あなたは何か「共助の組織」に属していますか?
「ボランティア」をしたことはありますか?
そもそも、「共助」と「ボランティア」は同じだと思いますか?
それとも違うと思いますか?
極和ファシリテーションでは「関係性」というものをとても大切にします。
その観点で言うと、「共助」と「ボランティア」は似て非なるものです。
「ボランティア」は向かい合う関係・・・であり、
「共助」は横並びの関係です。
どちらも困っている人を助けたりすることに代わりはないですが、
「共助」には“助け合う”という意味が存在しますが、
「ボランティア」は“ボランティアする人”と、“される人”が存在します。
どちらが良いとか悪いとかの問題ではなく、
そもそもスタンスの違うものであることの理解が必要です。
3.11の東日本の大震災のときに、
被災地では、どれほどたくさんのボランティアの皆さんに
助けて頂いたことか?
但し、いつまでも助け続けることによって、
被災者の自律心が損なわれていくこともまた事実であり、
だとすると、ボランティアは誰かをただ助けるのではなく
共助の仕組みづくりを担って頂くのが良いのではないかと思います。
実際、極和ファシリテーターが存在した避難場所では、
まさに共助の組織づくりがいち早くなされ、
どこよりも雰囲気の良い避難場所になったようです。
東日本大震災ほど大きな被害ではなくても、
日本では各地で自然災害が起きています。
そのような場面では、「ボランティア」も「共助」もとても重要になります。
なので、一人ひとりがそれぞれの意味を理解し、
すべき役割を担うことが大切になると思います。
1月26日(日)には、横手市で
雪の事故防止を考える“体験型”シンポジウムが開催されます。
横手市では今例年の3倍ほどの積雪量があります。
すでに秋田県全体では雪下ろしによる事故で死亡された方が10名を越し、
重軽傷を含めた人的被害は100名もの数に及んでいます。
建設関係の業者さんは、公共事業に係る仕事を中断しても
雪下ろしを優先するように市から通達を受けているようですが、
それでも依頼してから実際にできるようになるには
1週間もかかっているようです。
また、市役所職員も500名体制で除雪に取り組んでいるようです。
このシンポジウムは体験型で、私もファシリテーターとして参加しますので
是非お近くの皆様にはご参加頂ければと思います。