滋賀県議会は5月28日、治療薬タミフルの追加備蓄など新型インフルエンザ対策に係る費用などを審議するための臨時県議会を開きました。
きょう開会した臨時県議会に提案された議案は合わせて8件で、新型インフルエンザ対策に係る補正予算案1億517万円が盛り込まれています。
提案説明で嘉田知事は「夏場にさしかかるとは言え、新型インフルエンザの拡大の恐れは依然として予断を許さない状況にあり、注意を怠ることなく本県の実情に応じて柔軟な対応を講じてまいりたい」と述べました。
今回の補正予算案には、医療機関の防護服購入や発熱外来設備の設置に関する補助、また県の衛生科学センターの検査機器の追加購入や治療薬タミフルの追加備蓄費用などが含まれています。このうち、タミフルの追加備蓄は1万700人分の約2千万円が盛り込まれていますが、県では季節性のインフルエンザに備え、秋に購入する予定だった今年度当初予算の5万7000人分についても時期を早めて早急に購入することにしています。臨時県議会は、29日審議や採決が行われ閉会する予定です。
(5月28日付けびわ湖放送・電子版)
http://www.bbc-tv.co.jp/houdou/news/news_week_detile.php?no=14390