彦根市議会は定例議会初日の2月26日、産業建設常任委が採択の報告をした、同市原町に計画中のJRAの「場外勝馬投票券発売所」をつくることに同意を求めた請願を14対11の賛成多数で採択しました。
請願は、同市鳥居本学区自治連合会などが提出しました。昨年12月定例議会では常任委が採択にしたものの、本会議で継続審査になり、同委に差し戻されていました。
本会議では3議員が反対、1議員が賛成の討論を行った後、採決が行われました。
同施設は十数年前に計画されましたが、住民団体の反対運動で立ち消え状態になっていました。「彦根にギャンブル施設はいらない」と、以前から反対を表明している獅山向洋市長は「公約でギャンブル施設に反対してきた。議会が採択されたことであり、(市長として)影響を受けるものではない。採択によって設置に同意することはない」と、反対の方針を改めて示しました。
一方、地元の「原地域開発事業推進のための協議会」は、8256人の署名を添えて、獅山市長に対して設置同意の陳情をしており、3月5日からの本会議の質問戦が注目されます。
(2月27日付け毎日、朝日などが報道)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070227-00000193-mailo-l25 など