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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

講演会「幻の将棋を指そう」

2010年10月16日 | もっと文化を!そして歴史を!
島本町歴史文化資料館で行われた「中将棋セミナー」に参加しました。定員77名の会場はほぼ満席、町内外からの参加者がちょうど半々くらいという印象でした。遠くは東京、九州から、セミナーのために島本町に来てくださった方がおられたようです。

中将棋連盟(旧中将棋愛好会)の会長、武田穣氏(名古屋大学教授:ご専門は生物学だそうです)の講演「幻の将棋を指そう」で、そもそも中将棋とはなにか、どのうようなルールで指すのか、特徴はなにかをおおまかに学びました。追って整理してお知らせします。

次いで10組の中将棋(島本町が国の補助金を活用して購入)を参加者が囲み、日本将棋連盟に所属する棋士(中将棋愛好者)の指導を受けて対局を体験しました。将棋はかろうじてルールを知っている程度のわたしですが(小学生の息子せがまれ、彼に教えてもらいなが指したものの、あまりの覚えの悪さに見捨てられた過去がある)、この際、思い切って挑戦してみました。

指導していただいた先生はとても優しく(若い!)、必要最小限の指導で、うまく導いてくださいました。しかし「獅子」「盲虎」「龍馬」など本将棋にはない駒の動きは多様かつ複雑。対戦相手の背後に立つ町職員の佇まいに、「将棋好き!」と直感して強引に交代してもらいました。(後に二段の腕前と聞き及びました)

ほんの少しの体験ではありましたが、中将棋は非常に面白い!!というのが正直な印象。長丁場で現代に向かないだろう、普及しにくい、複雑すぎるのではないか、というお声を実は多くの方からいただいていたのですが、むしろ「ハマル」人が必ず出ると確信しました。ダイナミックな展開は、むしろゲーム世代の若者に受けるはずです。

地域伝統文化総合活性化事業として、平成24年度まで3年継続して国の補助金を得て行う事業。町外の将棋ファンからの注目度が高いのは予測していましたが、今日対局を体験された町内の参加者にこそ温かい感心を寄せていただき、町を挙げて「将棋の駒のふるさと・島本町」を盛り上げ、育ててていきたいです。

今日の活気が、31日、日曜日の水無瀬神宮での「中将棋公開記念対局」開催にいい感じでつながると思います。当日の指し手、神崎七段も会場におられました。将棋という伝統的な「和」のゲームで「地域をつなげる」ことができるよう、これからの3年間、わたしも力を尽くします。
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2 コメント

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島本・水無瀬で将棋をたのしむ (七段 神崎)
2010-10-17 15:15:02
島本町の方々の準備も万全で、昨日の武田会長の講演と対局体験は大成功だったように思います。

歴史文化資料館は駅からも徒歩一分というとても便利なわかりやすい場所だったので、これからも、中将棋の大会や将棋駒関係の行事をしていただくのにもとても良い立地環境だと感じました。
天童、倉敷、福井(朝倉駒)、はじめ、駒や将棋に縁のある市や町は日本国じゅうにはたくさんあります。
水無瀬神宮と水無瀬駒という伝統と歴史的文化遺産のある島本町もそれらの町と同様に、さらにますます多くの人々が訪れる町となっていってほしいと思います。

また31日の公開対局でもいろいろとお世話になりますが、よろしくお願いいたします。
少しでも良い内容の対局をお見せできればと、作戦を練っています。
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神崎先生、ありがとうございます (とだやすこ)
2010-12-19 11:34:02
神崎先生、中将棋セミナーにわざわざお運びいただきまして、本当にありがとうございました。また、水無瀬神宮・客殿での「中将棋公開記念対局」無事成功裡に終えることができましたこと、心から感謝申し上げます。「中将棋」なら水無瀬神宮、と全国のファンのみなさまに親しんでいただけるよう、微力ながら努めたいと思います。今後ともお力添えをお願いいたします。
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