滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【0711/153:薬害肝炎問題】肝臓病講演会:「肝炎ってなんだ!」、基礎開設、質問や相談も

2007-11-30 18:26:41 | Weblog

肝炎ウイルスに汚染された止血剤を投与され、350万人に感染が広がったとされる薬害肝炎問題で、県内の患者や家族らで作る「滋賀肝臓友の会」は12月2日、「肝臓病講演会~肝炎ってなんだ!」を草津市で開く。無料。

薬害肝炎問題を巡っては、約170名の原告が国と製薬会社に賠償を求めた「薬害C型肝炎訴訟」で、大阪、福岡両高裁が11月に和解を勧告。国会でも高額な医療費を助成するため、民主党が患者負担額を一律月1万円にする制度案を提出するなど、救済に向けた動きが始まっている。

一方で、厚生労働省が汚染血液製剤でC型肝炎に感染した疑いの強い418人のリストを5年間放置していたことが発覚。「空気感染するのでは」といった社会の無理解も患者を苦しめている。

講演会は同日午後2時、草津市野路町の市立市民交流プラザで開催。竜王町の「弓削メディカルクリニック」の雨森正記院長らを招き、クイズ形式を取り入れながら肝炎の基礎を解説し、質問や相談も受け付ける。

友の会は「肝炎は何十年も潜伏期間があり、知らずに感染している可能性もある。人ごとと考えず、少しでも関心があれば、ぜひ足を運んでほしい」と呼びかけている。

 問い合わせは同会の水野さん(077・522・8611)。【近藤希実】

(11月30日付け毎日新聞の記事)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20071130ddlk25040238000c.html


【0711/152:公立病院建設問題】公立高島総合病院:建て替えは現地で、コスト考慮、開院は12年春

2007-11-30 18:16:37 | Weblog
◇来月市議会で説明

高島市は公立高島総合病院(同市勝野、255床)について、同病院横の駐車場を含めた現在地(約3万4000平方メートル)で建て替える方針を固めた。同市では、琵琶湖西岸断層帯による地震が懸念され、老朽化した病院の建て替えが市政の最大の課題になっていた。開院予定は2012年春で、今後、医療関係者らに報告し、12月4日開会の市議会でも計画を説明する。【近藤修史】

同病院は1950年、高島町国保直営高島診療所として開院し、現建物は築約40年で、老朽化が激しい。市に合併前には旧安曇川町への移転が模索され、病院がある旧高島町議会が反対を表明。合併協議会が紛糾し、県の仲介で新市の発足後に問題を先送りしていた。

05年1月に新市が発足後、医療関係者らが建て替え位置を「旧高島町内が適切」と提言。今秋、病院内に医師や看護師らで作る検討委員会ができ、国道161号からのアクセスが容易で、移転するよりもコストが低いことなどが考慮された。

同病院の病院整備課などによると、整備費は50~80億円。合併特例債の活用を目指し、10年春から着工の予定。新病院の病床数は200床程度になる見通し。

山内敬副市長は「12年の開院に間に合わせるためには、現在地での建て替えが適切。今後、病床規模などを検討していきたい」としている。

(11月30日付け毎日新聞の報道)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20071130ddlk25040050000c.html


【0711/151:駅名改称問題】JR西大津駅→「大津京」駅の駅名改称を考える:あす集会

2007-11-30 18:05:44 | Weblog

JR西日本が来春、湖西線西大津駅(大津市皇子が丘2)を「大津京駅」と改称する問題で、新駅名や同市の経費負担の是非について考える集会「JR西大津駅→『大津京』駅 駅名改称問題を考える集い」が12月1日午後1時半、同市浜大津4の明日都浜大津で開かれる。

「市民運動ネットワーク滋賀」の主催。同駅の改称について、▽大津京の存在は、歴史研究者から異議が示されており、公共性の高い駅の名称にできるのか▽市の財政が苦しいのに、1億円を超す負担金は妥当か--などと疑問を提示する。高島市立歴史民俗資料館参与の桜井信也さんが「『大津京』論の現在と駅名改変問題」と題して講演する。

参加費300円。問い合わせは事務局の池田さん(077・522・5415)。【鈴木健太郎】

【関連ニュース番号:0711/149、11月30日)

(11月30日付け毎日新聞の報道:同日付けの中日も報道)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20071130ddlk25020229000c.html

【0711/150:選挙費用公費負担】甲賀市議会:条例案を否決、財政難で市民の理解得がたい

2007-11-30 18:00:30 | Weblog

甲賀市議会は11月29日開会し、市議・市長選の選挙運動の費用を公費で負担する条例案を賛成少数で否決した。県選挙管理委員会によると、県内13市のうち条例がないのは甲賀市だけで、「否決されたケースも把握している限りない」という。
 92年の公選法改正で市議・市長選の選挙運動用自動車とポスターを公費で負担する条例を制定できるようになった。今年の同法改正で市長選のビラにも範囲が広がり、可決されれば、市議選で1候補当たり最高約100万円、市長選で約110万円が公費負担になる。

これまで甲賀市を除く県内12市で条例が成立。9月議会で条例案が提案されていたが、継続審査していた総務委員会で、「財政状況が厳しい」「税収や水道料金の負担増もあり、市民の理解は得られない」と反論が相次ぎ否決。本会議でも賛成少数で否決された。

一方、新議長に服部治男氏(65)=2期=を再任し、伴資男氏(65)=同=を副議長に新任した。【蒔田備憲】

(11月30日付け毎日新聞の記事)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20071130ddlk25010067000c.html


【0711/149:ブログ編集者からのお知らせ】駅名改称問題について考える市民の集いを開催します

2007-11-29 23:34:16 | Weblog
大津市内のJR西大津駅が来春から「大津京」駅に改称されようとしています。この改称に関しては、「歴史学的にみて《大津京》は存在していなかったとする古代史の研究者から疑問の声があり、また「多額の公金をJRに支払ってまで駅名改称の必要があるのか」という声も聞かれます。このためこのブログの編集者である《市民運動ネットワーク滋賀」は、古代史の研究者を講演者に招き、12月1日午後、大津市内で、駅名解消問題についての市民の集いを以下の要領で開催することにいたしました。どなたでも参加いただけます。この問題に関心のお持ちの方はぜひご参加ください。

【関連ニュース番号:0710/51、10月10日;0711/83、11月13日など)】

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《市民運動ネットワーク滋賀・連続市民講座》

JR西大津駅⇒『大津京』駅
駅名改称問題を考える市民の集い

時:2007年12月1日(土) 午後1時半~5時
場所:浜大津明日都・大津市ふれあいプラザ,4階
   視聴覚室(京阪浜大津駅下車 電話:077-528-2502)

去る9月19日、JR西日本は来年3月から西大津駅を「大津京」駅に改称すると発表しました。これは町の活性化を願う地元自治会などの要望によるものであり、新駅名は周辺に天智天皇が開いた「大津京」が存在したことに由来するとされています。しかし、「大津京」なるものが果たして実在していたのか、歴史学的に極めて疑問であるとされており、歴史の研究者からは、公共性の高い駅の名称に学問的に誤った名称を用いるのは歴史の誤解や歪曲を拡大する行為であるとの指摘がなされています。このように大きな疑問点が存在している駅名改称問題について、古代史を専門とする方に講演していただき、皆さんといっしょにこの問題について考えたいと思います。

講演者:櫻井 信也 さん
高島市立高島歴史民俗資料館参与・大津市民

《「大津京」論の現在と駅名改変問題》

また、これは請願による駅名改称であるため、西大津駅と雄琴駅(「おごと温泉駅」へ)の改称のために、大津市がJRに計約1億3000万円を支払うことが必要とされています。市民の立場からは、財政危機のために様々な個人負担が増しているなか、多額の公金を投じてまでの駅名改称が今ほんとうに市民にとって必要な施策であるといえるか、何のための駅名改称であるかなど、様々な問題点が存在しています。この集いにはどなたでも参加できます。市民のみなさんだけではなく、歴史を専門とする研究者や学生の方々もぜひ足をお運びくださり、ご意見をお聞かせください。

【参加費:300円】

主催:市民運動ネットワーク滋賀
連絡先:事務局 電話 077-522-5415(池田進)  vec04535@nifty.ne.jp
HP:http://homepage3.nifty.com/networkshiga