お正月明けのデング熱を煩いながらの悪夢の旅の、明るい部分を少しアップデート。
同じ寮で数年お世話になった、6つくらい?上の先輩とカンクンで再会した。
先輩はカンクンでもう14年くらい?滞在されていて、旅行会社で働いていらっしゃる。
↑ デング熱真っ最中に会ったので、高熱で少し意識が朦朧としている私。
本当は久しぶりだからキラキラしている自分を見せたかったのに、最悪の事態になってしまった。
ちなみに写真の私の目は完全に充血している。痛かったな・・・。
当時はまだデング熱だと思っていなかったので、アイクリームが間違って目に入ったのだと思っていたけど(笑)。
そんなことはさておき、先輩は素敵なメキシコ人の旦那様と家族も築き上げて、すっかりこの地に根をおろしている。
しかも痩せて小さくなっていて、幸せオーラが漂ってる。
相変わらず、優しい。
寮でも際立って一番優しい先輩だった。
当時中1でぺーぺーの私から見たら、日本一にもなっていた雲の上の大先輩なのに、少しも偉ぶったところがなく、ほんとーに優しかった。
寮は気の強い選手が多かったから、そうじゃないと強くなれないのかと思っていたけれど、先輩がソフトで速いのはちょっと不思議だった。
数えてみると先輩が引退されて寮を出てからなんと20年以上ぶりの再会。
感激。
デング熱のせいか、あまりにも久しぶりなせいか、何だかあまり沢山話せなかったけれど・・・
その後先輩はグアテマラに海外青年協力隊で赴任され、スペイン語を習得し、立ち寄ったカンクンに一目惚れし、住み着いちゃったらしい。
メキシコ人の素敵なダーリンを見つけ、お子さんももう小学生。
あの優しい穏やかな先輩のどこに、こんな行動派な部分が隠されていたのだろう。
それに比べて私は行動派のくせに、何だかフラフラしているのはなぜだろう。とふと思ったりした。
ちなみに私の両親は先輩に連れていっていただいたメキシコ料理やさんを大いに楽しんだ。
大きなグラスのマルガリータを初めて飲んでもらい、
私の大好きなメキシコのチーズや、シーフードとお肉も堪能し、
さらにマリアチェが歌ってくれる歌に目を細める。
マリアチェは日本語の曲を上手に歌ってくれた。
先輩のリクエストでこんな曲が突然・・・
知らず知らず歩いて来た
細く長いこの道
振り返れば 遥か遠く故郷が見える
でこぼこ道や 曲がりくねった道
地図さえない それもまた 人生
生きることは 旅すること
終わりのないこの道
愛する人 そばに連れて
夢探しながら雨に降られて
ぬかるんだ道でも
いつかは また 晴れる日が来るから
ああ 川の流れのように
ゆるやかに
いくつも時代は過ぎて
ああ 川の流れのように
とめどなく
空が黄昏に染まるだけ