に対し、和邇学区自治連合会は29日、嘉田由紀子知事あてに土壌の搬入中止を求める要請書を出した。

 要請書では、業者の処理施設が過去に複数回、和邇川へ濁水を流出させた事故を挙げ、施設への不信感を強調。琵琶湖の生態系と水質の保全、子どもたちの生活を守るために搬入中止を求める住民の思いを、嘉田知事からも香川県知事に伝えるように要請した。

 応対した県の正木仙治郎琵琶湖環境部長は「許可や指導の権限は市にあるが、市から相談があれば連携して話し合う」と回答。和邇学区自治連の安孫子平次会長(73)は「和邇川や琵琶湖が汚染されれば、最後に困るのは県。香川県の対応には誠意が感じられない」と話している。 (滝田健司)

(3月30日付け中日新聞・電子版)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20120330/CK2012033002000140.html


【1203/171:甲賀の認定こども園問題】2園廃止 仮処分申請却下、保護者側の即時抗告を高裁が棄却

2012-03-30 17:53:24 | Weblog

 甲賀市立貴生川幼稚園・保育園の廃止に反対する保護者らが、園廃止のための市条例の執行停止を求めた仮処分申請で、大阪高裁(小松一雄裁判長)は29日、大津地裁の却下の決定(2月10日付)を不服とした住民側の即時抗告を棄却した。

 山本佳洋・甲賀市教育長は「安全体制のさらなる充実などに取り組む」とコメント。保護者らは市条例の取り消しを求めた行政訴訟も大津地裁に起こし係争中。【村山豪】

(3月30日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20120330ddlk25100566000c.html


【1203/170:琵琶湖環境】マザーレイクフォーラム:琵琶湖保全に市民の声 / 大津で初

2012-03-30 17:48:42 | Weblog

 大津市打出浜の「コラボしが21」で25日、琵琶湖の魅力や問題点を考える「マザーレイクフォーラム」(県など主催)が開かれ、県内外の環境NPOや漁業関係者など約200人が参加した。

 県が進める「琵琶湖総合保全整備(マザーレイク21)計画」に市民の意見を取り入れようと、初めて企画された。

 京都造形芸術大の山崎亮教授が、住民参加型の町づくりについて講演。嘉田由紀子知事との対談で、「行政が進める護岸整備に『美しくない』と声を上げられるような市民目線が大事」などと訴えた。

 「ふなずしは生き残れるか?」とのテーマで開かれた円卓会議では、参加者が3グループに分かれて議論。ニゴロブナが遡上(そじょう)する場面を直接見られるモデル地区をつくるなど、琵琶湖に関心を持たせる仕組みや場が必要--などとする提言をまとめた。【村山豪】

(3月30日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20120330ddlk25040593000c.html


【1203/169:大飯原発再稼働問題】滋賀・京都知事の再稼働反対、経産相「大変重たい」

2012-03-30 17:43:11 | Weblog

 福井県の関西電力大飯原発3、4号機の再稼働をめぐり、隣接する京都府と滋賀県の知事が現状での再稼働に反対の意向を示していることについて、枝野幸男経済産業相は30日の閣議後会見で「利用者であり、近隣地域の住民の皆さんを代表する立場の発言なので、大変重たいものだと思っている」と述べた。

 大飯原発の再稼働をめぐっては29日、経産省原子力安全・保安院の幹部が両府県を訪ね、「妥当」としたストレステスト(耐性評価)の結果と内容を説明した。その際、両府県の知事は、東京電力の福島第一原発事故の原因究明や、新たな安全基準が示されないなかでの再稼働は認めない考えを示していた。

【関連ニュース番号:1203/169、3月30日;1203/162、3月29日】

(3月30日付け朝日新聞・電子版)

http://www.asahi.com/business/update/0330/TKY201203300321.html


1203/168:大飯原発・再稼働問題】保安院来県、安全評価説明 知事、視察を要請「絶対の安全担保を」 

2012-03-30 17:34:56 | Weblog

 大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を巡り、嘉田由紀子知事は29日、県庁を訪問した経済産業省原子力安全・保安院の黒木慎一審議官に原子炉の視察を申し入れた。理由について嘉田知事は「ストレステスト(安全評価)の説明を受けたが、図を見るだけでは分からない」と述べ、滋賀、京都の頭越しの再稼働判断をけん制した。【姜弘修、村瀬優子】

 保安院からの説明は県が要請していた。黒木審議官の来県に嘉田知事は「来てもらったことは一歩前進」と評価しつつ、県の実情について「福井県の原発に最短13キロと近く、近畿1450万人の命の水源の琵琶湖を預かる知事として、絶対の安全を担保しないといけない」と、来県を求めた理由を語った。

 ストレステスト結果説明については「私も科学者のはしくれ」と言い、福島第1原発事故の原因究明や、地震の影響が確定していないことから「計画ではなく、防護体制が完了してからでないと、再稼働に不安が残る」と述べ、原発事故の被害を受ける「地元」として、拙速な判断を避けるよう釘を刺した。

 原子炉視察は4月中の早い時期に求める意向で、嘉田知事は面談後の取材に「再稼働はそう早く判断できる状況にはない」との認識を示した。一方、黒木審議官は「視察については初めて聞いた。しかるべき県の方に発電所を見てもらうことは非常に良いことだと思う」と、視察の受け入れに前向きな姿勢も見せた。

(3月30日付け毎日新聞・電子版:同日付けその他各紙も報道)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20120330ddlk25040552000c.html

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20120329000119

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20120329-OYT8T01163.htm