鉄道模型とテルマエの部屋

懐かしい電車と模型と銭湯と

ちいさなインターアーバン

2022-08-13 12:46:00 | 工作記録 津田沼第二工場


「あのですね」
「はい」
「まだノス鉄2弾が残ってるんですよ」
「はあ」
「箱買いしたんだから、出来るだけ作ってもらわないと。懐事情わかってるでしょう?」
「薄々は」
「なんか出かけるたんびにキットやガラクタが積み上がってる気がするんですが。
ちゃんと作ってくださいね」
というわけで、ノス鉄2弾の中でキワ90顔の気動車2両を使って、小さな2両編成の電車を作ってみました。


前面をカットしたところ。下回りは12m級TM-03がたまたま手元にあったのでこれを用いることにしたのですが、ノス鉄そのままのボディだとオーバーハングが小さすぎます。
福井の160みたいなイメージに纏めようと思ったのですが、ちょっと不細工になりすぎるので、いろいろと考えた末に妻板をすげ替え丸妻にすることにしました。


手持ちのGMキハ04のオマケ。表面のディテールを全て削り取り、窓の抜き勾配もヤスリ取っておきます。

裏はこのように。窓ガラスの取り付けに支障しそうなリブもカット。

直角平行に気をつけ乍ら車体に固定。タミヤ緑キャップで仮止めし、耐衝撃瞬間接着剤でしっかり固定しました。連結面妻板も同じように作業します。手持ちのプラ棒をオデコに載せて綺麗なカーブを出していきます。

こんな感じ。

こちらは半切妻にして変化をつけました。

「戦後電化した地方私鉄が、手持ちの戦前形ガソリンカーの台枠と骨組みを利用して電車に改造。徹底した更新で新車同然の姿になった。
下回りは他社から譲り受けた木造車の物を活用し、BW台車に間接非自動制御としている」


ヘッドライトはGM地方私鉄タイプに入ってた砲弾形を削ってフィッティング。

フリーなんだから見栄え重視の配管。ヒューズボックスはモデルアイコン京成青電の余剰品を利用。カトーのガラベンが全体を引き締めています。
屋上手掛けは付けましたが、迷った末に側面のは省略。屋根に登る時はそこらの梯子を持ってくる必要がありますw

方眼マステでテールライトの位置決め。

エコーの真鍮パイプ(1.5/1.0)をカットしてテールライトケースに。

GM西武レッドを全体に吹きました。

マスキング。湘南風塗りなので、R部は必殺10円玉をテンプレにテープをカット。

タミヤラッカー系の灰緑をエアブラシで塗って。

屋根はクレオス呉海軍工廠色。


オデコはカーブさせ、ライトの後ろをちょこんと出した。




フリーだから楽しみたくて、昔から持ってた銀河のバスコレ用広告看板を切り出して側面と前面に一箇所ずつ。



なんとなく軽便電車的雰囲気もありますね。
パンタがでかいからかな。

ナンバーはモハ201/クハ202。湘南交通200形をリスペクトしているのはいうまでもありません。福井200も頭にありました、全然似てないけどw

連結面の塗り分け。

下回りは鉄コレ銚子501のをそのまま。

クハ。「急行」ったって、いささか草臥れたロングシートが並んでるだけですよ。
これは大昔のGM京急ステッカーを、ここぞとばかりに使っています。

寿司屋の広告付き。

窓まわり。連結面側の乗務員ドアを埋め込んで、前に岩手開発キハを作った時に余ったガラスを嵌め込んだ。

室内は今のところガランコですw


床下機器は鉄コレクハのを適当にカットして嵌め込み。


出来た出来た。初夏の水が張られた田圃やら実りの秋、いろいろな季節が映えて尚且つレトロな雰囲気にしたかったのですか、なんとか目的は達せられたかな?




コメント
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