パスポートの受給、島本で？高槻で？（Ⅳ）

＊＊＊＊お知らせ＊＊＊＊＊
明日、１３時～１５時、子ども子育て会議が開かれます。

１４日の福祉大会、日曜本議会、１６日からの民生教育消防委員会と、９月会議前半が終わりました。明日は後半議会９月３０日の本会議の議会運営委員会、新たな議案が出されます。

その間１７日、元教育委員会職員が島本町を被告として訴えた民事裁判の第１回口頭弁論を傍聴、１８日原発賠償関西訴訟の傍聴を希望して再び大阪地方裁判所に（２１９人が希望し６０名が傍聴、戸田は抽選漏れで模擬裁判を傍聴）。

２１日には、ケリヤホールで小出裕章さんの講演会（主催：ぴあネット１００万年の会）を拝聴。原発の恐ろしさと政府の無責任さに不安と怒りが込みあげてきました。被爆を背負うのは子どもたちです。

さて、パスポート受給事務の委託についての「規約」に関する議案は、高槻市における質疑討論採決の前に、まずは島本町が自ら採択しておくべきとして、島本町議会は委員会に付託せず、本会議で即決することしていました。

ところが、島本町議会が高槻市への委託料（平成２７年１月～３月）を含む一般会計補正予算(第４号）を否決したことにより、高槻市側は「島本町はパスポート事務を高槻市に委託することの明確な意思がみられない」と判断されました。

そうして高槻市は、規約案「高槻市と島本町との一般旅券の申請受理等に関する事務の委託に関する協議について」を急遽取り下げられました。結果、このことで多くの時間を費やして議論を重ねていただいた高槻市ならびに高槻市議会に、たいへんご迷惑をおかけしました。

以上のことは既にお知らせしたとおりです。戸田は、１４日、急遽開かれた日曜議会において、再度提出された新たな補正予算案には賛成すべきかと、実はたいへん迷いました。が、最終的には、パスポート事務の委託料に係わって反対としました。賛成多数で可決されました。

議会は様々な価値観と意見を反映させる議論の「ひろば」であり、委託に関して島本町議会が全議員賛成ではなかったことは、島本町議会の姿としてはあり得ることと、むしろ、ある意味健全といえると、わたし個人としてはそのように考えています。

ふりかえれば、まず事務委託の検討を去年１２月に高槻市へ依頼したとの報告があり、その後４月になって議員全員協議会において検討結果が示されました。

その結果、戸田・平野（人びとの新しい歩み）と外村議員は委託するべきではないと判断、高槻市へ委託を依頼する文書を正式にを出すことは慎重にしていただきたい、と５月末、川口町長に文書で申し入れていました。

結果的に委託を依頼する文書は提出され、９月議会において規約案が提案されました。これに人びとの新しい歩み（戸田・平野）は反対、それに関連する予算にも疑義ありとして反対したものです。

しかしながら、事務移譲や広域行政に関する考え方をさらに深めなければならないこと、必ず執行しなければならない重要な予算が含まれている予算案に関する姿勢など、わたし自身、今回、改めて多くのことを考えさせられました。

また、町長ならびに執行部に執行権があるとはいえ、政治判断を要する重要な案件の場合、議会への報告や議論が、最終的にことが成就するのに欠かせないプロセスであると痛感しました。

高槻市との今後の広域行政に関して、島本町と島本町議会はたいへん重い課題を背負いました。それにしても、パスポートの申請交付事務を島本町で行わないという判断を島本町側が自ら判断したことが無念です。


画像
島本町歴史文化資料館にて「西浦門前遺跡速報展」開催中
平成26年9月20日（土曜日）から25日（木曜日）まで
今朝はケリヤホールで説明会が開かれ、参加しました

島本町ふれあいセンターに隣接する元町有地にて
再見後の水無瀬離宮跡を発見！