27日の夜、「市民と共に検討しました!島本町のし尿処理問題」(報告会)主催:ごみ問題学習会島本プロジェクトにご参加いただきまして、ありがとうございました。平成21年(2009年)に合併議論とリンクして以来、調査研究、議論を重ねてきました。長く、ときに辛い道のりに、ひとつカンマを打つことができました。よい報告書ができたと自負しています。(希望者には200円でお渡ししています)
□議会開催のお知らせです
町の将来を担う、子育て世代、子どもたちにとっての最重要施策です
傍聴をお願いします
明日、7月30日(月)10時~ 本会議が開かれます
現在、通年議会を試行的に導入していますが(先進的取り組みです)町長から議会再開の依頼があり、休会中の議会が再開されるものです
第60号議案
・島本町立幼稚園設置条例の一部改正について
第1幼稚園で行われている「預かり保育」の拡充に向けて、改正を行うもの
平成24年10月1日、試行的に長時間の預かり保育を実施
平成25年4月1日、本格的に導入するものです
入園金 5,000円
保育料 8,000円(月額)
長時間の預かり保育料 月~金 8,000円(月額)
月~土 10,000円(月額)
平成18年に導入された申込制の預かり保育(随時)もあり、これらは継続されるとのことです。母親に限らず、多様な働き方が選択できる、あるいは選択せざるをえない社会情勢のなか、働いていても幼稚園に子どもを通わすことができる選択肢を用意することに疑義はありません。むしろ望むところです。
が、目的と内容を別にする預かり保育が同じ部屋、同じ指導員で行われるのですから、混乱するのは明らかです。今回の提案は内容が非常に複雑で、なおかつ乱暴です。事前の意見徴収、現場の声(保育士・保護者)の声が反映されていません。これを「あくまでも試行」という言葉で逃げていますが、条例を改正し、平成25年からは本格導入するのですから、詭弁にすぎません。
第61号議案
一般会計補正予算(第2号)
230万円 預かり保育の拡充(就労支援型)に伴い、臨時職員を増員する
43万6千円 同じく、警備員を配置する
今回の預かり保育拡充は、「町立保育所の過密状況の改善に向けての緊急措置」=町立幼稚園における預かり保育の拡充「就労支援型」ということですが、対象が4歳児中心(町立幼稚園は2年保育)で、保育所の0~3歳児の過密状態を改善するものとは思えません。秋には運動会、遠足などの行事も多く、たとえ4歳児が転入するとしても秋以降になって緊急措置としての効果は疑わしいです。
なおかつ、受入れ側の第1幼稚園にとっても、新たな過密と混乱を招きかねない過酷な内容になっています。ここが最大の問題です。江川(高浜地区に隣接)の大型集合住宅はベビーラッシュで、特に来年の4歳児が多いという情報もあります。教育委員会の説明では、場合によっては園区を見直すということでした。兄弟姉妹で別々の幼稚園に入ったり、抽選になってご近所で別々の幼稚園に通うことになったりするのは絶対に避けて欲しいという切実な声が議会にも届いています。当然です。
第2幼稚園で受入れるということになれば、幼稚園バスが必要になるのは明らかで、また老朽化が進む施設の整備も課題です。ふたつの幼稚園は伝統的に保護者の活動が活発で、保育所からの転入を考える際、平日に行われる行事や保護者活動に参加することができないことで不安に感じておられる方も多いはず。受入れ側も、今までと同じ行事はできないのではないかと心配されている様子です。こういうことって、実はすご~く大事なんです。
いずれにしても第一幼稚園の保護者のみなさんにとっては、あまりにも突然のことで、しかも夏休み直前に1回、事後報告的説明会が行われただけ。情報交換の場、意見主役の場を与えないために恣意的にこのようなスケジュールにしたのかと疑いたくもなります。
しかし、とにかく議案が出された限り議員としてできる限りの調査研究が必要で、なんと今回は、たった一日で行わなければなりません。そこで27日(金)午前中は、平野議員、河野議員とともに高槻市の西大冠幼稚園を訪ねました。園長先生や市の職員からさまざまに説明を受け、大切な3つのことがわかりました。目的(理念)、場の設定、人員配置です。
そのどれもが危ういまま、幼稚園のあり方を大きく変える施策が「緊急措置」という仮面をかぶって導入されようとしています。これは緊急でもなんでもなく、大規模集合集宅やまとまった戸建て住宅の建設とともに人口が増えた島本町で、起こるべくして起こった保育の過密です。
午後は議会を通じて依頼していた第4保育所の見学。他のアポイントをキャンセルしてこちらを優先しました。子どもたちのお昼寝中で申し訳なかったですが、3時半には請求していた資料が出され、これによりヒアリング。午後5時には「し尿処理問題の報告会の会場に向かいますから、他に選択肢がありませんでした。
それにしても、です。「生産年齢人口」を増やして税収をあげるといいながら、就学前の子どもの教育と保育環境の整備については、保育所の民営化実現で経費を削減せよと、今なお基本方針に固執している自公民の要望書には驚きました。もっと驚いたのは、「こんなたいしたことない議案を委員会付託するという提案の理由がわからない」という主張に「なんちゃって就労保育」という言葉が飛び出たことです。
島本町の就学前の子どもの教育と保育環境。財政は町政の要ですが、町はお金でできていません。町は人。子どもの教育、保育環境は最重要施策です。川口町政の保育施策、失われた6年に石を投げたのは乾副町長とわたしは思ってます。そのことは評価していますが、「緊急措置」の仮面の先にある保育環境整備が第2保育所の民営化なのかどうか、すべてが不透明で、未確定(未公開?)です。みなさんの傍聴をお願いします。
画像は、西大冠幼稚園の預かり保育室
