とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

ウイスキー100年フェスティバル

2024年04月15日 | もっと文化を!そして歴史を!
2023年秋、サントリー山崎蒸溜所100年を記念するイベントがJR島本駅前・史跡桜井の駅跡で開かれました。都市創造部・にぎわい創造課が関わりました。

まちの空気感を味わいながら、日常の延長線で、ウイスキーを片手にゆるやかに語らう時間。まちが時間とともに、人とともに醸成していく、そんな新しい風が、今、島本町に吹いています。



「ウイスキー100年フェスティバル」は、シティプロモーション、地域ブランディング、地域住民の愛着や帰属意識の形成にふさわしい催しになっていたととだ*やすこは感じています。

まず、主催、企画・運営、共催、それぞれの役割について整理しておきましょう。主催は町のシェアリングエコノミーに取り組んでおられる住民団体SMALLです。イベントの方針や内容の決定、フードブースの出店調整を担いました。

企画・運営はSMALLから委託を受けた「日本コーヒーフェスティバル実行委員会」。これまでに国内外でコーヒーを使った地域活性化イベントを開催してきた経験を生かして、今回はウイスキーをテーマにしての企画立案、当日の運営などを担いました。

共催として大阪府町村長会と島本町が関わり、大阪府町村長会はイベント開催費の補助(周年記念事業対象)を、島本町は地域資源を生かすための企画立案やサントリー山崎蒸溜所との調整を担いました。

サントリー山崎蒸溜所は、今や世界が注目するジャパニーズウイスキーの聖地、すなわちアジア初のウイスキー誕生の地です。企業のブランドイメージを損なうようなことは避けなければなりません。

ジャパニーズウイスキー=アジアウイスキー発祥の地。これを島本町としてどのように発信していけばよいのか、わたしなりにあれこれ考え続けた10数年でしたが、すべて見事に、良い意味で裏切られました。

以下、2月定例会で行った一般質問「ウイスキー100年フェスティバル ~効果と課題と展望~」から、一部を抜粋して、その内容をお届けします。

なぜ、「100周年」ではなく「100年フェスティバル」に?
山崎蒸溜所の建設に着工した100周年記念イベントではなく、この地で100年もの歳月をかけて、世界に誇るウイスキーを作りあげてきたことに感謝し、次の100年に向けて、ウイスキーの文化を次の世代にも伝え、良質な地下水を生み出す豊かな自然をこれからも守っていくという思いを込めて、「ウイスキー100年フェスティバル」というイベント名にしたとのこと。素晴らしい☆彡

なぜ、蒸溜所が見える水無瀬川緑地公園で開催しない?
水無瀬川緑地公園はスポーツグランドで土埃が舞いやすく、落ち着いた雰囲気でウイスキーを愉しむには広すぎるという判断があったようです。桜井駅跡(史跡公園)はJR島本駅、阪急水無瀬駅から抜群のアクセス、なおかつ適度に木々に覆われ、その規模感も心地よく、3日間通い続けて、なるほど大正解であったととだ*やすこは思いました。

なぜ、シングルモルトではなくオリジナルドリンクに?
シングルモルトを飲み比べるなら「山崎ウイスキーミュージアム」(サントリー山崎蒸溜所)に勝るものなし、ということになってしまうでしょう。新しいウイスキーの愉しみ方を提供してウイスキー文化の裾野を広げ、参加することでしか味わうことができない「人」(バーテンダー)を介した体験(コミュニケーション)を考えたと都市創造部・にぎわい創造課は述べています。

初回としては大成功といえます☆彡 
行政的な視点からすると①シビックプライドの向上②近隣自治体からのマイクロツーリズムの誘発③広域にわたる地域ブランドの確立などが効果として期待できる、ということになるでしょう。日本初のモルトウイスキー蒸溜所がこの地から生まれたこと、島本町の魅力(たとえば水無瀬神宮などの地域資源)を広く知らせる効果も期待できそうです。

とはいっても課題は山積しています
たとえばサントリー山崎蒸溜所の工場長と名誉チーフブレンダーが並んで話される講演会、爽やかな生演奏BGM、島本町の魅力を紹介する冊子など、参加してみないとその価値がわからないため、高すぎやしないか?という印象を与えてしまいました(当日3500円・前売り3000円)。

広報の充実、チケットの販売手法、ウイスキーにあう食事の提供(マリアージュ)、ごみの削減など多くの課題が残されました。今回の一般質問ではこれらの課題をにぎわい創造課と共有しました。

初の仕込み、初の出荷、、、これからも100周年記念は続きます。ウイスキー文化の薫るまちへ、さらに磨きをかけていただきたいと思います。2024年秋もウイスキー100年フェスティバルでお会いましょう。



画像
山崎蒸溜所の奥
椎尾神社に咲き乱れる山吹

サントリー・ローヤルのボトルキャップ
緩やかなカーブデザインはここの鳥居がモチーフ







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