滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【0910/252:地方分権】嘉田知事ら総務省顧問に

2009-10-31 23:26:52 | Weblog
原口総務大臣は、地域主権改革の推進にあたって、地方自治体の声を直接、政策立案に反映させたいとして、滋賀県の嘉田知事や大阪府の橋下知事らを総務省の顧問に起用することを決め、10月30日付けで発令しました。

 新たに総務省の顧問に起用されたのは、滋賀県の嘉田知事、大阪府の橋下知事、神奈川県の松沢知事、埼玉県の上田知事など、6府県の知事と、名古屋市の河村市長や、松山市の中村市長など、7つの市区町の長ら、あわせて14人です。この人事は、いずれも、30日付けて発令されました。

 原口大臣は、閣議の後の記者会見で、「総務省の中で閉じた議論をして、それを地方に押しつけるというのは、まさに中央集権そのものなので、それぞれ改革の先頭に立っている方々に知恵を頂き、改革の方向性や理念を一緒に固めていきたい」と述べました。

(10月31日、NHK大津放送局・電子版)

http://www.nhk.or.jp/otsu/lnews/01.html

【0910/251:ジャズフェスティバル】ジャズで大津を元気に きょうからフェス/市民が初企画

2009-10-31 23:12:54 | Weblog
■1年余かけ実現

 県内外のジャズファン約800人が大津市の中心市街地で演奏を繰り広げる「大津ジャズフェスティバル びわ湖 de JAZZ」(実行委主催)が10月31日と11月1日の両日、開かれる。ジャズに親しんでもらうとともに街の活性化を図ろうと、市民有志が初めて企画した。実行委のメンバーは「軽快なリズムで街を活気付けたい」と意気込んでいる。

 実行委員の小山清治さん(51)が2008年6月に同市街地で行われたウオークイベントに参加したのがきっかけとなった。歩いてみたものの、人通りはまばらで、街に活力はなく、寂しさすら感じた。

 「街を元気づけたい。何かユニークな方法はないだろうか」。イベント参加者らで方法を話し合っていた際、1970年代まで県内で大規模なジャズ演奏会が開かれていたことに話が及んだ。自身もジャズファンという小山さんが飛びついた。「大津でジャズフェスティバルをやる」

 実現に向けて専念しようと、小山さんは2009年4月、勤務先を退職。大津の中心市街地全体を舞台にしたイベントにしようと、知人らに協力を呼び掛け、市内の店舗やホールなどを訪ね、場所の提供などを要請して回った。

 並行して運営会議も設置。初めての会議には2、3人しか集まらなかったが、口コミなどで知った会社員や主婦、大学生らが集まり、関係各所に賛同を呼びかけた。その結果、市や店舗などの協力が得られ、フェスティバルが実現することになった。

 現在は運営スタッフとして70人以上が登録。毎週土曜日には、JR大津駅前などで演奏やチラシ配りを行い、フェスティバルをPRしてきた。小山さんは「みんなの力で実現できた。大津からジャズの魅力を発信し、日本一のフェスティバルに育てたい」と意気込んでいる。

 イベントは、大津港の特設ステージや店舗など26か所で、両日とも正午から午後5時頃まで(一部会場は午後8時まで)開催。プロ・アマ200組が参加し、ジャズをメーンに、ゴスペルやポップス、ラテン音楽などを演奏する。びわ湖ホールでは11月1日の午後2時半と同7時の2回、プロのバンドや実行委のメンバーらが演奏を披露。琵琶湖汽船内(31日のみ)や、京阪電車内での演奏もある。

 無料(びわ湖ホール、琵琶湖汽船、京阪電車は有料)。問い合わせは小山さん(090・3276・3814)。

(10月31日付け読売新聞・電子版)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20091030-OYT8T01330.htm

【0910/250:地域活性化】観光事業を認定 大津のおごと温泉旅館協同組合

2009-10-31 23:03:47 | Weblog
 国土交通省近畿運輸局は、おごと温泉旅館協同組合(大津市)の観光事業を「地域産業資源活用事業計画」として認定した。向こう5年間、補助金の交付や設備投資減税、政府系金融機関の低利融資、専門家のアドバイスなど、さまざまな支援が受けられる。

