地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

ジムの前の寿司屋

2013年05月20日 | haïti


地震から3年半くらいにが経ち、
私たちの住むペチョンビルがどんどん変わっていく。
レストラン・カフェ、バーやショップが軒並みにオープン。
ついにお寿司やさんも。
今まで空港の近くの国連軍のオフィスの中にあって大人気だったお店の二号店。
私もまだあそこで働いていたときは、
いくらフェイクのアメリカ風ロール寿司が素直に受け入れられない大和撫子の私にも、
緊急支援の環境下ではオアシスだった。

ペチョンビル二号店はみんな待ちわびてたから、
初日から大繁盛!
ハイソなハイチ人マダムたちと外国人でごった返してた。

さて私の反応は。
日本のビールが飲めるのは嬉しい。
顔見知りの板前のタケさんの梅酒のサービスも、
何かくすぐられる。
でも店内狭いし、
窓ないから閉塞感あるし、
混んでるし、
スタッフがまだ慣れてないからサービス悪いし、
握りはもちろんマイアミから来た冷凍だし、
巻きも間違えてマヨネーズついたの選んじゃった。
Booo.

私のお友達は、
「ニューヨークにいるみたい!」とアップルマルティーニにウキウキして、
リゾットとパンナコッタを頼もうとしていたから、
多分何でもいいんだ。

確かにアップルマルティーニとSex and the Cityばりのトークがあれば、
お魚の質はあまり関係ない。

いつも書いていると思うけど、
ハイチの現状を考えれば驚く人もいるかも知れない。
でもペチョンビルにはもっと高いお店が地震前からバンバン存在するし、
貧困があれば貧富の差が存在し、
私たちが最貧層の人たちと同じ生活をしてるわけもない。
私は隠すことなく、
途上国でのありのままの生活をここに書くようにしてる。

でもすぐ隣にいる彼らとの距離が近すぎるから、
モラル上のギャップはある。
一歩外に出ると、
心がギュッと掴まれることもある。
だからもっとお仕事がんばって、
お金もできるだけセーブして、
個人の寄付して、
友達と楽しいときを過ごして、
精神満たされて、
200%の人生を生きるのだ。

最新の画像もっと見る

6 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様です (キャプテン・マル)
2013-05-20 18:01:17
なおこさんが、遠いハイチでお寿司を食べていると思うと、なぜかホッとします。
三社祭が終わりました。 いよいよ夏です。
返信する
Unknown ()
2013-05-20 20:59:02
お誕生日おめでとうございます。お寿司、いいですね。
返信する
Unknown (Tsubo)
2013-05-21 19:20:14
いつも楽しく拝見してます。
正直な言葉や気持ちにいつも感動しています。現地にお金を落とすことも大事なんじゃないかと思います。
3.11の時も皆、外食を控えてしまいましたが、友人と東北の食材、お酒を探してはせっせと外食してました。
そんな支援もありだと思います。
これからもブログ、楽しみにしています!
返信する
地元にお金が落ちるように (なおこ)
2013-05-22 07:06:36
みなさん、コメントありがとうございます!お誕生日のメッセージも。
Tsuboさん、もちろん現地の支援は率先して地元ビールとラムを飲んだり、花を買ったりなどしていますが(笑)、こういうお店は、オーナーは外国人だし、税金もどれだけ払っているか定かではないし、食材もすべて輸入。現地にさほど裨益していないのです。。。 この国は、貧しい人達にお金が落ちない、そういうシステムになっているのです。それを如何に買えるかを考えて遊びも楽しみます!
返信する
地元でお金を稼ぐ (Tsubo)
2013-05-22 20:04:32
いもとさん、
コメントありがとうございます。
貧しい人にお金が回らないというのは悲しいですね。
ハイチが農業に向いている土地柄ならば、日本から技術者を呼んで思いっきり品質の良い野菜や果物を作って、地元のお金持ちに販売する、というのもアリかとも思いました。
いずれにしても大きな仕組みが出来ると良いですね!(^^)!
心から応援してます(^_^)v
返信する
Unknown (Tsubo)
2013-05-22 20:13:48
肝心なことを言い忘れました…。
野菜づくりや果物栽培には貧しい人を雇って、お金持ちや地元のお店に売る、という仕組みの話をしたかったんです。
失礼しました(^。^;)
返信する

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。