滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【0811/214:駅名改称問題】「大津京」で万葉歌碑除幕式

2008-11-30 23:53:42 | Weblog

天智天皇が開いた都があったとされることから、今年3月にかつての「西大津駅」が「大津京駅」と名を変えた大津市で30日、市民団体が建立した万葉歌碑の除幕式がおこなわれ、歌碑に揮毫した作家の田辺聖子氏も出席しました。

大津市錦織にある近江大津宮跡に今回建立されたのは、藤原鎌足と額大王が詠んだ歌が刻まれた歌碑2基です。このうち藤原鎌足が詠んだ歌は大津市の目片市長が、そして額大王が詠んだ歌は今年文化勲章を受章した作家、田辺聖子氏が揮毫しました。30日に除幕されたのはこの2基のほか、近江神宮境内と大津京駅前に1基ずつのあわせて4基で、万葉集の愛好家らが集い、歴史文化の深い滋賀の振興に活動する「淡海万葉の会」が寄付金などを募り長年の願いを実現させたものです。来月6日には新たに大津市内に4つの歌碑が除幕され、来年春にはもう2基の建立が予定されています。

【関連ニュース番号:0806/68、6月12日;0808/133、8月21日など】

(11月30日付けびわ湖放送・電子版:同日付け京都・電子版、12月1日付け毎日・電子版なども報道)

http://www.bbc-tv.co.jp/houdou/news/news_today.php

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008112800164&genre=K1&area=S00

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20081201ddlk25040252000c.html

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20081201/CK2008120102000007.html

【0811/213:シックハウス問題】シックハウス問題を考える県民講座

2008-11-30 23:40:58 | Weblog

近江八幡市で11月29日にシックハウス症候群についての理解を深めてもらうための県民講座が開かれました。

この講座は、住宅などに使われている有機化合物に対して人の体が無意識に反応し、目のかゆみや湿疹といった症状を引き起こす、いわゆる「シックハウス症候群」や「化学物質過敏症」への理解を深めてもらおうと、県としがシックハウス対策研究会が5年前から開いているものです。

29日、近江八幡市にある県男女共同参画センターで開かれた今年度の講座には、およそ40人が参加しました。講座では、シックハウス症候群の治療で第一人者の守山市民病院の野々村和男副院長が自らの診察経験を踏まえ、シックハウス症候群の実態について講演を行いました。参加者らはメモを片手に、野々村副院長の話に真剣に聞き入っていました。

(11月29日付けびわ湖放送・電子版)

http://www.bbc-tv.co.jp/houdou/news/news_today.php


【0811/222:不法投棄】住民らが不法投棄物を撤去/大津

2008-11-30 23:34:15 | Weblog

大津市内の山林に不法投棄された産業廃棄物や家庭ゴミを地元ボランティアらが11月29日、撤去しました。このごみの撤去作業は、地元ボランティアらが滋賀県産業廃棄物協会や県などと一体となって行ったものです。

作業にはおよそ20人が参加し、大津市の国道367号線・通称「鯖街道」沿いの山林に不法に棄てられた産業廃棄物や家庭ゴミなどを運び出しました。撤去は険しい山の中での作業となりましたが、参加者らは額に汗をにじませながら、黙々と作業に当たっていました。およそ2時間の作業で集められた廃棄物は30トンを超え、大半は、ペットボトルや食品の容器、また、家電製品といった家庭から出たごみでしたが、中には、使い古されたタイヤや鉄くず、瓦礫といった産業廃棄物含まれてていました。

県では道路との間に花壇や柵を設けたり、防犯カメラを設置するなどして、不法投棄をさせない環境作りを検討しており、不法投棄の事実が明らかになった場合には厳しい姿勢で臨むということです。不法投棄を行った場合、廃棄物処理法違反となり、5年以下の懲役および個人の場合、1000万円以下、法人では1億円以下の罰金が課せられます。

