滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【0912/267:市町村合併】財政規模圧縮が課題に 湖北1市6町合併の新「長浜市」

2009-12-31 23:57:33 | Weblog
 湖北1市6町の合併で1月1日に誕生する新「長浜市」では、住民サービスが市の制度に統一され、6町地域の介護保険料や幼稚園保育料などが変わる。財政面では、市税収入が伸び悩む中、合併で膨らむ財政規模を圧縮し、健全運営をどう実現するかが課題だ。

 各町の役場は支所となり、戸籍や住民票の取り扱いなどの窓口業務に従来通りあたる。職員数は、市立病院を含め700人ほど増え2001人となる。

 介護保険料は、来年度の市の基準額5万1880円に合わせ、虎姫と木之本は減額、ほか4町は増える。幼稚園保育料は月額4500円に統一。木之本は1500円減り、湖北は1000円増えるなど、地域で違いが出る。学校給食費や水道料金などは合併後に検討する。

 1市6町合算の財政規模は、2008年度決算ベースで550億円ほど。草津市の350億円など人口・産業構造が類似する自治体に比べて大きい。半面、歳入に占める市税の割合は36%で、草津市の60%に比べて低い。市税を含む自主財源は52%にとどまり、国からの地方交付税などへの依存度が高い。

 数値が高いほど豊かとされる財政力指数で見ても、現在の0・66から合併後は0・55へ低下。県内13市平均の0・83を大きく下回り、財政基盤は弱い。地方債残高は607億円となり「地方債に頼った事業を計画する余裕はない」(市財務課)状態だ。

 市は、20年度までに職員を300人減らして人件費を削減。合併基本計画に沿い、同年度までに財政規模の100億円圧縮を目指すが、市職員の中には「10年かかっては遅い。5年で実現して、さらにどれだけ圧縮できるかが健全化へのかぎだ」との厳しい声がある。 (近藤歩)

【関連ニュース番号:0912・238、12月28日など】

(12月31日付け中日新聞・電子版)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20091231/CK2009123102000005.html

【0912/266:障害者事業所】障害者の給料支払いピンチ、 事務所荒らし被害で

2009-12-31 23:50:54 | Weblog
【写真:救済カンパのチラシを手に窮状を訴える日高光春所長=甲賀市で】

 甲賀市水口町の共働事業所「けいかん」が事務所荒らしに遭い、製品販売の売上金などを盗まれた。雇用する障害者への給料支払いが滞る恐れがあるとして、救済カンパを呼び掛けている。

 同名の特定非営利活動法人(NPO法人)が運営する社会的事業所。身体、知的障害者5人が“従業員”として雇用契約を結び、最低賃金の保障を受け、クッキーなど作業所の自主製品の訪問販売で収益を得ている。

 被害に遭ったのは11月下旬。夜間に事務所が荒らされ、約40万円やノートパソコン、デジタルカメラが盗まれた。その日の売上金や家賃代などが含まれていたという。

 12月分の給料は何とか支払えたが、1月分は厳しい状況。このため、年末年始も休暇を短縮し少しでも収益が上がるように努めている。

 「けいかん」の日高光春所長(46)は「障害者の雇用を守るためにも、救済カンパに協力を」と訴えている。

 連絡先は同事業所=電0748(65)0222=へ。 (宮川弘)

(12月31日付け中日新聞・電子版)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20091231/CK2009123102000006.html


【0912/265:市町村合併】17日、新市スタート祝い合併式典 / 長浜市と東浅井、伊香郡6町

2009-12-31 23:34:14 | Weblog
 長浜市と東浅井、伊香郡6町の合併記念式典が1月17日、同市内保町の浅井文化ホールで開かれる。一般にも公開し、記念セレモニーや記念講演などで新市のスタートを祝う。

 午後1時半から始まり、南郷里小4年の横田昌也君が、「長浜曳山(ひきやま)まつり」の子ども歌舞伎の「三番叟(さんばそう)」を披露する。

 市長式辞や6町長に対する合併功労者の総務大臣表彰、嘉田由紀子県知事らの来賓祝辞に続き、記念講演会では評論家でJET日本語学校理事長の金美齢さんが「日本再生における地方都市の役割」をテーマに話す。

 来賓約400人が出席し、一般入場者数は先着約100人。市秘書室Tel:0749(65)6501。

(12月31日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009123000109&genre=A2&area=S00

【0912/264:自殺防止】滋賀いのちの電話、相談件数が急増 / 今秋から日数増 30代が最多

2009-12-31 23:20:02 | Weblog
 自殺予防を目的にしたNPO法人(特定非営利活動法人)「滋賀いのちの電話」への相談件数が今秋から増えている。9月から週1回の相談を3回に増やしたためで、切実な「SOS」が寄せられている。

 滋賀いのちの電話は昨年8月に開局。ボランティア相談員が自殺願望のある人らの相談に無料で応じている。

 週1回だった09年1~6月の相談件数は月平均25件だったが、毎月10日のフリーダイヤル相談を始めた7月は84件、電話を2回線にした8月は141件、相談を週3日にした9月は178件と急増した。10、11月も200件前後の相談がある。

 1~11月分の内訳は男性が6割、女性が4割で、年代別では30代が2割と最多で40代、50代と続いた。悩みの内容は「人生」、「心身の健康」、「性」の順で多かった。「自殺を実行している」という内容の電話も4件あった。

 堀川哲夫事務局長は「毎日相談できる体制を目指したい。電話でつらい思いを口に出すことで、自分の思いを整理し、生きる希望を見いだしてほしい」と話す。金・土曜は午後6~10時、日曜は午後2~10時で。相談はTEL077(553)7387まで。毎月10日(午前8時~翌日午前8時)のフリーダイヤルはTEL0120(738)556。

【関連ニュース番号:0910/80、10月10日;0909/110、9月9日;0906/163、6月20日など】

(12月31日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009123100035&genre=C4&area=S10

【0912/263:都市再開発】JR大津駅西側 新しい街並みに / 区画整理事業が来年本格化

2009-12-31 23:10:46 | Weblog
【写真:再開発と区画整理が行われるJR大津駅西地区(大津市)】

 大津市のJR大津駅西側にある住宅街の土地区画整理事業が、2010年に本格化する。古い街並みを整理し、防火、防災対策を図る。駅前の市街地再開発事業として再開発ビルを建てる計画もあり、駅西側の姿は大きく変わる。

 市によると、区画整理は、JR東海道線の北側で、駅の西側にある春日町と御幸町にわたる約3・2ヘクタールが対象。地権者約150人、約350人が住む。老朽化した木造家屋が多いうえ道路が狭く、災害時の危険性が指摘されていた。1999年には同地区で約10軒が燃えた火災が起き、地元住民が区画整理を求めていた。

 計画では、10年秋以降、現在の建築物を順次撤去し、駅前広場から国道161号まで東西に伸びる幅14メートル、長さ230メートルの道路を設ける。現在は、乗用車の離合が困難な道路も多いため、区画整理では6メートル道路を縦横に設置する。居住を希望する地権者のために宅地も造成する。16年度に完成する予定。

 駅の隣接地には、店舗と180戸程度の住宅を入居させる高さ約90メートルのビルを建設する。13年度の完成予定。

【関連ニュース番号:0912/106、12月12日;0911/07、11月2日】

(12月31日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009123100061&genre=A2&area=S00