講演の準備も最終段階に入り、お天気を祈るばかりとなりました。準備段階では、さまざまな生みの苦しみを十分に味わいました。思考の癖、思い癖として、本来は精神的に弱いところがありますが、議員になって、そうもいっておられないことの連続で、お蔭で随分と強くなりました。
さて、綾部市はグンゼ発祥の地だそうです。島本町がかつてニチボウで栄えたことと共通点があると思います。工場は学校、学校が工場というグンゼ創業者の哲学思想のもと、地方から来られた子女を、しつけ、料理、裁縫まで教育されたとのことですが、島本町でも、俳句をはじめあらゆる文化的なことを学び、ニチボウとともに青春と幸せがあったと80代の女性がよくお話してくださいます。
綾部の風土はグンゼという会社の産業思想、平和思想にあると四方氏はおっしゃっています。
大学を卒業してある企業に勤め、配属先は労働組合の窓口、典型的な御用幹部のあり方を目の当たりにして、組合改革を旗印に執行委員に3回立候補されました。徐々に票は増えるが落選、落選で、現場では閑職に配転され、次は当選かという矢先に転勤を命じられ、これを拒否して解雇。不当労働行為であるとして裁判を起こし、約4年半で第1審は勝訴するも2審の高裁で敗訴。
気がつけば8年・・・高齢のご両親がふたりでお住まいの故郷に帰る決心をされ、綾部市で議員になられたのが政治家への第一歩でした。41歳のときに市長選挙に出られたそうですが、このときは実らず、もし当選しておられたら、当時としては全国で最年少だったそうです。
これらのことは、龍谷大学のNPO・地方行政研究コースで院生が綾部市のことを学んだ後、市長を招いて講演会を開催された際の講演録「限界集落を抱えた首長の挑戦(インターネットで公開)を読ませていただき、知りえたことです。わかりやすい内容で、今回の副題「地域の課題に光をあてて」はここからヒントを得たものです。
また、全国市町村議員研修で隣り合った鹿児島県内の女性市議が、あるシンポジウムで四方氏のお話を聴き、最初の5分でその人間的魅力と政治姿勢にひかれたと絶賛されていました。自身の政策とそこに至るまでの過程を、短い言葉でわかりやすく語れる政治家と感じました、とおっしゃいました。
物事を進める上で、政治家は市民を前に自身の政策をきちんと語れなければならない。あるいは止めるときには、その2倍のエネルギーを費やして市民に理解を求めなければならないが、四方氏はまさにそれが出来る方であり、その政治姿勢に深い感銘を受けたと教えていただきました。
引退され、島本町にきていただける幸運に感謝しています。当日、講演前にほんのわずかな時間ですが、島本町内をご案内します。四方氏の目に、わが町はどのように映るでしょうか。講演会には、ひとりでも多くの方に参加していただきたいと思います。お誘いあわせのうえ、お運びいただければ幸いです。お待ちしています。
画像は、楠公さんのクスノキ(7月4日撮影)
さて、綾部市はグンゼ発祥の地だそうです。島本町がかつてニチボウで栄えたことと共通点があると思います。工場は学校、学校が工場というグンゼ創業者の哲学思想のもと、地方から来られた子女を、しつけ、料理、裁縫まで教育されたとのことですが、島本町でも、俳句をはじめあらゆる文化的なことを学び、ニチボウとともに青春と幸せがあったと80代の女性がよくお話してくださいます。
綾部の風土はグンゼという会社の産業思想、平和思想にあると四方氏はおっしゃっています。
大学を卒業してある企業に勤め、配属先は労働組合の窓口、典型的な御用幹部のあり方を目の当たりにして、組合改革を旗印に執行委員に3回立候補されました。徐々に票は増えるが落選、落選で、現場では閑職に配転され、次は当選かという矢先に転勤を命じられ、これを拒否して解雇。不当労働行為であるとして裁判を起こし、約4年半で第1審は勝訴するも2審の高裁で敗訴。
気がつけば8年・・・高齢のご両親がふたりでお住まいの故郷に帰る決心をされ、綾部市で議員になられたのが政治家への第一歩でした。41歳のときに市長選挙に出られたそうですが、このときは実らず、もし当選しておられたら、当時としては全国で最年少だったそうです。
これらのことは、龍谷大学のNPO・地方行政研究コースで院生が綾部市のことを学んだ後、市長を招いて講演会を開催された際の講演録「限界集落を抱えた首長の挑戦(インターネットで公開)を読ませていただき、知りえたことです。わかりやすい内容で、今回の副題「地域の課題に光をあてて」はここからヒントを得たものです。
また、全国市町村議員研修で隣り合った鹿児島県内の女性市議が、あるシンポジウムで四方氏のお話を聴き、最初の5分でその人間的魅力と政治姿勢にひかれたと絶賛されていました。自身の政策とそこに至るまでの過程を、短い言葉でわかりやすく語れる政治家と感じました、とおっしゃいました。
物事を進める上で、政治家は市民を前に自身の政策をきちんと語れなければならない。あるいは止めるときには、その2倍のエネルギーを費やして市民に理解を求めなければならないが、四方氏はまさにそれが出来る方であり、その政治姿勢に深い感銘を受けたと教えていただきました。
引退され、島本町にきていただける幸運に感謝しています。当日、講演前にほんのわずかな時間ですが、島本町内をご案内します。四方氏の目に、わが町はどのように映るでしょうか。講演会には、ひとりでも多くの方に参加していただきたいと思います。お誘いあわせのうえ、お運びいただければ幸いです。お待ちしています。
画像は、楠公さんのクスノキ(7月4日撮影)