(11月29日付けびわ湖放送・電子版)

http://www.bbc-tv.co.jp/houdou/news/news_today.php


【0811/221:公共交通問題】守山市内300カ所で乗降OK:オンデマンドバス・タクシー好調

2008-11-30 23:14:22 | Weblog

【写真】オンデマンドバス・タクシーの出発式=守山市役所で

 守山市が11月12日から12月25日までの日程で実施している交通実験「オンデマンドバス・タクシー」が好調だ。相乗りだが、タクシーやバスが利用者の自宅近くと目的地を送り迎えしてくれる。市は「中心市街地活性化につながる」と期待を寄せる。しかし、本格実施には課題も残されている。

 市内に300カ所の乗降場所を設定。タクシーやバスは利用者の要望に応じ、この間を走る仕組み。利用者はあらかじめ市に登録することが必要。電話やパソコンで利用時間や行き先を1時間前までに知らせて予約する。

 実験開始前の11月10日に581人だった登録者数は18日現在で929人にまで増加。休日よりも平日の利用者が多く、30-35人に上る。利用を断るケースも出ているほどという。

 当初はタクシー2台の体制でスタート。しかし、想定以上の利用者に25日からはタクシーを1台増やした。12月3日以降はタクシー2台、バス1台となるが、市は「この体制で車が足りなければ、再びタクシーを増やしたい」とする。

 実験の狙いは中心市街地活性化だ。山田亘宏市長は「中心市街地を活性化しても、郊外からの足がなければ意味がない。市の財政負担が少ない方法で、交通手段を提供する必要がある」と説明する。

 コミュニティーバスは全国の市町村で財政負担が悩みの種となっている。今回の方法がコミュニティーバスに代わる手段となり得るのか、市も実験結果に注目する。

 本格実施に向け、課題は詰まるところ金銭面。今回は市費で運行し、運賃無料となっているが、費用を誰がどのように負担していくかが問題だ。市は利用者負担のほか、市費を投入したり、市内の主要施設に運賃の一部を求める案も検討している。

 実験に協力するタクシー会社の責任者らは「もし本格実施するなら、運賃の設定が問題。安すぎて既存のタクシー営業を妨げたり、実入りが減ったりするようでは参加は難しい」と話す。

 利用者の会社員女性(27)は「便利だが、お年寄りには登録作業が難しいかもしれない」と話す。オンデマンドバス・タクシーは次世代の交通手段となるのか。実験の結果は大きな話題となりそう。

 運行時間は午前9時-午後5時。問い合わせは市都市再生推進課=電077(582)1137=へ。 (中村禎一郎)

【関連ニュース番号:0811/105、11月13日など】

(11月30日付け中日新聞・電子版)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20081130/CK2008113002000011.html


【0811/220:障害者雇用】障害者雇用率横ばいも先行き厳しく: 滋賀県内企業、景気減速を懸念

2008-11-30 23:05:48 | Weblog

 滋賀労働局がこのほどまとめた滋賀県内民間企業の障害者雇用状況(今年6月現在)は、実雇用率が前年から横ばいの1・65%で5年連続で法定雇用率(1・8%)に届かなかった。労働局は「景気の減速で雇用そのものが悪化しており、障害者雇用の先行きも厳しい」としている。

 雇用されている障害者数は1800人で、前年から90・5人分増加した。障害の内訳は身体が1322人、知的が433人、精神が44人で、すべてで増えた。一方、大手企業を中心とした生産拡大があったため、労働者総数が約5400人増の約10万9000人になり、実雇用率は横ばいになった。

 法定雇用率を達成した企業の割合は54・2%で、前年より1・4ポイント減。産業別では教育・学習支援や小売などで増えたものの、建設や製造、金融などで減った。

 職業対策課は「景気悪化で労働者総数が減りそうで、障害者雇用にも影響が出るおそれが高い」としている。

(11月30日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008113000091&genre=B1&area=S00