滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【0801/157:駅名改称問題】JR「西大津駅」→「大津京駅」に待った:市民団体が市に申し入れ

2008-01-31 23:59:56 | Weblog

【「歴史的に存在しない」市民団体、市に申し入れ】

大津市のJR西大津駅が今春から大津京駅に名称変更されることについて、文化財の保存活動に取り組む市民団体が1月30日、市に対し「大津京という都は歴史的に存在しない」と指摘し、再検討を求めた。同駅の名称変更をめぐっては、大津京の駅名を支持する別の市民団体が「日本書紀では近江大津宮(おうみおおつのみや)を近江京と呼んでおり、これを大津京としても差し支えない」としている。

再検討を求めたのは、皇子山古墳(同市錦織1丁目)などの文化遺産の保存活動に取り組む「皇子山を守る会」(代表、山尾幸久・立命館大名誉教授)。メンバーの中村博司・大阪樟蔭女子大非常勤講師(日本考古学)ら3人がこの日、市役所を訪れ、「改称を撤回し再検討することを要望する」とする内容の目片信市長あての文書を担当者に手渡した。

3人は、「西大津駅周辺にあった近江大津宮は、『京』の定義である碁盤目状の区画が確認されておらず、学術的に『大津京』と呼ぶことはできない。歴史的な文献にも、『大津京』は登場しない」と指摘。

「公共施設に歴史上誤った名前が付いてしまえば、後世にも残ってしまう」として、市に学識者を集めた検証委員会などを開き、駅名について議論し直すことを求めた。
     ◇ 
同会は2月10日午後1時半から、「市民運動ネットワーク滋賀」(池田進代表)などと共同で、同市浜大津4丁目の明日都浜大津4階で、駅名改称を考える講演会を開く。資料代として300円が必要。問い合わせは、池田さん(077・522・5415)へ。

【関連ニュース番号:0801/43、1月12日など】

(1月31日付け朝日新聞:同日付け毎日、京都、2月3日付け読売も報道)

http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000801310002


【0801/156:DV問題】DVに悩む女性支えよう:大津の主婦ら、会設立

2008-01-31 23:48:50 | Weblog

【写真】2月6日と20日に開かれるボディーワーク実践講座のチラシを手にする「さくらんぼ女性サポートルーム」のメンバーたち=8日、大津市内で

【来月6日20日同じ経験持つ元女優が講座】

夫や恋人から暴力(DV)を受けながら、その悩みをなかなか打ち明けられない――。そんな女性たちを支えようと2月6日、大津市内の主婦らがボランティア団体「さくらんぼ女性サポートルーム」を立ち上げる。被害女性の相談に乗るほか、弁護士との協議や裁判所に同行するなど、問題解決に向けて女性とともに行動する。団体設立を記念して、元夫のDVから立ち直った経験を持つ元タカラジェンヌ・栗岡多恵子さんが、からだをリラックスさせる講座を開く。(井上潜)

「さくらんぼ」を結成するのは同市在住の岡田啓子さん(61)や徳田幸子さん(63)、竹内ゆうこさん(32)、三谷祥子さん(33)ら同市や高島市に住む主婦ら9人。

中心メンバーの岡田さんは元市職員で市議を務めた経験も持つ。役所時代は市民相談課や男女共同参画課で、市民から寄せられるDV被害の相談に乗ってきた。

岡田さんによると、DVの相談や被害に遭った女性を一時保護する県内の施設は、草津市と彦根市、近江八幡市に、県の「子ども家庭相談センター」など3施設があるだけという。岡田さんは「被害に遭った女性一人ひとりと向き合った、きめ細やかな対応ができる民間の組織が必要」と感じていたという。

退職後、大津市議を務める傍ら、京都で日本フェミニストカウンセリング学会のフェミニストカウンセラー講座を受講。カウンセリングのノウハウを身につけた。栗岡さんとは、この講座で知り合った。昨年6月に親しい友人らにサポートルームの設立を持ちかけ、DVについての勉強会や設立に向けた会合を積み重ねた。「さくらんぼ」という名前は、さくらんぼのおいしい季節に設立を決めたことから付けた。

