滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【1002/236:不法投棄】廃タイヤ7千本をボランティア撤去 甲良町の産廃会社

2010-02-28 23:54:24 | Weblog
【写真:7000本近い廃タイヤの撤去作業=草津市で(ジェイ・ティ・エム提供)】

 甲良町の産業廃棄物処理会社「ジェイ・ティ・エム」が、草津市下笠町の私有地で、10年近く山積みされた約7000本の廃タイヤをボランティアで撤去した。

 放置された廃タイヤから蚊などの害虫が発生し、2003年ごろから近隣住民が迷惑を被っていることを知り、同社が協力した。パワーショベルなどを使って3日間で約66トンの廃タイヤを回収した。

 県南部環境・総合事務所の担当者は「タイヤを放置した男性に措置命令などで対処を求めてきたが、撤去される見込みはなかった。ようやく無事に撤去されて良かった」と話している。 (古根村進然)

(2月28日付け中日新聞・電子版)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100228/CK2010022802000009.html


【1002/235:歴史まちづくり法】歴史建造物6件を初指定 / 彦根市、旧藩校「金亀会館」など

2010-02-28 23:40:10 | Weblog
【写真:歴史的風致形成建造物に指定された「金亀会館」(彦根市)】

 彦根市はこのほど、彦根城下町を対象とした歴史まちづくり法の認定計画に基づき、彦根藩の藩校だった建物「金亀会館」(滋賀県彦根市中央町)など6件を歴史的風致形成建造物に初めて指定した。

 歴史的風致形成建造物は、認定計画の中心施設で、2017年度までに修理や保全に取り組む。候補が17件あり、市所有の文化財や所有者の協力を得た施設を先行指定した。

 指定建造物はほかに、中級武士が住んだ旧鈴木屋敷長屋門(彦根市立花町)、町家の中村商家保存館(同市旭町)、足軽屋敷にある中居家住宅、太田家住宅、足軽組辻番所(いずれも同市芹橋2丁目)。

 金亀会館と足軽組辻番所は国から半額補助を得てすでに全面改修を進めている。

 また、6件すべてを景観法に基づく景観重要建造物としても指定した。

【関連ニュース番号:1002/128、2月17日;1002/35、2月5日;0902/74、09年2月8日など】

(2月28日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100228000025&genre=M2&area=S00


【1002/234:現代美術】肉体や生死、存在問う / 滋賀県立近代美 ガリバーさん作品展

2010-02-28 23:35:25 | Weblog
【写真: 目を貨幣単位に見立てた巨大な紙幣の作品(大津市瀬田南大萱町・滋賀県立近代美術館)】

 滋賀県大津市瀬田南大萱町の滋賀県立近代美術館で2月27日、同市出身で主にヨーロッパで活躍する美術作家シュウゾウ・アヅチ・ガリバー(本名・安土修三)さんの作品展「EX(エクス)-SIGN(サイン)」(同館、京都新聞社主催)が始まった。独自の視点で肉体や生死、存在を問う約150点の作品が展示されている。

 ガリバーさんの軌跡を年代順にたどる初の包括的展覧会。代表作「肉体契約」(1973~)は自らの肉体を80の部位に分割し、死後にそれぞれ保管者に委ねる試みで、会場に契約書や保管者を集めた会合の痕跡を展示。

 遺伝子塩基の頭文字ATCGを配した大型スタンプや、目を貨幣単位にした巨大な紙幣のほか、この展覧会のために制作した最新作もある。ガリバーさんは「作品を通して多くの人と出会いたい」と話す。

 4月11日まで。一般850円、高校・大学生600円。

(2月28日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100228000028&genre=M1&area=S00


【1002/233:琵琶湖環境】湖国の水質対策が高評価 / 世界湖沼会議、大津で報告会

2010-02-28 23:30:24 | Weblog
【写真:世界湖沼会議での活動などを報告する参加者ら(大津市)】

 中国・武漢で昨年11月に開かれた第13回世界湖沼会議の報告会「世界湖沼フォーラム」(国際湖沼環境委員会主催)が2月28日、大津市のホテルであり、会議の参加者らが、現地での活動を振り返った。

 本紙記者ら現地取材した報道関係者による全体報告の後、会議に参加した研究者、県職員、NPO関係者ら5人が活動や感想を発表。下水処理など琵琶湖の水質改善の取り組みを紹介して「世界のモデル」と評価を受けたことや、日・中・韓の子どもたちによる湖に関する意見交換の様子などが報告された。

 中国の太湖の現地調査に携わった立命館大4年の安部雅宏さん(23)は「住民の意識改革のために環境教育に力を入れることが必要」と中国の課題を指摘。「湖沼会議では、世界の水環境問題の改善に貢献したいとの思いを強くした」と話した。

(2月28日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100228000102&genre=H1&area=S00


【1002/232:琵琶湖】湖底堆積物吹き上げ / 高島沖などの深層部計1.3キロ

2010-02-28 23:25:11 | Weblog
【写真: 土砂などの吹き上げが確認された琵琶湖の湖底(高島市沖約5キロ地点)=滋賀県琵琶湖環境科学研究センター提供)】

 琵琶湖・北湖深層部の2カ所で、土砂など湖底の堆積(たいせき)物が吹き上げられている現象を、滋賀県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)が初めて確認し、撮影に成功した。湖底からの堆積物の吹き上げは全国の湖沼では報告例がないという。地殻変動や、地下水やメタンガスの噴出など、複数の原因が考えられるという。

■琵琶湖環境科学研確認 地殻変動影響?

 確認されたのは、高島市沖約5キロ地点と安曇川河口付近の水深100~90メートル地点で、それぞれ長さ900メートル、400メートルの計約1・3キロにわたっていた。湖底から土砂が吹き上がっており、高さ1メートル超の大きな土煙も確認できたという。

 同センターは昨年12月下旬、撮影機能を備えた自律型潜水ロボット「淡探」を同市沖の琵琶湖底で南北に走らせ、調べていた。

 調査を行った熊谷道夫環境情報統括員によると、原因は▽湖底の地殻変動の影響▽地下水の噴出▽メタンガスの噴出▽強い水流-の可能性があるという。

 このうち地殻変動は、湖底のプレートとともに沈み込んだ土砂が活断層でぶつかり、土砂や土砂に含まれる水が圧迫されて舞い上がったとする。地下水やメタンガスの噴出も想定できるが、この場合は土煙より気泡が出る可能性が高い。強い水の流れが土砂を吹き飛ばした可能性もあるが、範囲が広すぎるという。

 撮影した映像は28日午後5時から大津市のびわ湖大津館で開く調査報告会で紹介される。無料。NPO法人びわ湖トラスト事務局TEL0740(22)1033。

(2月26日付け京都新聞・電子版:3月1日付け朝日・電子版も報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100226000033&genre=G1&area=S00
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001003010001