一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

将棋ペンクラブ幹事と飲みに行った

2009-09-07 00:48:35 | プライベート
7月31日(金)夜に所用があったと以前書いたが、これはその何日か前に、将棋ペンクラブの幹事からメールがあり、飲みに誘われたものである。
友人のいない私に飲み会の誘いがあるのは珍しい。こんなことはいつ以来だろうと考えてみるに、なんと「初めて」だった。
もちろんサラリーマン時代の同僚や、近所の友人と飲みに行ったことはある。ただしそれはあらたまって、という類のものではなく、場の流れからであった。また以前は、高校時代の友人と月に1回は遊びに行っていたものだが、飲み屋に入った記憶はない。
私を飲みに誘った物好きは、将棋ペンクラブ幹事のA氏だった。以前将棋ペンクラブの交流会で、私の拙稿を絶賛してくれた方である。今回は奥様も同伴で、新幹事も同席するという。
場所は東京・立川。A氏のフランチャイズである。午後7時に待ち合わせ。私はLPSA金曜サロンを早めに切り上げ、立川駅ビルの入口で待っていると、まず白皙の青年が現れた。5月に将棋ペンクラブの関東交流会があり、その二次会で席をご一緒した方だ。彼が新幹事だったか。H(イニシャル)です、と自己紹介された。
やがてA氏ご夫婦も定刻に現れ、A氏行きつけの居酒屋へ出向く。ここはなかなか人気の店で、いつもは混雑しているらしいのだが、この日は奇跡的に4人掛けのテーブル席が空いており、そこに座る。
私はビール1杯で顔が真っ赤になってしまうので、アルコール抜きでも構わないのだが、それでは場がシラケるので、ジョッキ1杯だけ付き合わせていただく。まずは乾杯して、皆さんの話を聞く。
まず、A氏はもちろん定職に就いているが、ヒューマンストーリーを題材にした文章を何冊か上梓している、作家でもある。奥様とは学生時代からの付き合いらしい。その奥様も将棋は指すが、まだA氏の棋力には及ばないとのこと。ところが、ここが夫婦のイケナイ点だと思うのだが、ダンナ――A氏が奥様に将棋を教えないらしいのだ。
将棋を介して夫婦の絆がより強固なものになれば、それに越したことはないと思うのだが、ダンナは「弱い人に教えたくない」とかほざくらしい。これはよくない。
プロ棋士同士の夫婦も面と向かって将棋の勉強はしないらしいが、これは奥様のほうが拒否する傾向にあるようだ。
それはとにかく、A氏には、「奥さんに将棋を教えなさいよ」とキツくお願いしておく。
ところでこの奥様、棋力はまだまだだが、A氏の将棋業務の関係で、やたら将棋界の情報に詳しいのだ。「行ちゃん(行方尚史八段)のファンなのォ」と、キュートな声で言う。旦那さまと「行ちゃん」は雰囲気がだいぶ違うが、それがファン心理というものなのだろう。私だって、女流棋士のファントップ3は、キャラクターがまったく違う。
そんな話を聞いていると、店長がわざわざA氏夫婦に挨拶にきた。これはA氏夫婦、相当な常連のようだ。ちなみに、注文したつまみはいずれも美味だった。ただ酒を出すだけでなく、つまみにも手間を掛けないと、客が定着しない時代なのだろう。居酒屋というより、居食屋、という感じだった。
私のほうは、ブログであらかた近況を公開しているので、とくに述べることもない。とか言って、けっこうしゃべらせていただいたが。
ただ私がLPSA金曜サロンの記事をよく書くので、皆さんはサロンに一度足を運んでみたいとのことだった。それならと、8月21日に一緒に行きませんか、と提案する。私もLPSAの皆様にはお世話になっているので、営業の真似事はするのだ。じゃあためしに行ってみましょう、ということでその話はまとまった。
話が前後したが、H氏は、30代前半の若さで幹事となった情熱の人である。棋力は有段には達していないが、将棋に対する情熱は、プロにも負けない。幹事になる条件に、棋力はまったく関係ないのだ。そしてH氏もこれまた、やたらと将棋界の情報に詳しかった。ただ、私のブログで「変態紳士」と的を射たニックネームを付けたのが彼だと聞いたときは、引っくり返った。
さすがにあのニックネームは勘弁してほしいと思ったが、意外なところに犯人がいたものである。まあいい。
将棋ペンクラブは、会員の会費がなければ運営できない。しかし幹事の方々の地道な働きがなければ、ペンクラブが機能しないのも事実である。私は投稿に精を出すくらいだが(といっても、最近はこのブログに将棋ネタを大量投下しているので、もう枯渇しているが)、文章好きの将棋ファンにとって、彼ら幹事に課された任務は重要である。
これからも「将棋ペン倶楽部」の編集に尽力してもらいたい。私は心からそう願った。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする