滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【1107/259:県立高再編】大津で県立高再編計画の説明会 一般向けで初

2011-07-30 23:57:55 | Weblog
【写真:県立高再編案への反対意見が相次いだ説明会(大津市・コラボしが21)】

 滋賀県教委は7月30日、大津市のコラボしが21で、先に公表した県立高再編計画原案についての説明会を開いた。これまで再編の対象校で開催したが、一般向けに開くのは初めて。8月13日までに県内7カ所で行い、意見を集めて成案を練る。

 この日は大津市内に加え、湖東や湖北からも33人が参加した。

 まず末松史彦教育長が「20年ほど高校が縮小している中、多様な選択肢や豊かな学びの環境を提供したい」とあいさつ。青木洋教育次長が再編内容や進め方について説明した。

 参加者からは、定時制3校を廃止し能登川高に集約する案に対し「湖北から能登川まで通い昼間に仕事をするのは無理」「不登校など課題を抱えた子も多く、距離以上の壁がある」と反対意見が出た。また特別支援学校の分教室を併設する案には「特別支援学校の改革と別に、突然出てきた。将来像は」と質問する参加者もいた。

 県教委側は「能登川高を単位制にし、柔軟なシステムを用意して受け入れたい。通えないとの意見は受け止める」「特別支援学校の改革案はできるだけ早くまとめたい」などと答えた。

 説明会は31日に彦根市と長浜市、8月6日に東近江市と甲賀市、13日に栗東市と高島市で開く。各回とも定員に余裕があり、県教委が参加を呼びかけている。教育総務課TEL077(528)4513。

(7月30日付け京都新聞・電子版;31日付け中日・電子版なども報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20110730000091
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20110731/CK2011073102000106.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20110730-OYT8T00947.htm


【1107/258:彦根市議会】新会派「夢みらい」、初の議会報告会 / あす 

2011-07-30 23:43:08 | Weblog
 統一地方選で改選された彦根市議会の新会派「夢みらい」(八木嘉之代表)が、初めての議会報告会を7月31日午後1時半から同市大東町の彦根勤労福祉会館で開催する。議会改革と活性化を掲げ、市民の声を反映させるのが狙いで同市議会で初の取り組みという。

 同会派は2~4期の議員7人で構成し、うち6人は民主の党員やサポーター。目標に▽定数を24から20に削減し、議員報酬の10%カット▽ひこね地域医療再生会議の創設や観光施設の充実▽財政負担の少ない中学校給食の早期実現--など9項目を掲げる。9月定例議会をめどに具体的な行動計画をまとめ、順次提案する。

 報告会では6月定例議会に提案された議案や審議内容、結果などを報告する。年4回の定例議会後に開くが、八木代表は「幅広い市民に参加してもらい、自由に意見を寄せてもらいたい」と話している。【松井圀夫】

(7月30日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20110730ddlk25010560000c.html

【1107/257:東日本大震災】セシウム汚染、「牛肉離れ」県内でも 売り上げ4割減 

2011-07-30 23:37:00 | Weblog
 ◇影響深刻

 牛肉の放射性セシウム汚染問題が県内でも波紋を広げている。7月29日夕現在、汚染された稲わらを食べた牛の肉約2500キロが県内で販売されたことが県などの調査で判明。一部の残品からは国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された。消費者の「牛肉離れ」も起きており、農家や小売店は頭を抱えている。【加藤明子】

 ■肥育農家

 BSE、口蹄疫、ユッケの食中毒事件--。息つく暇もなく翻弄(ほんろう)されてきた生産者を、今度は稲わらの放射性セシウムが襲う。守山市で近江牛を育てる勝見友男さん(59)は「国は明確な安全基準を示していないのに『食べても大丈夫』と言う。リスクを抱えたままで消費が戻るはずがない」と憤る。1頭当たりの稲わらの年間消費量は約400キロ、水田10アール分に及ぶ。大規模経営する仲間は口蹄疫を契機に中国からの輸入をやめ、国産の仕入れ先を確保したばかりだった。「努力をあざ笑うかのよう。本当に悔しい」

 県は震災後、東北、関東から稲わらを購入した実績がないことを電話調査で確認。肉牛を育てる計108農家を訪ね、汚染された稲わらを購入しないよう指導を続ける。風評被害対策を求める声は多く、嘉田由紀子知事は定例会見で「汚染の恐れはなく、全頭検査は必要ない」と県産牛の安全性を強調した。

 ■小売店

 販売した牛肉の残品から規制値を超える放射性セシウムが検出された大津市の平和堂坂本店。ポイントカードの履歴から100人を超える購入者を特定して電話し、冷凍などで残っていた7世帯(28日現在)を回って回収、返金した。和牛の売り上げは前年同期比44%減。売り場面積も半分に縮小した。同店で買い物中の女性会社員(48)は「知らずに口に入ると思うと怖い」。夏は焼き肉やバーベキュー用の販売が期待できるだけに痛手だ。

 中元商戦にも余波が。西武大津店では予約を受けた山形牛の商品交換を依頼され、近鉄百貨店草津店でもハムやローストビーフの返品が相次いだ。同店は「歳暮シーズンまで影響が長引けば深刻だ」と事態収束を願った。

(7月30日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20110730ddlk25040500000c.html


【1107/256:暴力団対策】(8月)1日から県暴力団排除条例施行 県と県警が連携強化

2011-07-30 23:25:52 | Weblog
【写真:暴力団排除に向けた県と県警の連携を深める合意書を掲げる嘉田由紀子知事(右)と福本茂伸県警本部長=県庁で

 8月1日に県暴力団排除条例が施行されるのを前に、県と県警は7月29日、暴力団排除に向け、相互の連携を強化する合意書を締結した。

 合意書は、これまで貸金業法や建設業法などに基づいて結ばれてきた。今回は条例の趣旨に基づき包括的な合意の締結で、暴力団に関する情報の共有や相互支援の強化を目的としている。

 嘉田由紀子知事と福本茂伸県警本部長が県庁で調印。嘉田知事は「県が県民の模範となるよう率先して暴力団排除を推進していきたい」と話し、福本本部長は「社会が暴力団を包囲する戦いを新たなステージに導く」と施行に期待を込めた。

 条例では県の事務事業における措置として「暴力団の利益となることがないよう、必要な措置を講じる」と定めている。 (梅田歳晴)

(7月30日付け中日新聞・電子版)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20110730/CK2011073002000123.html


【1107/255:県立高再編】長浜市が反対チラシ 高校再編計画で異例の配布

2011-07-30 23:20:57 | Weblog
 長浜市は、県教育委員会の県立高校再編計画原案を紹介するとともに、長浜北高と長浜高の統合に反対する意見を盛り込んだチラシを作った。両校の統合で、学年ごとに9~10学級ある普通科が6学級となり、3~4学級分の生徒120~160人は同市外へ出ざるを得ない状況などを指摘している。作製は原案を広く知ってもらうのが狙いだが、市広報8月号とともに市内の各世帯に配る異例の対応となった。

 チラシでは、長浜北星高の定時制廃止で、1学級分の生徒が市内での通学先を失うことなどを説明。再編が湖北、湖東に偏っている点や、十分な時間をかけた検討と議論がされず唐突であることなど原案に対する問題点を挙げている。原案の概要も明示している。

 同市の藤井勇治市長は7月25日、彦根市長と県庁で、知事と県教育長に原案への反対意見を伝え、公開質問状を提出。チラシは、藤井市長が反対する基となる長浜市の教育環境への影響をまとめた。

 長浜市では県教委が31日午後2時半から、市民交流センターで原案の説明会を開く。市は「子どもたちの教育環境を皆で考えるためにも、県教委の考えをしっかりと理解しよう」と市民に呼び掛けている。 (小蔵裕)

(7月30日付け中日新聞・電子版:同日付け毎日・電子版なども報道)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20110730/CK2011073002000126.html
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20110730ddlk25100521000c.html