通常のクラスから移動する子らを
お帰りなさいと迎える家庭的な雰囲気です
場の設定は、とても重要と園長先生は強調されました
園児は、この部屋でクラスとは違う顔をみせるそうです
□議会開催のお知らせです
町の将来を担う、子育て世代、子どもたちにとっての最重要施策です
傍聴をお願いします
明日、7月30日(月)10時~ 本会議が開かれます
現在、通年議会を試行的に導入していますが(先進的取り組みです)町長から議会再開の依頼があり、休会中の議会が再開されるものです
第60号議案
・島本町立幼稚園設置条例の一部改正について
第1幼稚園で行われている「預かり保育」の拡充に向けて、改正を行うもの
平成24年10月1日、試行的に長時間の預かり保育を実施
平成25年4月1日、本格的に導入するものです
入園金 5,000円
保育料 8,000円(月額)
長時間の預かり保育料 月~金 8,000円(月額)
月~土 10,000円(月額)
平成18年に導入された申込制の預かり保育(随時)もあり、これらは継続されるとのことです。母親に限らず、多様な働き方が選択できる、あるいは選択せざるをえない社会情勢のなか、働いていても幼稚園に子どもを通わすことができる選択肢を用意することに疑義はありません。むしろ望むところです。
が、目的と内容を別にする預かり保育が同じ部屋、同じ指導員で行われるのですから、混乱するのは明らかです。今回の提案は内容が非常に複雑で、なおかつ乱暴です。事前の意見徴収、現場の声(保育士・保護者)の声が反映されていません。これを「あくまでも試行」という言葉で逃げていますが、条例を改正し、平成25年からは本格導入するのですから、詭弁にすぎません。
第61号議案
一般会計補正予算(第2号)
230万円 預かり保育の拡充(就労支援型)に伴い、臨時職員を増員する
43万6千円 同じく、警備員を配置する
今回の預かり保育拡充は、「町立保育所の過密状況の改善に向けての緊急措置」=町立幼稚園における預かり保育の拡充「就労支援型」ということですが、対象が4歳児中心(町立幼稚園は2年保育)で、保育所の0~3歳児の過密状態を改善するものとは思えません。秋には運動会、遠足などの行事も多く、たとえ4歳児が転入するとしても秋以降になって緊急措置としての効果は疑わしいです。
なおかつ、受入れ側の第1幼稚園にとっても、新たな過密と混乱を招きかねない過酷な内容になっています。ここが最大の問題です。江川(高浜地区に隣接)の大型集合住宅はベビーラッシュで、特に来年の4歳児が多いという情報もあります。教育委員会の説明では、場合によっては園区を見直すということでした。兄弟姉妹で別々の幼稚園に入ったり、抽選になってご近所で別々の幼稚園に通うことになったりするのは絶対に避けて欲しいという切実な声が議会にも届いています。当然です。
第2幼稚園で受入れるということになれば、幼稚園バスが必要になるのは明らかで、また老朽化が進む施設の整備も課題です。ふたつの幼稚園は伝統的に保護者の活動が活発で、保育所からの転入を考える際、平日に行われる行事や保護者活動に参加することができないことで不安に感じておられる方も多いはず。受入れ側も、今までと同じ行事はできないのではないかと心配されている様子です。こういうことって、実はすご~く大事なんです。
いずれにしても第一幼稚園の保護者のみなさんにとっては、あまりにも突然のことで、しかも夏休み直前に1回、事後報告的説明会が行われただけ。情報交換の場、意見主役の場を与えないために恣意的にこのようなスケジュールにしたのかと疑いたくもなります。
しかし、とにかく議案が出された限り議員としてできる限りの調査研究が必要で、なんと今回は、たった一日で行わなければなりません。そこで27日(金)午前中は、平野議員、河野議員とともに高槻市の西大冠幼稚園を訪ねました。園長先生や市の職員からさまざまに説明を受け、大切な3つのことがわかりました。目的(理念)、場の設定、人員配置です。
そのどれもが危ういまま、幼稚園のあり方を大きく変える施策が「緊急措置」という仮面をかぶって導入されようとしています。これは緊急でもなんでもなく、大規模集合集宅やまとまった戸建て住宅の建設とともに人口が増えた島本町で、起こるべくして起こった保育の過密です。
午後は議会を通じて依頼していた第4保育所の見学。他のアポイントをキャンセルしてこちらを優先しました。子どもたちのお昼寝中で申し訳なかったですが、3時半には請求していた資料が出され、これによりヒアリング。午後5時には「し尿処理問題の報告会の会場に向かいますから、他に選択肢がありませんでした。
それにしても、です。「生産年齢人口」を増やして税収をあげるといいながら、就学前の子どもの教育と保育環境の整備については、保育所の民営化実現で経費を削減せよと、今なお基本方針に固執している自公民の要望書には驚きました。もっと驚いたのは、「こんなたいしたことない議案を委員会付託するという提案の理由がわからない」という主張に「なんちゃって就労保育」という言葉が飛び出たことです。
島本町の就学前の子どもの教育と保育環境。財政は町政の要ですが、町はお金でできていません。町は人。子どもの教育、保育環境は最重要施策です。川口町政の保育施策、失われた6年に石を投げたのは乾副町長とわたしは思ってます。そのことは評価していますが、「緊急措置」の仮面の先にある保育環境整備が第2保育所の民営化なのかどうか、すべてが不透明で、未確定(未公開?)です。みなさんの傍聴をお願いします。
画像は、西大冠幼稚園の預かり保育室
通常のクラスから移動する子らを
お帰りなさいと迎える家庭的な雰囲気です
場の設定は、とても重要と園長先生は強調されました
園児は、この部屋でクラスとは違う顔をみせるそうです