一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

金曜サロン・神田真由美女流二段③

2009-09-04 00:43:19 | LPSA金曜サロン
7月31日のLPSA金曜サロンの夕方は、神田真由美女流二段の担当だった。
前局では四間飛車で挑んだが、右四間飛車から巧妙に仕掛けられ、手も足も出ず完敗した。勉強のためと己の意地で、もう1回飛車を振りたいところだが、アマチュアがプロを相手に意地を張ってもしょうがないので、今回は居飛車でいくことにした。
なおこの日は植山悦行七段が所用のため休みで、手合い係はイケメンS氏と大野八一雄七段が務めていた。背後のホワイトボードには大野七段揮毫の色紙が並べられており、女流棋士との指導対局の勝利者賞と聞いた。いや、大野七段との指導対局で勝ち星を得た場合の賞品だったかもしれぬ。
私はこの夜、東京都下の立川で所用があったのだが、イケメンS氏が神田女流初段との対局を早めに付けてくれたので、女流の先生に2局教えていただけることができた。こうしたさりげない配慮が嬉しい。イケメンS氏が、ふだんもキッチリと業務をこなしていることが想像できる。
将棋は相居飛車から私の横歩取りとなった。これに対して神田女流二段は、オーソドックスに飛車を△8四に引く。中原囲いにもせず、△7二金。以下後手から角を換わり、桂を跳ね合ったのが以下の局面である。例によって駒の配置を記す。

上手 女流二段 神田真由美:1一香、1三歩、2二銀、3二金、3三桂、4三歩、5二王、5三歩、6三歩、7一銀、7二金、7三歩、8一桂、8四飛、9一香、9三歩 持駒:角、歩2
下手 一公:1七歩、1九香、2六飛、3六歩、3七桂、4七歩、4八銀、4九金、5七歩、5九玉、6七歩、7六歩、7八金、8七歩、8八銀、8九桂、9七歩、9九香 持駒:角、歩2

ここで上手は△2五歩と打った。対してはふつうに飛車を引くところかもしれないが、私は上手の陣形を咎めたくて、強く▲2五同桂と取ってみた。
以下△2四飛▲3三桂成△2六飛に▲3二成桂が詰めろになるのが、上手の壁形を衝いた自慢の読みで、上手は△6二銀の1手が必要となった。
そこで私の手番となったのだが、上手に△2九飛成が廻ると、△6九飛などの手があり下手が忙しい。現在は2枚換えでいちおう駒得ではあるが、早い攻めが要求されるところなのだ。
ここで私は▲8四桂と打った。△9五角なら▲7七角と打ち返し、△8四角なら▲2二角成で、なんとか指せると思った。
実戦は神田女流二段が別の手を指し、その後も難しい攻防が続いたのだが、なんとか幸いすることができた。
これでこの日は指導対局で2連勝。しかもイケメンS氏の機転のおかげで、立川に向かうには十分な時間ができた。私はサロンを辞したあと、新宿でいったん下車し、8月に沖縄へ行くための、飛行機会社の株主優待券を購入した。
そして約束の時間に、立川で知人と合流。しかし、何か忘れ物をしたような…。あっ、色紙をいただくのを忘れた!! …いや、あれが勝利者賞だったとは正式に確認していない。ただの「飾り」だった可能性もある。ま、色紙はまたの機会ということで。
コメント (5)
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