平成25年度2月定例会で行った骨格予算案についての大綱質疑です(平野議員とともに作成)。会派:人びとの新しい歩みを代表して戸田が質疑を行いました。改選前だからこそ、しっかり質疑しておかなければならないというのが、会派「人びとの新しい歩み」の伝統的な姿勢です。
大綱質疑の内容は、島本町が抱えている課題。みなさんと課題を共有し、熟議を経て判断していくのが民主主義。民主主義とは、鍛えられた市民の判断力あってこそ成立します。それがあって、はじめて民主主義は多数決といえます。
まちの課題:続き
3)水害や土砂災害に備えて、若山台調整池の保存活用を求めます。
昨年8月14日には、大雨による深刻な浸水被害が生じました。山間部で雨が降った場合、土砂災害が伴うと予想され、この場合、被害はさらに深刻になります。あれば機能を果たしていたかもしれない若山台調整池を既に埋め立ていた場合、下水道計画上は問題がないという島本町の主張を、世論が認めると思われますか。
地域防災に関しては、過去の水害経験者への聴き取り調査が重要といわれていますが、水・土砂災害経験の記憶が伝承されている水利組合や農業従事者より聞き取り調査を実施されていますか。「災害の記録 平成24年8月14日大雨被害の概要」はいつできあがり、どのように活用されますか。
4)魅力ある街並み・風景を守り育てる景観条例の策定に向けて
2004年に景観法ができて以来、空間すなわち風景、景観の公共性が認識され、景観条例を制定する自治体が増えています。景観行政団体をめざす島本町として、2013年度に行う予定の事業内容をお示しください。
5)ゆとりある保育環境で子育て世代に心理的、労力的、経済的な支援を
ふたつの町立保育所、第2幼稚園の施設老朽化は深刻で、過密化する保育所で、保育士の多くは非正規雇用、臨時的で不安定な条件で働いておられます。保育士の多くが女性であり、女性の働く環境を軽視していると思わざるをえません。
家庭をもって、安心して子どもを産める雇用環境ではありません。この状態をいつまで続けるのですか。正規職員を増やしてくださいという現場の悲鳴は届いていますか。
人口増をめざし、開発は歓迎、特に子育て世代の転入定住による税収増は歓迎するが、保育所の増設は財政困難や少子化傾向を理由に未着手というのでは、家を買い、あるいは家賃を払ってこの町に移り住んでこられた若い世代の夢や希望を裏切るものです。
少子化時代を生き抜く次世代育成の鍵は、想像力を豊かにする保育、ゆとりのある保育です。やがて子どもが減るから保育所をつくらないのではなく、子どもを安心して育てられる環境整備があってはじめて、若い世代が結婚して家庭をもち、子どもを育てることに希望がもてるのではないですか。
常に待機児童が発生する事態になる前に、急ぎ、保育所の新設を含めた抜本的な対策を検討することを求めます。答弁を求めます。
保育の過密状態への対策を求めてきましたが、万が一、大規模災害があったとき、保育士が乳幼児を安全に避難させられるかどうか、という視点が欠落していませんか。保育所における災害時の対応について、認識を問います。
つづく
大綱質疑の内容は、島本町が抱えている課題。みなさんと課題を共有し、熟議を経て判断していくのが民主主義。民主主義とは、鍛えられた市民の判断力あってこそ成立します。それがあって、はじめて民主主義は多数決といえます。
まちの課題:続き
3)水害や土砂災害に備えて、若山台調整池の保存活用を求めます。
昨年8月14日には、大雨による深刻な浸水被害が生じました。山間部で雨が降った場合、土砂災害が伴うと予想され、この場合、被害はさらに深刻になります。あれば機能を果たしていたかもしれない若山台調整池を既に埋め立ていた場合、下水道計画上は問題がないという島本町の主張を、世論が認めると思われますか。
地域防災に関しては、過去の水害経験者への聴き取り調査が重要といわれていますが、水・土砂災害経験の記憶が伝承されている水利組合や農業従事者より聞き取り調査を実施されていますか。「災害の記録 平成24年8月14日大雨被害の概要」はいつできあがり、どのように活用されますか。
4)魅力ある街並み・風景を守り育てる景観条例の策定に向けて
2004年に景観法ができて以来、空間すなわち風景、景観の公共性が認識され、景観条例を制定する自治体が増えています。景観行政団体をめざす島本町として、2013年度に行う予定の事業内容をお示しください。
5)ゆとりある保育環境で子育て世代に心理的、労力的、経済的な支援を
ふたつの町立保育所、第2幼稚園の施設老朽化は深刻で、過密化する保育所で、保育士の多くは非正規雇用、臨時的で不安定な条件で働いておられます。保育士の多くが女性であり、女性の働く環境を軽視していると思わざるをえません。
家庭をもって、安心して子どもを産める雇用環境ではありません。この状態をいつまで続けるのですか。正規職員を増やしてくださいという現場の悲鳴は届いていますか。
人口増をめざし、開発は歓迎、特に子育て世代の転入定住による税収増は歓迎するが、保育所の増設は財政困難や少子化傾向を理由に未着手というのでは、家を買い、あるいは家賃を払ってこの町に移り住んでこられた若い世代の夢や希望を裏切るものです。
少子化時代を生き抜く次世代育成の鍵は、想像力を豊かにする保育、ゆとりのある保育です。やがて子どもが減るから保育所をつくらないのではなく、子どもを安心して育てられる環境整備があってはじめて、若い世代が結婚して家庭をもち、子どもを育てることに希望がもてるのではないですか。
常に待機児童が発生する事態になる前に、急ぎ、保育所の新設を含めた抜本的な対策を検討することを求めます。答弁を求めます。
保育の過密状態への対策を求めてきましたが、万が一、大規模災害があったとき、保育士が乳幼児を安全に避難させられるかどうか、という視点が欠落していませんか。保育所における災害時の対応について、認識を問います。
つづく