地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

Timbuktu

2015年07月07日 | mali

映画「Timbuktu」(ティンブクトゥ)観た。
マリ北部を描いた物語で、
いろんな映画祭の賞を獲った作品。

いやぁ、哀しくて、虚しくて、美しかった。
絵がすっごく美しかった。
ハリウッド映画みたいに誇張がなく、
淡々と描いて、
心にずしんと響く。
哀しく、いとおしい街、トンブクトゥ。

マリ北部トンブクトゥの、
ジハディストがいる生活。
女性は頭から手まで覆うことを強いられ、
音楽も禁止。
とても綺麗な歌声でマリの音楽を家の中で歌っていたら、
捕まって、
鞭の刑に。

スポーツも禁止。
ボールを取り上げられた子どもたちが、
ボールなしで「エアサッカー」するの。
唯一、涙が出たシーン。
なんで。
なんで。

12歳の女の子が、
異国から来た知らない人に求婚され、
連れていかれた。

でもこの映画は、ジハディストの残酷さを描こうとしているのではなく、
戸惑いも映す。
まるで運命に逆らえないみたいに。

こんなジハディストたちが、この国の一部を支配している。

今日、この一部を、仏軍が掃討したってニュースでやっていた。←現実の世界の話
対ジハディストたちとの戦いは、
これからどうなるのだ。
彼らの犠牲になっている市民たちはこれからどうなるのだ。
彼らがいる限り、
マリの平和は訪れないだろう。
いつか追い出せるのか。
おお、マリ。

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2 Comments

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Unknown (とみとん)
2015-07-10 18:10:19
記事での共有ありがとうございました。映画を観たくなりました(^^)。
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Re:Unknown (imonao)
2015-07-13 00:40:59
日本でもどこかで上映されることを願います!
返信する

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