ヨーロッパ南天天文台・ドイツが27日に公開した想像図。
ヨーロッパ南天天文台(European Southern Observatory:ESO)は、ヨーロッパ
14カ国およびブラジルが共同で運営する天文観測施設である。1964年に設立
された。チリにある天文台を運営している。
本部はミュンヘン近郊のGarchingにある。ラ・シヤ天文台、パラナル天文台、
チャナントール天文台がおもな施設である。
2月に見つかった惑星「グリーゼ667Cc」の日没を描いた想像図
である。
グリーゼ667Ccは、地球から約22光年にあるスーパーアース(巨大地球型惑星)
で、質量は地球の約4.5倍。
Ccを発見したカーネギー研究所とゲッティンゲン大学の研究者は、「Ccはこれ
までに見つかった惑星の中で、液体の水を持つ可能性がもっとも高い」と指摘
する。
空左の大きな明るい部分が太陽に相当する「グリーゼ667C」、
赤色矮星(せきしょくわいせい)であり、右の2つが恒星「667A」
「667B」だ。
ちょっとわかりにくいのだが、この3つが「三重星系」を構成して
いて、「667C」が中心の星で赤色矮星ということなのである。
Ccは赤色矮星「667C」の惑星である。Ccは667Cのハビタブルゾーン(生命
居住可能領域)にあり、水が存在する可能性がある。
ええーっ!! どうします。
22光年の距離で、こうなんですよ。
今までの生命存在の可能性ありというのは、
気が遠くなるように遠かった。
ウン百万光年、とか。これじゃ、だれも行けない、見られない。
それじゃ、つまらない。
ですよね。
(映像の真ん中あたりの白っぽさと、空の下方の影みたいなもの
は新聞紙面の凹凸のせいです)