栗岡さんによる講座は来月6日と20日の午後6時から、同市浜大津4丁目の明日都浜大津1階で。岡田さんによる話もある。簡単なストレッチや体をほぐす運動でからだをリラックスさせる。2日で3千円(一日のみの参加は1600円)。

申し込みは岡田さん(077・524・5743)か、メール(sakuranbosaportroom@yahoo.co.jp)で。定員(20人)になり次第締め切る。

【関連ニュース番号:0611/52、06年11月25日】

(1月31日付け朝日新聞)

http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000801310003


【0801/155:産科医師不足問題】春にも彦根私立病院に産声戻る:来月から院内助産所スタート

2008-01-31 23:38:03 | Weblog

【写真】さまざまな姿勢の出産に対応するため畳部分も設けられた部屋=彦根市立病院で

産婦人科医の不足で昨年3月から分娩(ぶんべん)の取り扱いを中止していた彦根市立病院(八坂町)で、県内初の院内助産所が2月1日からスタートする。早ければ4月ごろ、同院に産声が戻りそうだ。

常勤の助産師15人が中心となり、正常に経過している経産婦の分娩に携わる。院内には陣痛から出産までの時間を過ごせる部屋が3室あるが、うち1室を4畳半の畳部分を設けた部屋に改修。妊婦の希望に応じて分娩台を用いず、さまざまな姿勢で出産できるようにした。

妊婦自ら出産計画を作成し、妊娠中から分娩、育児期まで継続して助産師がケア。出産には複数の家族が立ち会ったり、アロマオイルをたいたり音楽を流すこともできる。緊急時は常勤医や、新たに確保した非常勤医が対応する。現在、検診を受けている妊婦数人が、4-8月ごろに院内助産所での出産を検討しているという。江頭輝枝看護部長は「ゆったりとした時間の中で出産を迎えられるよう、試行錯誤しながらできる限りのお世話をしていきたい」と話している。

【関連ニュース番号:0712/18、12月4日など】

(1月31日付け中日新聞:同日付け毎日、京都、2月1日付け読売なども報道)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20080131/CK2008013102083679.html

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20080131-OYT8T00735.htm


【0801/154:年金記録問題】年金相談窓口の時間延長:滋賀社会保険事務局

2008-01-31 23:29:32 | Weblog

滋賀社会保険事務局は2月から3月にかけ、県内3カ所の社会保険事務所での年金相談の受け付け時間を現在の午後5時15分までから午後7時までに延長する。

「宙に浮いた」年金記録の持ち主とみられる人に注意を促す「ねんきん特別便」の送付が昨年12月に始まり、相談窓口が混雑しているため。県内では送付対象者は約9300人という。

また休日も相談予約の電話を受け付けるほか、3月9日の日曜も相談窓口を開設。現在行っている第2土曜の窓口開設も続ける。

(1月31日付け京都新聞)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008013100058&genre=O1&area=S00

【0801/153:外国籍市民】大津市:在住外国人向け冊子改訂、出産や教育など情報ひと目で

2008-01-31 23:26:27 | Weblog

【写真】大津市に住む外国人向けに作成された「くらしのガイド」
 
大津市は市内在住の外国人を対象に行政サービスのメニューなどについてまとめた冊子「くらしのガイド」を、5年ぶりに全面改訂した。言語別に3種類作成し、章立てやレイアウトを工夫して、より分かりやすい手引書に仕上げた。

新しいガイドはいずれもB4判79ページ。これまでは英語、中国語、ポルトガル語の説明が1冊に併記されていたが、今回の改訂で、言語ごとに分冊された。

外国人登録から妊娠や出産、教育など、生活の節目ごとに必要な情報をまとめ、それぞれ左ページに日本語で書かれた内容を、右ページで各言語に訳して説明している。

また、運転免許の取得、更新や交通ルール、海外への送金方法など、市の行政サービス以外の生活に必要な情報についても盛り込んだ。

市文化市民交流課では「近年、日本語を話せない外国人の住民が増えている。国籍が違っても、大津で安心して暮らせる手助けになれば」としている。2月中旬から、市役所や瀬田、堅田両支所などで配布される。

(1月31日付け京都新聞:2月1日付け産経なども報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008013100057&genre=O1&area=S00

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080201-00000009-san-l25