とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

にぎわい創造への挑戦

2014年12月08日 | とだ*やすこの一般質問
12月7日、雪こそ降りませんでしたが二十四節気で大雪のこの日は、早朝に町内一斉清掃に参加しました。澄み切った空気がキリリと気持ちよい朝でした。参加されたみなさま、お疲れさまでした。

その後、大阪水上隣保館地域交流センター・ゆりの礼拝堂へ。「第二回「ウィンターアートフェスタ・懐妊の聖母に捧ぐ アベ・マリアコンサート」(主催:一小応援団なごみ)で、若きテノール歌手、池田真己(いけだまさき)さんのイタリア歌曲とアベマリアを楽しみました。

池田さんは、島本生まれ、島本育ちの20代、明るく大きな歌心。ピアノ伴奏は大学時代の同級生、吉田成美さん。これから、さまざまなステージに立ち、多くの方に支えられてよい音楽活動をされることでしょう。素晴らしいおふたりでした。

第一部、加國哲二さんの絵画についてのミニ講演では、日本絵画界の歴史(ほんのちょっと)と西洋絵画史との関係を、非常に興味深くお聞きしました。これを知っておいたら、これからのわたしの人生もっともっと楽しくなるだろうな~、と思える教養講座でした。

水上隣保館・地域交流センターを活用した、地域住民の地域住民による手づくりの「にぎわい創造」です。さて、今年最後の議会の戸田の一般質問、テーマは「にぎわい創造」。以下、通告した内容をお知らせします。

Ⅰ)にぎわい創造への挑戦! ~農と文化とブランド戦略~

放映中のNHK 朝の連続ドラマ小説「マッサン」は、サントリー山崎蒸溜所の初代工場長であった竹鶴政孝氏とその妻、リタ夫人がモデルです。サントリー創始者、鳥井信治郎氏(当時(株)寿屋社長)が竹鶴氏を工場長に迎え、日本初のモルトウイスキー蒸溜に挑戦する地を山崎としたのは、水質の良さと交通の利便性でした。

一方、後にかねて理想としていた北海道余市に大日本果汁(株)(後のニッカウヰスキー)を創業した竹鶴氏を資金的に援助したのは、加賀正太郎氏です。その邸宅は現在アサヒビール大山崎山荘美術館となっています。天王山の麓には、日本ウイスキーの礎を築いた人びとの歴史が深く刻まれています。

また、近年、サントリー酒類(株)は栄誉ある「ディスティラー オブ ザ イヤー」を3年連続4回も受賞されています。今、山崎は世界とつながっています。

1)ブレンデッドウイスキー「響」の国際的評価を高めた世界的ブレンダー輿水精一氏が、自らの著書で、ウイスキー「山崎」は筍にあう、とおっしゃっています。島本町内の農地が宅地化によって失われていくなか、儲かる筍農家を育て、筍を地場産業として甦らせることを目標に、竹林整備に取り組むのが得策と考えます。これについて見解を問います。

2)平成26年度版「農業経営基盤強化促進基本構想」には、「農業経営基盤の強化の促進に関する目標」として、筍、椎茸などの生産量の維持拡大を図っていくため、将来にわたって地域農業の担い手を安定的、かつ計画的に確保していくことの必要性が記載されています。

また、生徒、学生が農業を将来の進路の選択肢のひとつと考え得る環境を整えていく必要についても述べられています。来春、龍谷大学に農学部が創設され注目されていますが、例えば、大学からの研修やインターンシップを受け入れ、町内で頑張っておられる匠の技を伝承しつつ、土づくりの経験を科学的に検証するなど、産学連携で高級筍を地場産業として再生したいと思いますが、見解を問います。

3)販売(デザイン含む)、流通、ブランド化においても、学術的な連携を図りたいと思います。年間を通じた土づくりにより、付加価値の高い農作物として筍を育て、戦略的にウイスキーにあう「山崎の筍」として内外に売り出します。

と同時に、朝市、手づくりコミュニティ市などでは、「桜井の筍」「東大寺の筍」「山崎の筍」など細かな産地を明記し、地域密着型で直売します。ターゲットを地域住民に絞り込み、鮮度の高い農作物を販売して地域に貢献していただきます。

こういった取り組みが、経済を伴った持続可能な賑わいにつながると考えますが、大学との連携、実現にむけて前向きに検討してみてはどうでしょうか。見解を問います。

4)手づくりコミュニティ市、100円商店街、ひと箱古本市など、住民主体の取組が活性化しています。こういった催しに、「島本」として統一されたイメージキャラクターが登場すると、地域独自のにぎわいが創造できるのではないでしょうか。

「ゆるキャラ」は、もはや日本文化として定着、地域の記憶を彩るツールになると考えられます。子育て世代転入により増えている子どもたちに、住んでいる町の思い出として記憶に残るイメージキャラクター、商工会公認のイメージキャラクターなどがあってもよいのではないでしょうか。

また、過去には、総務文教委員会において、イメージキャラクターには慎重な姿勢であると町長自ら答弁されていたと記憶していますが、今でもそのお気持ちに変わりはありませんか。

5)町、または商工会が公認でイメージキャラクターをつくった場合、財政的な課題はどのようなものになりますか。


他にも、JR島本駅西土地区画整理事業の進捗状況について問います。進行の状況によりますが、通告の順番が8人目の戸田は、初日12月15日(月)の夕方、もしくは16日(火)の朝一番になる予定です。傍聴に来ていただけるとありがたいです。※進捗状況は、随時、議会事務局にお訪ねください。

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