 同組合は大学と連携し、「入浴・食事・運動」をテーマに新たな温泉の入浴方法や、地元の食材を使った料理メニューを取り入れる。2本のポールを持ってクロスカントリースキーのように歩く「ノルディック・ウォーキング」のプログラムも用意する。

 来年に試験的なツアーを企画し、2年後から本格導入する計画。

 国はこの制度で、地域の活性化のため、独自の農林水産物や観光資源などを生かした中小企業の取り組みを応援する。 (早川昌幸)

(10月31日付け中日新聞・電子版)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20091031/CK2009103102000007.html


【0910/249:冤罪・死刑問題】平沢元死刑囚の絵手紙を紹介 / 長浜 支援者が巡回展示

2009-10-31 22:56:23 | Weblog
【写真:平沢元死刑囚の思いが伝わる獄中画展(長浜市・長浜文化芸術会館)】

 無実を訴え続けて刑務所で死亡した平沢貞通元死刑囚(1892~1987年)が、支援者にあてた絵手紙を紹介する獄中画展が10月30日から、滋賀県長浜市大島町の長浜文化芸術会館で始まった。

 支援者で美術企画会社経営の山地克紀さん(66)=札幌市中央区=の主催。無実を訴え続けた平沢元死刑囚の思いを風化させず、横山大観に師事した画家だったことを知ってもらうため、私費で巡回展示している。

 絵手紙は、平沢元死刑囚が名古屋市の支持者に送った6点で、山地さんが昨年8月に入手した。1968年7月10日に送った一通は特赦への期待を高める文面で、歌と白い富士を描き喜びを表現。逆に、同年8月21日の内容は暗いやぶの中からみた月の絵に「名月の清さ識り得ず只唸(ただうな)り人の血を吸う薮蚊(やぶか)で哀憐(あわ)れ」の歌を添え、辛い気持ちを伝えている。

 同時に、竹久夢二や棟方志功の版画など約70点も展示している。

(10月31日付け京都新聞・電子版:同日付け朝日なども報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009103100083&genre=K1&area=S20

【0910/248:アオコ問題】琵琶湖の知恵でアオコ抑制 / 水質悪化深刻な中国・太湖 共同研究へ

2009-10-31 22:50:06 | Weblog
【写真:日中の研究者が共同研究に着手する中国の太湖(09年4月、江蘇省)=楊平学芸技師提供】

 アオコの大量発生が深刻な中国・太湖(江蘇省、浙江省)の環境改善に向け、琵琶湖の経験を生かす共同研究に日中の研究者グループが乗り出す。太湖につながる内湖で進められているモデル実験に、滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)の研究者らが参加し、有効なアオコ抑制技術の開発や湿地再生を目指す。

 太湖の水質改善は、中国・武漢で11月2日に始まる第13回世界湖沼会議でも分科会のテーマに挙がるほど関心が高く、今回の国際協力は注目を集めそうだ。

 共同研究は、日本側が琵琶湖博物館の大塚泰介主任学芸員(微生物学)ら5人、中国側は下水処理研究の第一人者で日本での研究経験もある河海大環境工程学院の朱偉副院長が参加する。

 研究は、太湖北部にある内湖の五里湖で朱副院長が実施している国家プロジェクトのモデル実験に加わる形で行う。水質やアオコの量、生態系の状態などを調査し、アオコの抑制方法を見出す。併せて、湿地再生の可能性も探る。住民の水利用なども調べる。

 グループは来春から現場調査や研究会をスタートさせる。日本の環境省が公募した来年度の日中共同研究事業への参加も申請した。

 太湖は、周辺で急速に都市化と工業化が進み、中国で最も汚濁がひどい湖沼の一つとされる。中国出身の楊平・琵琶湖博物館学芸技師は「太湖の対策はこれからで、先に30年かけて水質改善に取り組んだ琵琶湖の経験は大きい」と話している。

(10月31日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009103100044&genre=H1&area=S00